グラナダのバスターミナルに到着後、明後日のマラガまでのチケットを買ってホテルへ向かいます。
「メリア・グラナダ」です。団体客が多い、大きなホテル。ぽてちはどちらかというともっと小ぢんまりした、クラシカルなのが好み。
洗面台は一つ。
でもプレゼントが置いてありましたよ。チョコレートでした。
さっそく街へ繰り出すと、元気のいい太鼓の音と、女性の声が聞こえてきました。よくはわかりませんが、
女性の権利を主張するパレードが行われているようでした。こういう地元の行事にはなかなか出会えません。貴重です。
しかし、スペインて、もっと暖かいイメージだったのですが、結構寒い。特にグラナダは山の中ということもあり、氷点下になりそうなくらい冷え込みます。
到着を早めたのは、明日訪れるアルハンブラ宮殿の予約券(ネットでは予約のみで、引き換えが必要)を確実に本券に換えておくためです。
これをやっておくと、明日、バスで降りる場所が外れのほうのチケット売り場ではなく(アルハンブラはとても広いです)、直接入場でき、時間の節約にもなります。
リブレリアなんとかというお店で交換してもらうのですが、2、3人並んでいただけで10分くらい待たされました。もう慣れっこになっています。話好きなんですよね。
そして早く到着したため、さらに夕景の撮影もできました。バスでアルハンブラと逆方向の、サン・ニコラス展望台へ向かいます。
どうでしょう。白い雪を頂く、シエラネバダ山脈をバックに浮かび上がったアルハンブラ宮殿。美しいです。この風景を見られただけでもはるばる来た甲斐がありました。
ちなみにグラナダ市内のバスについて。チケットはドライバーから買えます。ボノという、6回つづりのカードを買いました。二人でも使えます(機会に2回ピッピッとタッチします)。
チャージもドライバーに言えばできます。2ユーロのデポジットと書いてあったけど、そのままにしてきてしまった。返金してくれるのでしょうか。
グラナダのバルでは飲み物を頼むととタパスが1個無料で付いてきます。適当に入ったバルで、ワインを頼んだら、3cmくらいの小さなグラスに白酒みたいのが出てきました。
塩麹みたいな味がした。あれはなんだったのか、今だに不明です。
夜、歩き回っていると、こんなお店を発見。スペイン人は生ハムの脚ごと1本買っていって、自分でカットするのでしょうか。
毎度おなじみ、ホテルの幸福の朝食(一日いてもさしつかないくらいです。ぽてち的には)。
オレンジの木が街路樹になっているくらいなので、当然、オレンジジュースは新鮮でおいしい。毎朝欠かさず飲みます。ここのホテルはビュッフェが充実していて、すごかった。
こんなカウンターが3台ほどありました。たしか具材を選ぶとオムレツにしてくれるサービスがあった気がする。
部屋からの眺め。遠くにアルハンブラも見えます。前の家の瓦から草が生えていました。この素焼きの瓦はスペインの特徴です。
いよいよアルハンブラ宮殿に向かいます。アルハンブラバスC3をカルロス5世宮殿で下車。ナスル宮殿の予約時間は9時なので、先にアルカサバ(城塞)を見ておきます。
朝早くて人もまばら。アルカサバの突端の見張り台から後ろを振り返って見たところです。遺跡のようにも見えます。
ナスル宮殿内(ここにアルハンブラの見どころが集中しています)。細かな細工がぽてちのカメラではなかなか捉えられていなくて残念。
アラヤネスの中庭。水がふんだんに使われています。
天井は木製で、透かし模様が宇宙のようです。
ライオンの中庭。
12頭のライオンの口から水が出ています。
二姉妹の間のモカラベ。鍾乳石のような彫刻飾りで、気が遠くなるほど細かい。貴重な体験でした。
アルハンブラは意外にもその面積のほとんどが庭園です。そこらじゅうで職人さんたちが手入れに勤しんでおりました。
散策中、思わぬ出会いがありましたよ。
真ん中にいるのは…リスさん!木からするすると降りてきて、あっという間に見えなくなりました。動物を発見するとテンション上がるぽてちです。
敷地の外の、ヘネラリフェへ向かいます。
夏の離宮だそうで、涼しげでした。
大変きれいに手入れされていて、気持ちがよかった。
そうそう、アルハンブラのラグーナというお店で、この旅唯一の自分へのお土産を買いました。
タラセアという、この地方特産の寄せ木細工のお盆です。飾りとして使ってます。
箱根のに似てます。木を張り合わせたものを薄くスライスし、並べて貼った後、磨いたものです。TVで見て、欲しいと思ってました。
縁の白は骨です。金色は金属(ゴールド?なわけはないか)。安いのはプラスチックだとお店の人が言ってました。こちらは現金払いで115ユーロでした。
お昼にイタリアン(連日フライなどのかわいた食べ物が多く、汁物が食べたくなり、カルボナーラをいただきました)を食べた後、アルハンブラバスのチケットが余っているので、
C2に乗って、サクロモンテと呼ばれるロマ族が暮らす洞穴住居方面へ。
実は循環バスの中から見学しただけ。循環バス大好きです。安い、楽、確実に戻ってこれる。
カテドラルにも行きました。いくつ目のカテドラル?でも見事なんだよねぇ。
そうそう、イベリコ豚の生ハムの画像がまだでした。
厚切りで、肉も脂も熟成された旨みがあります。そして安い。これでたしか4ユーロくらいでした。向こうの皿はホタルイカのソテー。すごい量でした。
真ん中の皿は(食べかけですみません)、オリーブと魚の揚げ物。無料タパス。オリーブは頻繁にでてきますが、おいしいです。瓶詰と違ってかみごたえあり。
グラナダはお店もおしゃれで、スタイリッシュな街でした。また来たい。