早朝、カイロ空港からルクソールへひとっ飛び。
バスでカルナック神殿へ向かいます。ツアーって、10歩も歩かなくていいくらい近くまでバスが来てくれるんだなぁ。なんて親切なんでしょう。
しかも8人の少人数ながら、大型観光バスなので、一人2席以上使えるゆったりさ。
ルクソールが都だった時代は中王国~新王国で、カイロ近郊の古王国時代から500年以上経っていることになります。
ナイル川をはさんで、東側は生きている人のためのもの、西側は死者の町(ネクロポリス)です。
まずは東岸のカルナック神殿から。これはルクソール神殿(付属施設)の間を(多分数キロあると思いますが)結んでいたスフィンクス参道です。補修工事中のようでした。
カルナック神殿です。大きい。この壁の間を進んでいきます。
100本以上並ぶ石柱群。絵や象形文字でにぎやかです。映画、「ナイル殺人事件」で巨石を落として殺害しようとした現場。
裏側はまだ色が残っているんです。キレイでした。
オベリスク。これらは後日訪れるアスワンから運ばれたらしい。数百キロをナイル川で。さらに遠く、クフ王のピラミッドの石棺や天井の花崗岩も同じアスワンから。
どんだけの距離ですか。どんだけの重さですか。どうやって無傷で建てたんですか。いやはや気が遠くなる。
こんなかわいいスカラベもいました。ほっこり。
さて、午前の部終了後、クルーズ船に乗船します。これからしばらくは船の旅。
4階建てのクルーズ船。船の旅は初めてで、とても楽しみにしていました。
お部屋の中。思ったより狭くなかった。普通のホテルと一緒。3年前くらいに造られた船なので、設備は新しく、きれいでした。
やはり果物が置いてありました。うれしい心遣い。
バスタブあり。リラックスできそうです。
ナイルのクルーズ船のデッキで「ナイルに死す」を読むのが夢だったぽてち。実現しました。ちょうどクルーズの場面を読みながら、あまりの心地よさに
ウトウトしてしまいましたよ。暑くもなく、寒くもなく、風がそよいでいて…。至福の時でした。
大きく見えるけど小さなプール。
さて、船で昼食のあとはルクソール神殿です。
カルナックと似てますね。最初、一対のオベリスクだったそうですが、一本はコンコルド広場に持っていかれたという有名なお話があります。
そういえば、ローマにはたくさんのオベリスクがあったなぁ。盗まれたんでしょうね。贈り物だったのかも。
並んでいる像は建築王、ラムセス二世です。とっても自己顕示欲の強い王様だったみたいです。
石柱もカルナックに似てますな。
こんなお供え物のレリーフが気になる。
牛です。
こちらはツタンカーメンとアンケセナーメン夫妻の仲睦まじい像ですが、後に別の王の名前に書き換えられてしまいました。でも…。
裏をみると、王妃が王の肩にそっと手を添えていて、愛情の深さがうかがい知れます。名前は換えられても、変えられないものがある。
ルクソールの夕日。白い帆船(ファルーカ)が素敵。まだ船出とはならず、停泊してベリーダンスなど、ショーを観ます。