旅も後半戦。暑さにめげず、張り切って街歩きに行こう!
この旅2度目のタクシー(最初が高額だったので、これっきりにしたい)でアヴィニョンTGV駅へ。サントル駅とは数キロ離れています。
一見してどこかの会社社屋のようです。
近未来的なカッコいい駅です。
10時2分発、ニース・ヴィル駅行きTGVに乗ります。
駅で買っておいたパンと車内の売店で買ったビール、コーヒーで昼食です。
この列車の最初の停車駅はトゥーロンです。サッカーの国際試合が行われる街ですね。
ずっと内陸を走っていて、このへんからやっと海が見えてきます。
おぉ、バカンス。
さてぽてち達は今日は移動日。午後1時過ぎにニースに到着。→駅からちょっと離れたトラムの停留所でまた10枚つづりの共通チケット購入。
→トラム二つ目のマセナで降りてアルベール1世公園のバス停を目指す→嫌がられつつスーツケースを持ちこみ、バスに乗る→サン・ポール・ド・ヴァンスを目指す。
3時過ぎにホテルに到着というスケジュールです。
サン・ポール・ド・ヴァンスはコート・ダジュールの中でも特に美しい中世の町、人のいない朝、夕がおすすめと聞いていたので、一泊することにしました。
入り口手前には、ペタンク場のある、「カフェ・ド・ラ・プラス」があります。オランジーナのCMや、映画にもたびたび登場する有名なカフェです。
インフォメーションセンター近く。道は狭く、坂がすごい。スーツケースを引くのが大変です。
サン・ポールは芸術村でもあります。数々のアトリエの画像をどうぞ。
まだまだたくさんありました。
さてホテルです。
おぉ、ツアー以外では初めて泊まる、星★★★★★。シャトー・ホテルの「ル・サン・ポール」です。
村の外周道路から中へ入っていく小路。素敵。
続きまして、内部。
レセプションの奥。家庭的な雰囲気。
レセプションの窓からの眺め。赤いパラソルの下で、夕食と朝食をいただきます。
客室。スイートではありませんでしたが、十分でした。ベッドの上にマカロンのプレゼント。
夕食を終えて帰ってくると、ベッドの上や洗面所にバラの花びらが散らされ、ろうそくも灯されておりました。
ほかにもサービスが行き届いており、心地よく過ごせます。
このマシーンのコーヒー、おいしかったです。(これまでがスティックタイプだっただけに)
久々のバスタブ。ゆっくりできそう。
うれしかったのは、ウォッシュタオルとせっけん置き。そうそう、このタオルがないと、体を洗うのが不便なんだよね。
せっけんも、ただ置いておくとつるつるすべるし。この辺が5つ星なんだなぁ。と実感したぽてちです。
まだ夕方なので、街を抜けて村から少し離れたマーグ財団美術館へ向かいます。
ホテルのすぐ向かいにある水飲み場。
墓地も近い。
シャガールのお墓です。サン・ポールゆかりの画家です。
人通りもまばらになり、雰囲気が良くなってきました。
教会では結婚式の最中でした。
村を出て、坂道をてくてく、暑さと戦いつつ上る、上る…。いつになったら着くの?と思い始めてややしばらくたったころ…
やっと入り口に着きました。入場料たしか16ユーロだったと思う。高っ。
ミロです。これ見たことある。
なんとかいう、脳みそばかりがテーマのフランス人芸術家。
冒頭のネコちゃんはこの辺りで寝てました。
ジャコメッティ。
そしてシャガール。
しかし、正直、あれ、これだけ?でした。あんな坂道を上って高いお金出して?みたいな。
ま、気を取り直し、帰路につきます。
上りと別の道を下っていくと、朽ちかけた教会のそばに、
こんなものがありました。いろんな画家が作品を描いた場所を示す看板です。南仏(フランス全土か?)各地にあります。
ここではシャガールがサン・ポールを描いたらしい。
なんと、確かに絶景ではないですか。ベスト・ポジションかも。夕方6時くらいなので、ぽてち達以外だれーも歩いていないし。
独り占めの気分。これはもうけものでしたな。
さて、もう一つ楽しみなことが。
夕食です。ミシュランの星付きだったこともある、このホテルで予約したのです。(予約は宿泊者のみらしい)
ワンピースに着替えて、靴をはき替えて降りていきます。
こちらの人達は外で食事をするのが好きですね。夏でも冬でも。たしかに気持ちいいです。
メニューがよくわからないので(ホント、毎回苦労しました)、ちょっとお高いけどコースにしました(チーズはパスで)。
前菜はカニのサラダです。美味。
フォアグラです。ぽてちはあんまり好きではない食材。でもこれはナッツの香りが良くて、おいしくいただけました。
魚料理。とにかく、すべての料理が、「絶対食べたことはあるが、あまりに意外な使われ方でなんだか思い出せない食材」でできているんです。
これもねぇ。イカだと思う。でもペロッとした食感で、ギョーザみたいなんだよね。とても美味。一番印象に残りました。
肉料理。何かの鳥です。下に敷いてあるのはかぼちゃ。カリカリはよくわからず。おいしい。
デザート一つ目。ラズベリーのシャーベットといちごなど。オレンジ色のはアプリコットか桃だと思った。
デザート二つ目。ぽてちはちょっと限界です。チョコ主体で、上に乗っているのはなんだっけ。レモンだった記憶が…。
濃いコーヒー。別料金です。7時半から初めて、終わったのは11時近かったような。他に3,4組のお客さんがいましたが、
皆さん同じくらい時間をかけて召し上がっていました。
お値段は、二人分で朝食と合わせると宿代より高くなったくらい。ぽてちにしてはかなり奮発しました。
まぁ、一度くらいこんな食事をとらないと、いつもスーパーの総菜やサンドイッチじゃねぇ。
満足して眠れました。
朝食もなかなか豪華でしたよ。
この奥の、夕べと同じ場所でいただきました。
一つ一つが丁寧に作られているのを感じます。
名残惜しいですが、連泊は厳しいので(金額的に、もちろん)、ニースに向かいます。