グラナダ9時発のバスでマラガへ向かいます。日本のように高速道路の料金所はなく、いつのまにか高速運転になっています。
スムーズでいいのですが、サービスエリアなどがないため、トイレ休憩はありません。グラナダーマラガは1時間半ほどで問題はないのですが、
セビージャーグラナダは3時間。必ず直前にトイレに行っておきましょう。
乗り込む際、「ゴハン」とドライバーに日本語で渡されました。マドレーヌをパンにしたようなものと、水とイヤホン。イヤホンで聞けるものもないけどね。
旅行前の計画では、マラガに着くやいなやロンダに向かい、次の日はカサレスという辺境の小さな白い村へ行くことになっていました。
ぽてちはこの、「アンダルシアの白い村」を見に行くことが主な目的だったので。
しかし、旅も終盤で疲れも出てきて、アンダルシアに入ってからは車中から白い村(いかにもスペインの田舎らしい村!)がいくつか見えたので、
それで良しとしようじゃないか、という消極的な気分になり、次の日にロンダへ行き、カサレスはやめることに決めました。
さて、マラガのホテルは、「バルセロ・マラガ」です。
とても大きなホテル。
モダンなインテリアでした。ブラインドは電動で開閉します。
洗面台は1台(今回、なぜかそこが気になる)。
駅に直結しているので、鉄道、バスともに便利です。駅にはエキナカのお店がいっぱいで、食べることには困りませんでした。
ちなみに2泊目の朝(帰りの飛行機です)が早いので、ホテルの朝食は「無し」です。
マラガはピカソ生誕の地。ピカソ美術館に行きました。
館内は撮影禁止だったので、建物の画像を。宮殿を改装した美術館。スペインらしく、パティオがあります。
これは回廊の天井なんですが、アルハンブラでも見た模様です。スペインの木彫は素晴らしいです。
ピカソの作品が数多くあり、日本語の音声ガイドもわかりやすかった。
そして、この旅最後となるカテドラル。見納めかぁ。
パイプオルガンの下の木彫も素晴らしい。何度見てもカテドラルはスゴい。その時代の人々の意地すら感じます。
マラガは地中海に面した街で、そのせいか解放感があります。こちらは中心部のマリナ広場。すぐそこが港で、遠くに客船が見えます。
やっぱり食べ物の写真が多いなぁ。何かのクロケット(何か忘れた)。コロッケとは違い、パン粉をのっけたグラタンみたいでした。小魚の揚げ物。
なんで同じ日にこんなに食べたのだろう。サッポロビールが珍しくて買ってしまいました。
さて次の日、このバスでロンダに向かいます。もっと小さなバスで田舎の山道を行くのかと不安でしたが、これなら安心できそう。
途中の村。ほらね、白い村です。路線バスらしくて、いったん村に寄って人が乗り降りします。この村、ひなびていてよかったなぁ。
2時間弱でロンダ到着。人口3万を超える、意外に大きな町でした。これは闘牛場。スペイン最古のものの一つ。黄色い土が印象的でした。なぜこんなに黄色い?
ジャーン。これがロンダに来たかった理由。旧市街と新市街がとてつもなく高い橋でつながっているのです。以前、BSの番組で見て、ぜひ行きたい、と思ってました。
こんな深い谷(100mくらいあるらしい)によく橋をかけようと思いましたね。
サンタ・マリア・ラ・マヨール教会。やっぱりイスラムっぽい作りです。ほんとにスペインはイスラムの影響が残る国なんですね。
帰りは疲れてウトウト。でもぽてちはバスではしっかりシートベルト締めています。これがまたよく飛ばすのよ。こわいこわい。
お土産を買って、今夜はスペイン最後の夜。名残惜しいが、相当長い旅でもありました。
次回は総括です。