●東京新聞:韓国3議員の国後島訪問 ロシアに支援要請 東京新聞 2011年5月26日
【ウラジオストク、ソウル=共同】韓国の野党国会議員三人が二十四日に北方領土・国後島を訪問した問題で、韓国の在外公館がロシア外務省に対し、議員の国後島行きの航空券確保で協力を正式要請し、これにより訪問が実現していたことが二十五日、共同通信が入手したロシア外務省の文書などから明らかになった。
韓国政府は三議員の行動について「他国の領土問題に関与しない」との立場から政府とは無関係と強調してきたが、在外公館による働き掛けは政府の関与に当たり、日本政府の反発は必至だ。
韓国外交通商省は「国会議員の任務遂行に対する支援としてロシアに協力を要請した」としている。議員らは二十四日朝まで航空券がキャンセル待ちの状態で、渡航が実現できるか流動的だった。
ロシア側文書によると、在ウラジオストク韓国総領事館のユジノサハリンスク駐在官事務所が同日、ロシア外務省サハリン州代表部に対し、ユジノサハリンスクと国後島の往復航空券の確保を外交文書で正式要請した。
議員の関係者は「ロシア側の配慮で航空券が確保できた」と説明。同州代表部のノソフ代表も航空券確保などで「支援した」と認めた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2011052602000035.html
●「実効支配の視察」韓国国会議員、国後島を訪問 2011年5月24日 読売新聞
【モスクワ=寺口亮一、ソウル=仲川高志】竹島の領有権を主張する韓国国会「独島(トクト)(竹島の韓国名)領土守護対策特別委員会」所属の国会議員3人が24日午後、極東ユジノサハリンスクから空路、国後島を訪問した。
韓国議員の北方領土訪問は初めて。
同島を訪れた姜昌一(カンチャンイル)同委員会委員長の事務所によると、3人は前日に露当局から同島訪問の許可証を取得した。地元情報筋によると、国後滞在は往復に使った定期便が整備のために駐機した約40分間。3人は訪問目的をロシアによる実効支配の視察としていた。
同筋によると、3人は、空港の隣接地で建設中の新空港を約10分間視察し、空港や火山を背景に記念撮影した。また、北方4島を含むクリル諸島(千島列島)の開発計画やビザなし交流事業について地元記者に質問した。地元当局者や議員とは会談しなかった。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110524-OYT1T01029.htm
●ロシア 韓国議員訪問で日本を批判 NHKニュース 5月27日
ロシア外務省は26日、北方領土の国後島を韓国の国会議員が訪れたことに何ら問題はないとして、領土問題に絡めてこれに抗議している日本の対応を不適切だと批判しました。
韓国の野党の国会議員3人がロシアのビザを取って、24日、北方領土の国後島を訪れたため、日本政府は「ロシアの管轄権を前提とした訪問は容認できない」として、韓国側に抗議しました。これについて、ロシア外務省のルカシェビッチ報道官は、26日の記者会見で、「外国の国民はロシアの法に沿った手続きを踏めば、北方領土を含めてロシアのいかなる地域でも訪問できる」と述べ、議員らによる訪問には何ら問題はないという認識を示しました。そのうえで「今回の訪問は、ロシアと日本の関係とは関わりのない問題であり、日本側の対応は不適切だ」と批判しました。ロシアはこれまで、北方領土をあくまで自国の領土として開発する姿勢を示し、経済面では韓国を含めた第三国の企業にも協力を呼びかけてきました。今回の韓国議員による北方領土訪問についても、何ら問題はないという姿勢を示すことで、ロシアによる実効支配の強化につなげようという思惑がうかがえます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110527/t10013142471000.html
●国後訪問の韓国議員、日本の独島領有権主張をけん制 2011/05/25 聯合ニュース
【永宗島25日聯合ニュース】日本とロシが領有権を争っている北方領土の国後島を訪問していた韓国の国会議員3人が25日に帰国した。3議員は日本が独島の領有権を主張していることについて、あらためてけん制した。
訪問していたのは韓国国会の独島領土守護対策特別委員会に所属する最大野党・民主党の国会議員3人。 22日に出国し、24日に国後島を訪問した。
帰国後、仁川国際空港でメディア取材に応じた3人は、同じ領土問題でも北方領土と独島は背景が違うと前置きしながらも、「日本はこれ以上、独島の領有権で問題を起こさないことを望む」などと述べた。
同委員会委員長を務める姜昌一(カン・チャンイル)議員は、今回の国後島訪問に日本政府が遺憾の意を表明したことについて、「日本側の一方的な論理」と反発した。
また来月に活動を終えることになっている独島領土守護対策特別委員会については、教科書検定問題が再燃することを念頭に「常設化のための法案を提出する」と述べた。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/05/25/0200000000AJP20110525003000882.HTML
●韓国政府が露に支援要請 国後島訪問の航空券確保 2011.5.25 産経新聞
韓国の野党国会議員3人らが24日に北方領土・国後島を訪問した問題で、韓国の在外公館がロシア外務省に対し、議員の国後島行きの航空券確保で協力を正式要請し、これにより訪問が実現していたことが25日、共同通信が入手したロシア外務省の文書などから明らかになった。
韓国外交通商省は「国会議員の任務遂行に対する支援としてロシアに協力を要請した。政府の立場に変更はなく、別次元のこと」としている。
議員らは24日朝まで航空券がキャンセル待ちの状態で、渡航が実現できるか流動的だった。
ロシア側文書によると、在ウラジオストク韓国総領事館のユジノサハリンスク駐在官事務所が同日、ロシア外務省サハリン州代表部に対し、ユジノサハリンスクと国後島の往復航空券の確保を外交文書で正式要請した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110525/kor11052520470002-n1.htm
●韓国議員の国後訪問 駐日露大使「カードにすることはない」 中国網日本語版(チャイナネット) 2011年5月27日
ロシアのミハイル・ベールイ駐日大使は25日、韓国の国会議員が国後島を訪問した件について、「ロシアが領土問題でカードにすることはない」と述べた。
同日、国後島を訪問した韓国議員が独島(日本名・竹島)の主権を放棄するよう日本に求めた。韓国女性家族省の白喜英(ペク・ヒヨン)は独島を視察、日本側は抗議した。
◆ 「利用する必要ない」
ベールイ駐日大使は東京で開かれた記者会見で、韓国議員3人が24日、国後島を訪問したことは露日間の問題ではない。27日のフランスでの主要8カ国(G8)首脳会議の際に行われるメドベージェフ大統領と菅直人首相の露日首脳会談で、このことが話し合われることはない」と述べた。
「ロシアは韓国議員の訪問を利用するつもりはない。両国首脳がこの件について話し合うことはない」とし、「日本の新聞を見て、今回の訪問を知った。韓国議員の訪問については何も知らない」と語った。
さらにベールイ大使は「長引く露日の領土問題を解決するのに、第3国が介入する必要はないと信じている」とした。
韓国国会独島領土守護対策特別委員会の姜昌一(カン・チャンイル)委員長ら野党議員3人が24日午後、国後島を訪問し、ロシア政府が行っている空港や道路の建設現場などを視察した。北方領土に韓国議員が訪問したのは初めて。
国後島は千島列島の最南端に位置する。日本は国後島、色丹島、択捉島、歯舞諸島のことを「北方四島」或いは「北方領土」、ロシアは「南クリル諸島」と呼ぶ。両国が争っている島々は日本の北海道以北、ロシアのカムチャッカ半島以南の千島列島南部で、現在はロシアの実効支配下にある。
ベールイ大使は、姜委員長一行の訪問は、ロシアの経済パートナーが「南クリル諸島」への開発事業に興味を持っていることを意味するとし、日本側にも開発参加を呼びかけた。
これらの島々に対する主権が損なわれる可能性があることから、日本側はこの「要請」を受け入れていない。
◆日本側の主張 「筋が通らない」
韓国議員はロシアのビザを取得して訪問しており、ロシアの国後島に対する実効支配を認めることになるとして、日本の外務省は24日、韓国外交通商省に「今回の訪問は容認できない」と抗議した。
姜委員長らは25日午前に帰国後、仁川国際空港で記者会見し、「南クリル諸島は第2次世界大戦の結果、ロシア領となったが、独島は日本が敗戦後、韓国が回復した領土だ。両者の状況は異なる」と述べた。
同行した文学振(ムン・ハクジン)議員は「われわれがロシアの許可を得て千島列島を訪問したことを、これらの島々に対するロシアの主権を認めたと解読するのは滑稽だ」とし、張世ファン(チャン・セファン)議員は「第3国の政治家に千島列島を訪問するなという(日本側の主張)は筋の通らないことだ」と語気を強めた。
姜委員長はまた、「日本が韓国の国会議員の活動にとやかく言うのは主権侵害行為とみなすことができる」と述べた。今回国後島を訪問した3人は最大野党・民主党の議員。
韓国聯合通信社は、姜昌一議員らの国後島訪問前、独島を日本固有の領土と明記した新しい教科書を日本政府が承認したことに、東日本大震災で韓国国民の多くが隣国の震災復興のために惜しみない支援の送ったこともあって、韓国国内では怒りの声があがっていたと伝えた。
独島を日本固有の領土と明記した来年度の中学校教科書が3月30日、日本の文部科学省の検定を通過した。また、「日本の領土が韓国に不法占拠されている」と記述した教科書が1つから4つに増えた。
姜委員長は、「今年9月にまた日本の教科書検定の問題が出るだろう。独島領土守護対策特別委員会は来月活動を終えることになっているが、常設委員会にする提案をするつもりだ」と述べた。
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2011-05/27/content_22654983.htm
【私のコメント】
韓国の国会議員3人が24日午後、国後島を訪問した。北方領土に韓国議員が訪問したのは初めてだという。この訪問の目的は何だろうか?
まず、訪問したのは韓国国会独島領土守護対策特別委員会の姜昌一(カン・チャンイル)委員長ら野党議員3人である。3人は訪問目的をロシアによる実効支配の視察としていた。国後島ではロシア政府が行っている空港や道路の建設現場などを視察したという。ただ、国後滞在は往復に使った定期便が整備のために駐機した約40分間。3人は、空港の隣接地で建設中の新空港を約10分間視察し、空港や火山を背景に記念撮影した。この滞在時間は余りに短すぎであり、地元当局者との会談もないなど、余りに内容が乏しい。真に北方領土を視察するのならば少なくとも数日は滞在する必要があると思われる。この訪問は、訪問すること自体が目的であり、現地視察は目的ではなかったと考えられる。
この訪問は微妙な問題を孕んでいる。北方領土問題は日本がロシアと親密な関係を持ち米国に対抗してくることを防止するために米国が作り上げたものであり、それ故に国際法上は日本が放棄した北方領土を日本が領有することを米国は支持している。米国の属国である韓国が北方領土がロシア領であると認めることは米国の世界戦略に対する異議申し立てに繋がるのだ。それ故に韓国政府は今回の訪問を、野党議員の行動であって政府は関知しないと表明しているのだろう。しかし、その一方で韓国政府は外交文書を通じてキャンセル待ちであった国後島への国内航空券の確保を要請している。このことは、今回の訪問を韓国政府が非常に重視しており、事実上の国策であったことを示している。
韓国政府の意図は二つあると思われる。一つは、竹島問題で日本に対する強硬姿勢を示すことで、日本が竹島領有を諦めてくれる可能性に賭けることである。二つ目は、北方領土問題を抱えるロシアと領土問題で手を組んで竹島問題で日本に対して優位に立つことである。ただ、現実にはこの二つの意図は失敗に終わる可能性が非常に高い。日本は竹島問題を韓国をコントロールする手段として温存してきたと考えられるので、韓国が滅亡するまでは譲歩することはないし、韓国が滅亡すれば譲歩する必要が亡くなるからだ。また、ロシアは中国・米国という二つの超大国に対抗する為に日本との友好関係を必要としており、その為には領土問題で譲歩する可能性が十分あり得ると考えられるからだ。東日本大震災の直後に、人道的見地から北方四島を日本に引き渡そうという主張がロシア大衆紙「モスコフスキー・コムソモーレツ」で行われたことはその一貫であろう。一方、ロシアにとって韓国の重要性は著しく低い。韓国は地理的条件から周辺大国に対抗することが困難であり、外交上独自のプレーヤーになれないからだ。
結論を言おう。韓国政府は竹島問題に執着している。韓国国内で竹島が国家のシンボルになっており、もはや日本に返還することが不可能になっているからだ。そして、竹島領有維持と韓国の国家維持という二兎を追っている。諺通り、韓国は二兎の両方を失うことになるだろう。韓国にとって最も賢明なのは、竹島を日本に返還して日韓の軍事同盟を樹立し中国の脅威に対抗することである。この政策を韓国が採ろうとしないのは、伝統的な韓国外交の愚かさの為か、あるいは日本政府の工作員が韓国を支配している為ではないかと思われる。日本としてはこのような隣国指導者の愚かさを徹底的に利用して日本の国益に繋げていくことが望まれる。
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【ウラジオストク、ソウル=共同】韓国の野党国会議員三人が二十四日に北方領土・国後島を訪問した問題で、韓国の在外公館がロシア外務省に対し、議員の国後島行きの航空券確保で協力を正式要請し、これにより訪問が実現していたことが二十五日、共同通信が入手したロシア外務省の文書などから明らかになった。
韓国政府は三議員の行動について「他国の領土問題に関与しない」との立場から政府とは無関係と強調してきたが、在外公館による働き掛けは政府の関与に当たり、日本政府の反発は必至だ。
韓国外交通商省は「国会議員の任務遂行に対する支援としてロシアに協力を要請した」としている。議員らは二十四日朝まで航空券がキャンセル待ちの状態で、渡航が実現できるか流動的だった。
ロシア側文書によると、在ウラジオストク韓国総領事館のユジノサハリンスク駐在官事務所が同日、ロシア外務省サハリン州代表部に対し、ユジノサハリンスクと国後島の往復航空券の確保を外交文書で正式要請した。
議員の関係者は「ロシア側の配慮で航空券が確保できた」と説明。同州代表部のノソフ代表も航空券確保などで「支援した」と認めた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2011052602000035.html
●「実効支配の視察」韓国国会議員、国後島を訪問 2011年5月24日 読売新聞
【モスクワ=寺口亮一、ソウル=仲川高志】竹島の領有権を主張する韓国国会「独島(トクト)(竹島の韓国名)領土守護対策特別委員会」所属の国会議員3人が24日午後、極東ユジノサハリンスクから空路、国後島を訪問した。
韓国議員の北方領土訪問は初めて。
同島を訪れた姜昌一(カンチャンイル)同委員会委員長の事務所によると、3人は前日に露当局から同島訪問の許可証を取得した。地元情報筋によると、国後滞在は往復に使った定期便が整備のために駐機した約40分間。3人は訪問目的をロシアによる実効支配の視察としていた。
同筋によると、3人は、空港の隣接地で建設中の新空港を約10分間視察し、空港や火山を背景に記念撮影した。また、北方4島を含むクリル諸島(千島列島)の開発計画やビザなし交流事業について地元記者に質問した。地元当局者や議員とは会談しなかった。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110524-OYT1T01029.htm
●ロシア 韓国議員訪問で日本を批判 NHKニュース 5月27日
ロシア外務省は26日、北方領土の国後島を韓国の国会議員が訪れたことに何ら問題はないとして、領土問題に絡めてこれに抗議している日本の対応を不適切だと批判しました。
韓国の野党の国会議員3人がロシアのビザを取って、24日、北方領土の国後島を訪れたため、日本政府は「ロシアの管轄権を前提とした訪問は容認できない」として、韓国側に抗議しました。これについて、ロシア外務省のルカシェビッチ報道官は、26日の記者会見で、「外国の国民はロシアの法に沿った手続きを踏めば、北方領土を含めてロシアのいかなる地域でも訪問できる」と述べ、議員らによる訪問には何ら問題はないという認識を示しました。そのうえで「今回の訪問は、ロシアと日本の関係とは関わりのない問題であり、日本側の対応は不適切だ」と批判しました。ロシアはこれまで、北方領土をあくまで自国の領土として開発する姿勢を示し、経済面では韓国を含めた第三国の企業にも協力を呼びかけてきました。今回の韓国議員による北方領土訪問についても、何ら問題はないという姿勢を示すことで、ロシアによる実効支配の強化につなげようという思惑がうかがえます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110527/t10013142471000.html
●国後訪問の韓国議員、日本の独島領有権主張をけん制 2011/05/25 聯合ニュース
【永宗島25日聯合ニュース】日本とロシが領有権を争っている北方領土の国後島を訪問していた韓国の国会議員3人が25日に帰国した。3議員は日本が独島の領有権を主張していることについて、あらためてけん制した。
訪問していたのは韓国国会の独島領土守護対策特別委員会に所属する最大野党・民主党の国会議員3人。 22日に出国し、24日に国後島を訪問した。
帰国後、仁川国際空港でメディア取材に応じた3人は、同じ領土問題でも北方領土と独島は背景が違うと前置きしながらも、「日本はこれ以上、独島の領有権で問題を起こさないことを望む」などと述べた。
同委員会委員長を務める姜昌一(カン・チャンイル)議員は、今回の国後島訪問に日本政府が遺憾の意を表明したことについて、「日本側の一方的な論理」と反発した。
また来月に活動を終えることになっている独島領土守護対策特別委員会については、教科書検定問題が再燃することを念頭に「常設化のための法案を提出する」と述べた。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/05/25/0200000000AJP20110525003000882.HTML
●韓国政府が露に支援要請 国後島訪問の航空券確保 2011.5.25 産経新聞
韓国の野党国会議員3人らが24日に北方領土・国後島を訪問した問題で、韓国の在外公館がロシア外務省に対し、議員の国後島行きの航空券確保で協力を正式要請し、これにより訪問が実現していたことが25日、共同通信が入手したロシア外務省の文書などから明らかになった。
韓国外交通商省は「国会議員の任務遂行に対する支援としてロシアに協力を要請した。政府の立場に変更はなく、別次元のこと」としている。
議員らは24日朝まで航空券がキャンセル待ちの状態で、渡航が実現できるか流動的だった。
ロシア側文書によると、在ウラジオストク韓国総領事館のユジノサハリンスク駐在官事務所が同日、ロシア外務省サハリン州代表部に対し、ユジノサハリンスクと国後島の往復航空券の確保を外交文書で正式要請した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110525/kor11052520470002-n1.htm
●韓国議員の国後訪問 駐日露大使「カードにすることはない」 中国網日本語版(チャイナネット) 2011年5月27日
ロシアのミハイル・ベールイ駐日大使は25日、韓国の国会議員が国後島を訪問した件について、「ロシアが領土問題でカードにすることはない」と述べた。
同日、国後島を訪問した韓国議員が独島(日本名・竹島)の主権を放棄するよう日本に求めた。韓国女性家族省の白喜英(ペク・ヒヨン)は独島を視察、日本側は抗議した。
◆ 「利用する必要ない」
ベールイ駐日大使は東京で開かれた記者会見で、韓国議員3人が24日、国後島を訪問したことは露日間の問題ではない。27日のフランスでの主要8カ国(G8)首脳会議の際に行われるメドベージェフ大統領と菅直人首相の露日首脳会談で、このことが話し合われることはない」と述べた。
「ロシアは韓国議員の訪問を利用するつもりはない。両国首脳がこの件について話し合うことはない」とし、「日本の新聞を見て、今回の訪問を知った。韓国議員の訪問については何も知らない」と語った。
さらにベールイ大使は「長引く露日の領土問題を解決するのに、第3国が介入する必要はないと信じている」とした。
韓国国会独島領土守護対策特別委員会の姜昌一(カン・チャンイル)委員長ら野党議員3人が24日午後、国後島を訪問し、ロシア政府が行っている空港や道路の建設現場などを視察した。北方領土に韓国議員が訪問したのは初めて。
国後島は千島列島の最南端に位置する。日本は国後島、色丹島、択捉島、歯舞諸島のことを「北方四島」或いは「北方領土」、ロシアは「南クリル諸島」と呼ぶ。両国が争っている島々は日本の北海道以北、ロシアのカムチャッカ半島以南の千島列島南部で、現在はロシアの実効支配下にある。
ベールイ大使は、姜委員長一行の訪問は、ロシアの経済パートナーが「南クリル諸島」への開発事業に興味を持っていることを意味するとし、日本側にも開発参加を呼びかけた。
これらの島々に対する主権が損なわれる可能性があることから、日本側はこの「要請」を受け入れていない。
◆日本側の主張 「筋が通らない」
韓国議員はロシアのビザを取得して訪問しており、ロシアの国後島に対する実効支配を認めることになるとして、日本の外務省は24日、韓国外交通商省に「今回の訪問は容認できない」と抗議した。
姜委員長らは25日午前に帰国後、仁川国際空港で記者会見し、「南クリル諸島は第2次世界大戦の結果、ロシア領となったが、独島は日本が敗戦後、韓国が回復した領土だ。両者の状況は異なる」と述べた。
同行した文学振(ムン・ハクジン)議員は「われわれがロシアの許可を得て千島列島を訪問したことを、これらの島々に対するロシアの主権を認めたと解読するのは滑稽だ」とし、張世ファン(チャン・セファン)議員は「第3国の政治家に千島列島を訪問するなという(日本側の主張)は筋の通らないことだ」と語気を強めた。
姜委員長はまた、「日本が韓国の国会議員の活動にとやかく言うのは主権侵害行為とみなすことができる」と述べた。今回国後島を訪問した3人は最大野党・民主党の議員。
韓国聯合通信社は、姜昌一議員らの国後島訪問前、独島を日本固有の領土と明記した新しい教科書を日本政府が承認したことに、東日本大震災で韓国国民の多くが隣国の震災復興のために惜しみない支援の送ったこともあって、韓国国内では怒りの声があがっていたと伝えた。
独島を日本固有の領土と明記した来年度の中学校教科書が3月30日、日本の文部科学省の検定を通過した。また、「日本の領土が韓国に不法占拠されている」と記述した教科書が1つから4つに増えた。
姜委員長は、「今年9月にまた日本の教科書検定の問題が出るだろう。独島領土守護対策特別委員会は来月活動を終えることになっているが、常設委員会にする提案をするつもりだ」と述べた。
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2011-05/27/content_22654983.htm
【私のコメント】
韓国の国会議員3人が24日午後、国後島を訪問した。北方領土に韓国議員が訪問したのは初めてだという。この訪問の目的は何だろうか?
まず、訪問したのは韓国国会独島領土守護対策特別委員会の姜昌一(カン・チャンイル)委員長ら野党議員3人である。3人は訪問目的をロシアによる実効支配の視察としていた。国後島ではロシア政府が行っている空港や道路の建設現場などを視察したという。ただ、国後滞在は往復に使った定期便が整備のために駐機した約40分間。3人は、空港の隣接地で建設中の新空港を約10分間視察し、空港や火山を背景に記念撮影した。この滞在時間は余りに短すぎであり、地元当局者との会談もないなど、余りに内容が乏しい。真に北方領土を視察するのならば少なくとも数日は滞在する必要があると思われる。この訪問は、訪問すること自体が目的であり、現地視察は目的ではなかったと考えられる。
この訪問は微妙な問題を孕んでいる。北方領土問題は日本がロシアと親密な関係を持ち米国に対抗してくることを防止するために米国が作り上げたものであり、それ故に国際法上は日本が放棄した北方領土を日本が領有することを米国は支持している。米国の属国である韓国が北方領土がロシア領であると認めることは米国の世界戦略に対する異議申し立てに繋がるのだ。それ故に韓国政府は今回の訪問を、野党議員の行動であって政府は関知しないと表明しているのだろう。しかし、その一方で韓国政府は外交文書を通じてキャンセル待ちであった国後島への国内航空券の確保を要請している。このことは、今回の訪問を韓国政府が非常に重視しており、事実上の国策であったことを示している。
韓国政府の意図は二つあると思われる。一つは、竹島問題で日本に対する強硬姿勢を示すことで、日本が竹島領有を諦めてくれる可能性に賭けることである。二つ目は、北方領土問題を抱えるロシアと領土問題で手を組んで竹島問題で日本に対して優位に立つことである。ただ、現実にはこの二つの意図は失敗に終わる可能性が非常に高い。日本は竹島問題を韓国をコントロールする手段として温存してきたと考えられるので、韓国が滅亡するまでは譲歩することはないし、韓国が滅亡すれば譲歩する必要が亡くなるからだ。また、ロシアは中国・米国という二つの超大国に対抗する為に日本との友好関係を必要としており、その為には領土問題で譲歩する可能性が十分あり得ると考えられるからだ。東日本大震災の直後に、人道的見地から北方四島を日本に引き渡そうという主張がロシア大衆紙「モスコフスキー・コムソモーレツ」で行われたことはその一貫であろう。一方、ロシアにとって韓国の重要性は著しく低い。韓国は地理的条件から周辺大国に対抗することが困難であり、外交上独自のプレーヤーになれないからだ。
結論を言おう。韓国政府は竹島問題に執着している。韓国国内で竹島が国家のシンボルになっており、もはや日本に返還することが不可能になっているからだ。そして、竹島領有維持と韓国の国家維持という二兎を追っている。諺通り、韓国は二兎の両方を失うことになるだろう。韓国にとって最も賢明なのは、竹島を日本に返還して日韓の軍事同盟を樹立し中国の脅威に対抗することである。この政策を韓国が採ろうとしないのは、伝統的な韓国外交の愚かさの為か、あるいは日本政府の工作員が韓国を支配している為ではないかと思われる。日本としてはこのような隣国指導者の愚かさを徹底的に利用して日本の国益に繋げていくことが望まれる。
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もういいかげん連中に期待し「飴」を与えるのは止めるべきではないでしょうか。
所詮、大韓民国なるものは、逃亡先のハワイから米国が連れて来た李承晩が始祖であるところの傀儡国家に過ぎず、それが彼らの限界なのではとも考えてしまうのですが、いかがでしょうか?
2011-05-28 17:52:54
「中性子線測定器」で土壌を測定してみた!
去る3月28日深夜に福島第一原発よりプルトニウムが漏出したという発表が東電からなされましたが、あれから改善どころかどんどん悪化の一途をたどり、1号機から4号機までメルトダウンが発生、しかも水蒸気爆発が懸念されるという事態にまで陥っています。
一番の問題は、こういう危険な状態を国民に隠し通そうとして「問題ない」を繰り返し、有効な対策を取れたはずの時間を無為にしてしまったことであると考えます。
さらに厄介なのはプルトニウムが放出する「中性子線」は、人体に極めて有害(染色体を損傷させる)上に遮蔽されにくく、しかも通常の測定器では測定できない点です。
しょうがないので風評被害対策として中性子線が測定できる測定器(Newtron RAE-II, シンチレーションカウンター, \357,000-)を購入し、土壌を測定しました。
なお、当日、会場の様子をUstreamにて実況中継を行います(5/29 13:00~)。
http://rikusentai.jp/broadcast/2011/05/post-39.html
今回は5月29日に船橋で開催される千葉イベントのお知らせです。実行委員を務めるのはブログ「悲観的に考え、楽観的に行動しよう」管理人の茂木さんです。
政府や行政が発表している数値は、実際ガイガーカウンターを持っている私が測定しているものと、かなり大きな違いがあるものです。東日本各地の公園や小学校のグラウンドの土をお持ち頂いて、それを調査する事で被曝状況と、政府や行政の発表が「おかしい」という事を知って頂きたいと思います。今回の千葉イベントでは、プルトニウムを測定できる機器を用意しましたので、これで汚染状況を調査する事ができます。
既にバラやタンポポにも奇形が現れていますので、数年後には人間も奇形児が生まれてきてもおかしくありません。家族に疎開を説得するにも、口で説明するよりも、事実データーを見せた方が早いです。大人よりも子供の方が放射能を取り込みやすいので、子供が遊ぶ公園や小学校のグラウンドの土をビニール袋に入れてお持ち下さい。
土の量はおよそ200グラムもあれば十分です。ビニール袋には、日時と採取した場所、学校名などを記入して下さい。千葉イベントは5月29日の13時から2時間。参加費500円、場所は千葉県の船橋市にある、西船橋駅から近いフローラ西船です。申込の受付はメールアドレス、 nozomu.m@gmail.com 宛に氏名、連絡先、参加人数をご記入のうえご連絡下さい。なお、メールの件名は5月千葉イベントとご記載下さい。会場の収容人数に限りがあります、申込はお早めに!
http://gokigen.org/2011/05/post-112.html
民主党の小沢一郎元代表(69)は25日、原口一博前総務相(51)と都内の事務所で会談し、福島第1原発事故への菅政権の対応ぶりについて「このままでは100年の後悔になる」と重ねて批判した。この後の川内博史衆院議員との会談でも、原発事故に触れ「本来知らされるべき情報が知らされないことによって、無用の被ばくをした方がたくさんいる。いま決断し行動しなければならない」と倒閣姿勢をにじませた。復興政策に関しても「増税はあり得ない。脱原発の形でエネルギー政策を転換させるべき」と述べた。
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20110526-781340.html
菅降ろし6・3決戦開始 小沢倒閣宣言&内閣不信任案提出
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110528/plt1105281553000-n1.htm
同意します。ただ、強大な満州族を傲慢な姿勢で見下し戦争で敗北して屈辱的降伏を強いられた李氏朝鮮の愚かさも韓国は引き継いでいる様に思います。単なる米国の傀儡ならもっと巧い外交政策を採れた筈です。
>もういいかげん連中に期待し「飴」を与えるのは止めるべきではないでしょうか。
私は、韓国外交の愚かさに大きな期待を漏っています。愚かな隣国は利用できます。日本は韓国の愚かさを利用して自国の国益を徹底的に追及すべきです。
以前よりこのサイトは読ませていただいていますが、princeofwales様(USS Intrepidは仕留められなくて残念でしたね)がただ淡々と「分析と予測」する姿勢に好感を持っております。檄を飛ばしたりアジるより、実は破壊力がありますし。
>強大な満州族を傲慢な姿勢で見下し戦争で敗北して屈辱的降伏を強いられた李氏朝鮮の愚かさも韓国は引き継いでいる様に思います。
そういえば日清戦争で日本が勝利したときに、なぜか李氏朝鮮国王の高祖がロシア公館に逃げ込んだという故事が思い出されました。
追い詰められると(追い詰められたと認識すると)ロシアに縋り付くというのは、まさに彼らの文化的DNAレベルなのでありましょうか!?
竹島なんてちっぽけな漁業権とメンツで日韓で意地の張り合いをしているだけの価値の無い場所ですが、地政学的な重要性は北方領土の方がはるかに大きいので、そこに権益を持っておきたいとは、いずれの陣営も考える所。
現在の日本における韓国勢力の浸透を生んだのは、自民党とアメリカCIAが大きな要因。
韓国の立地条件からはあまり意味はないでしょう。
大国(独立したプレーヤー)のフリがしたいのかな?
>現在の日本における韓国勢力の浸透を生んだのは、自民党とアメリカCIA
旧社会党は親北朝鮮で反韓国でした。
日本の革新派が韓国に擦り寄ったのは、南京虐殺や従軍慰安婦問題からでしたね。
ソ連が崩壊して自分たちの立脚点がなくなり、慌てて次のメシの種を探した結果だったと理解していますw
当初は、かつて自分たちを非難していた革新勢力が自分たちの側に立った議論をしているという日本側のネジレを韓国言論界も理解していたようです。最近はどうだか知りませんが。
「竹島や国後は紛争地域だ」
と世界中に宣伝してるようなものだ。
これは、本来、日本外務省の仕事だ。
日本外務省は、内心、ほくそえんでいるのではないか?
日本が沖縄で米軍に与えている便宜と同じものを、ロシアは北方領土でも要求してくるはずだ。
①日露地位協定
日米地位協定と同じ条件になるだろう。
当然、北方領土で犯罪・事件を起こしたロシア軍人の身柄引き渡しは困難になる。
②ロシア軍への思いやり予算
日本は米軍に思いやり予算を気前よく払っているけど、俺たちにもくれよ(ロシア軍)
③ロシア軍の移転費用
日本が肩代わりする米軍のグアム移転費用もすごい金額じゃないか。俺たちにもその半分でもいいから頼むよ(ロシア軍)
④千島版V字滑走路
米軍のために、辺野古沖にV字滑走路を造ってやるそうじゃないか。俺たちにも同じやつを頼むよ(ロシア軍)
など、ちょっと考えただけでも、目白押しである。
菅政権は、ここまで考えて、ロシアと領土交渉しているのか?
原発への給水ですら、「続けたのか、止めたのか」、しどろもどろで、まともに答えられない、バカ内閣に出来る訳ないだろ。