ぽてちの「人とはちがうモノ」日記

「人と同じことはしない」ぽてちが選んだ、いろいろなモノたちのお話。

南仏の旅 4.アルル

2018-07-18 10:27:00 | 

毎度のことながら、よく歩く旅です。炎天下、一日平均1万7,000歩、距離にして10km歩いてます。ペットボトルの水携帯は必須です。

 

フランスは国鉄のストライキ中らしく、ネット予約したニースまでのTGVが運休にならないか、気が気ではありません。

今日もアルルへ行ってこようとしたところ、便数がやたら少なく、帰りの列車は午後1時半の次が4時半までないのです。しかもバスで50分もかかる

(列車だと20分)。不安をかかえたままアルルへ。

 

駅前から市街まで無料の巡回バスが出ていて、便利です。インフォメーションセンターのそばで降りて、観光開始。

 

ここは古代劇場です。チケット売り場で、好きな名所4か所と博物館1か所を選べるパスを購入。あと3か所回れます(暑いので、遠い博物館はパス)。

ちなみに回った場所はすべて世界遺産です。

 

下からみると雑然としていた劇場も、上から見るとこのとおり。現役で使っているのがわかります。なんと紀元前1世紀に造られたのにね。

 

隣接するのは円形競技場。2か所目です。

 

ローマのコロッセオ同様、こういう目的のために造られたのですね。こちらでは今でも毎年闘牛が行われているそうです。

 

暑い中、イベント用なのか、絵を描く人たちがいました。アルルでは街なかで写真祭が行われていました。夏の南仏は各地で催し物がいっぱいあるんですね。

 

競技場の上は景色がいい。ローヌ川とアルル市街です。

 

さて、お腹も空いてきたので、レストラン探し。

こんな素敵な中庭で食事できる、ラ・ボエームというお店に行きました。日本と違い、日陰は十分涼しい。屋内も冷房していない店が多いです。

 

一番上の「ムニュ」はメニューのことではありません。前菜+主菜+デザートを下のカテゴリから一品ずつ選んで25ユーロ。

二番目の、「フォルミュル」は前菜+主菜で21ユーロ。デザートはいらないので、こちらにしました。

いまだかつて、海外を旅行中、甘いものが食べたくなったことがないぽてち。多分、日本のより甘さが強いスイーツが多いからではないかと思います。

 

ぽてちの前菜です。上にのっているのは温玉ではなく、モッツァレラチーズです。トマトがおいしー。

 

こちらは主人の前菜。セルクル型の中のには、ちいさなエビが入ってました。

 

ぽてちの主菜。牛肉のハーブ焼きと野菜各種。肉は硬かったが味は良かった。そしてじゃがいも。どこの国もおいしい。なぜだろう。

 

もう一つは魚です。スズキだと思います。味が薄かったそうです。以上、ぽてちは満足でした。

 

昼食後、近くの市庁舎の中から地下へ降りて、古代フォーロム地下回廊へ。3か所目。

 

この画像より肉眼ではもっと暗く、足元も良く見えません。そしてすごく広くてすごく寒い。

食糧庫だったのか、避難所だったのか、なんだったんだろう。想像をかきたてる広大な空間でした。

ひと気もなく、肝試しチックだなぁ、と入り口に帰ってくると、物陰から、おじさんに「バァー!」と驚かされました。

そういえば、入るときにもこの辺にいたっけ。お客を一人一人驚かせていたのか、なんてヒマで陽気なおじさん!

 

最後にサン・トロフィーム教会と回廊を見学。これで4か所です。アルルは見どころが集中していて回りやすい。

ロマネスク様式の教会です。

 

「最後の審判」の様子。「キリストの左下には天国へ登っていく人々。右側には地獄に堕ちる人々が描かれている」らしいが、よくわからず。

 

左の怪物に食べられているところはよくわかりました。

 

 

回廊です。柱の一本一本に細かな彫刻がされていました。

 

さて、アルルといえば、ゴッホ、でしょう。有名なはね橋も見たいところですが、かなり離れた所にあり、しかも復元されたものなので、やめました。

かわりに「夜のカフェテラス」のカフェへ。

 

 

 帰りのバスからはひまわり畑も見えました。

 

アヴィニョンに戻って、駅で明日の列車についてちゃんと運行しているのを確かめてからホテルに戻ります。

演劇祭が始まり、大通りはホコ天になっており、ますますにぎやかなことになってました。

 

日が暮れ始めても(大体9時過ぎ)、ずっとにぎやか。

 

 

ちなみにこれがいつもお世話になっている、モノプリです。食料品から衣料品まで扱っています。人気のエコバッグも今回は忘れずに購入。

 

明日はニースを経由してサン・ポール・ド・ヴァンスへ行きます。