さて、マルセイユ・サンシャルル駅から、在来線(TERといいます)で、アヴィニョンへ向かいます。
普通はTGVでまっしぐらとか、内陸を通ってミラマス、アルルを経由してアヴィニョンとか、全行程で1時間くらいなのですが、
ぽてちは今回の旅の目的の一つである、コート・ブルー線という、海岸線を走行する路線を利用します。全行程、2時間以上かかります。
マルセイユ・サンシャルル駅です。
SNCFというのはフランス国鉄のことです。ちなみに今のところ私鉄はないそうです。
チケットはこの刻印機に忘れずに通しておきます。これをやらないと無賃乗車とされかねません。
車内はこんな感じで、聞いていたほどボロボロではなく、きれいでしたよ。
なんだか海水浴に行く気分です。実際、そんな家族連れもいました。
おぉ、きれいな海。
フランス人は遊ぶために働くのだそう。正解かも。
右端に石造りの橋が見えます。かなりの高さです。
沿線は別荘が多いようでした。プールもあり、海にも近く、ボートも持っているのでしょうね。うらやましい限りです。
ピンク色の塩田を通過後、(写真は撮れなかった)ミラマスで乗り換えて、さらにカヴァイヨンを経由します。
一転、畑が広がります。
日本のようなハウスもあるんですね。この辺りはメロンが採れるそうです。
アヴィニョン・サントル駅に到着。マルセイユよりさらに暑い!
駅を出ると目の前に城壁が広がります。アヴィニョンは城壁に囲まれた街です。城門から伸びているのはレピュブリック通りです。
真ん中を突っ切る大通りで、ホテルもこの通りにあります。
オテル・ダニエリ(星★★★)です。アヴィニョンは明日から演劇祭で、ほとんどのホテルが満室で、ここくらいしか空いてなかった。
なんと冷蔵庫がない。朝食もない。バスタブもない。
洗面器も小さい。ま、しょうがない。ロケーションは最高です。
お腹が空いたので、近くの SUSHI SHOP に迷わず入る。サイドメニューを聞かれてサラダかと適当に返事をしていたら、
白米が来ましたー。寿司をおかずに食べるの?どんだけご飯ずきー?塩でもあればおにぎりにするところですが…。
ご飯自体はおいしかったです。
さて、アヴィニョンはどんな街かな?
とりあえず、時計台広場に向かいます。回転木馬がありました。なぜかこの後も各地で目にします。
時計台広場にある市庁舎です。HÔTEL DE VILLE と書いてあってもホテルではありません。
ところで時計台はどこにある?見回してもそれらしいものはないけど。
ジャーン。後から行く教皇庁の屋上から発見。これでは下からは見えないね。
その教皇庁です。今はバチカンにありますが、その昔、策略で(と解釈しました)一時期、ここにあったのです。
なかなか広大な建物で見学に時間がかかります。しかも暑い!皆さん汗まみれでしたね。建物の中のものは
売り払われてしまったようで、がらんどうでした。かえって広さが強調されてました。
さて、アヴィニョンといえば、やはり…
これでしょう。サン・ベネゼ橋。この写真を撮るため、猛暑の中を山頂の公園まで歩きました。
踊りを踊れるくらい広いかな。橋は壊されたり崩落したりして、途中までになってしまいました。
演劇祭をひかえて、街中、ポスターだらけ。
明日はエクスカーション・ツアーに参加します。クルマがないと行けないところに案内してもらいますよ。楽しみ。