初めて夏のヨーロッパを体験して帰ってきました。
それでは記憶が新しいうちに恒例の旅日記の始まりです。
成田出発が午前10時台と早かったので、家を出たのが朝5時40分。すでに結構疲れて空港に到着。
そのうえ、エールフランスのカウンターは長蛇の列。セルフチェックインの機械がずらっと並んでいるにもかかわらず、使えないらしい(事実、できませんでした)。
帰りのニースでは日本語対応の機械ですべて自分でやらされたので、(荷物のタグまで印刷した)なぜ日本でできないのか、理解に苦しみます。
割とぎりぎりで搭乗。さっそく冷たい飲み物をいただきたいところです。
やっぱりシャンパンを頼んでしまう。おつまみは甘くないピーナツバターをまぶした、キャラメルコーンみたいなやつ。
お食事のメニュー。
牛肉を選びました。それと白ワイン。お腹がすいていたこともあり、まずまずでした。
朝食はあまりおいしくなかった。もともとクリームソースがあまり好きじゃないし。
シャルルドゴールの乗り継ぎでまた走らなきゃダメかな、と覚悟していたら、意外にマルセイユ行きは一時間以上、遅れた。
ATMがあったので、ユーロをキャッシング。これが一番レートがいいんです。帰国後すぐに返済した(電話して)ら、
1ユーロ130円だった。銀行での両替はもうしません。
ちょうどサッカーワールドカップの日本ーベルギー戦がフランス時間の夜8時からで、順調だったら後半はホテルで見られたのに。
と思いながらマルセイユ行きの機内でコーヒーと甘くないスナック(クッキーみたいに見えて、しょっぱかった)をいただく。
「マルセイユの空港は、降りてすぐにバス乗り場がある」みたいな情報しかなかったのに、ターミナルを出ていくら探してもバス乗り場がない!なぜだ!
夜も更けてきたので、しかたなくタクシーでホテルへ。フランスのタクシーはバックミラーに料金がデジタル表記されます。オサレ。
オサレはいいけど、いきなりの60ユーロ超えはイタいです。
ラジオからは「ジャポン!シバサキ!サカイ!」と興奮した声に交じって、「ドゥー」と何度も聞こえたので、なんとなく日本が2点勝っているのでは?
え?まさかまさかの?と期待し、ホテル到着後、早速テレビをつけると、ちょうど試合が終わったところだった。あー、そういう結果だったか。
ホテルは旧港にある、「ニューホテル・ヴューポール」。ロケーションは最高です。
テラスつき。
テラス直下に地下鉄入り口。
部屋の広さはまずまずかな。
バスタブがありました。
これはエレベーター。リフトと呼びたいような、古くて小さなものでした。ぽてちは嫌いじゃないです。
さて一夜明けて朝食はいかに。
フランスは一般に朝ご飯は甘いペイストリーくらいで、おかずはあまりないらしいので、ホテルの朝食を付けるかよく考えたほうがいいです。
アメリカンとはいいがたい内容で、2,500円くらいとられるので。
ここのホテルは星★★★だからか、あたたかいスクランブルエッグとウィンナーは一泊目しかなかった。
と、相変わらず食べ物の話が長くなるぽてちです。
さて、マルセイユ観光です。
まずは地下鉄の駅で、メトロ、トラム、バス共通のチケットを購入。10枚つづりの回数券を買いました。
一枚のカードですが、二人で使えます。(刻印機に2回通します)ぽてちはいつも大体回数券を買います。一日券なんかは、よっぽど乗らないと損なので。
最初の目的地は市内のどこからでも目を上げると見える山の上の教会。ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂です。
ホテルの目の前のバス停から60番バスで向かいます。
それにしても、まあ、フランス人の運転の乱暴で勝手なこと!道が狭いせいもあるにせよ、バスの進行を妨げる駐車、割込みは当たり前。
駐車しているクルマがどくのを待っての運行なので、時間がかかる。
やっと金ぴかの聖母マリアが乗った教会に到着。
内部も金ぴかでした。
モザイクタイルの床。
そして話に聞いていた通り、船の飾りや絵が所狭しと飾られていました。航海の無事を祈る気持ちが伝わってきます。
外に出て、山の上から眺めるマルセイユの街並み。
沖には「モンテ・クリスト伯」で有名なイフ島が見えます。
バスで旧港に戻り、マルセイユ歴史博物館へ向かいます。
マルセイユは歴史が古く、ギリシャ・ローマ時代から各国との交易が盛んで、それゆえ各国の争奪戦も激しかったことがわかりました。
それにしても、暑い。
歩いていると裁判所前に池があり、涼しげでした。さてそろそろお昼です。
シェ・トイノーという、有名(らしい)お店に入りました。
セルフサービスと注文を組み合わせて、まずはアンチョビのディップと野菜。
巨大な器に盛られた貝たち。真ん中の丸いのはなんだろう。でも白ワインともよく合い、新鮮でおいしかった。
そしてフィッシュアンドチップス。すごい量でした。魚が地物ではないようだった(鮭)のが残念。でもおいしかった。
午後はおみやげのマルセイユ石鹸を買いに行きました。おみやは最後にまとめて載せます。
回数券が余りそうだったので、ぽてち得意のバスで市内をぐるぐる周る作戦です。
パニエ地区という、下町を巡ります。活気があって、観光地とはまた違った雰囲気でした。
こんな素朴な教会もあります。
最後は大型客船が停泊する新港を通りました。これで回数券はすべて使い切った。
そうそう、ホテルはこの建物です。一番上に見えている、テラス付きの部屋です。
明日は在来線のTERでアヴィニョンへ向かいます。