マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

第44回プロムナード・コンサートのお知らせ

2017-11-04 23:53:19 | ラ・プロムナード・ミュジカル
風邪をひいてグズグズしているうちに、12月9日の第44回プロムナード・コンサートまで5週間となってしまいました。
年4回の開催月を、3、6、9、12月とほぼ固定しているので、その季節にふさわしいものを入れようと思うと、どうしても12月はクリスマス関連を考えることになってしまいます。
クリスマスソング以外でクリスマスらしく、なじみのある曲というのは意外にないのです。
ピアノ曲でもクリスマスにちなんだ曲はありますが、すでに過去に弾いてしまって、毎回同じというわけにもいかず、シューベルトのアヴェ・マリアをリストがピアノ独奏用に編曲した曲を弾くことにしました。
以前にも検討したことがありますが、楽譜を見て弾く気力を失った…のですよねぇ。
ややこしいのですよ。
メロディをわかりやすくするため3弾譜になっていて、弾ける方の手でメロディを取るのです。

今回は早めに検討したし、メインで弾くブラームスは学生時代に弾いた曲なので、全く新しいというわけではなく、多少ゆとりがあるかな…ということで弾くことに決めました。
いい曲なのですよ。
私としては原曲の歌よりこちらの方がいい…と思っています。
リストの曲の構成の仕方のすばらしさも感じられて、感動の曲です。
感動的に弾きたいものです。

ブラームスは、後期の小品集から、作品76の内からカプリッチォだけを4曲弾きます。
重厚な曲で、派手さはありませんが、心にしみるいい曲ばかりです。
少し暗い感じなので、最後は明るく行こうと、モーツァルトのトルコ行進曲をジャズ風にアレンジされた曲を弾きます。
ファジル・サイ氏が編曲した曲です。
この曲は、雄倉恵子先生が毎年のリサイタルのアンコールで演奏されていて、楽しい感じで盛り上がるのですよね。

ソロ以外には、大学の後輩で、姫路出身の要浩子さんと連弾をします。
以前にやっていたアンサンブルグループ「ウィンド・パステル」の第1回で、サン=サーンスの動物の謝肉祭を2台のピアノとエレクトーンでやった時に一緒に演奏して以来です。
要さんは東京在住なので、今まではなかなか合わせる機会もなかったのですが、アンサンブルがとてもやりやすいのです。
曲は、パッヘルベルの「カノンニ長調」とフォーレの「ドリー」から4曲弾きます。
私自身もとても楽しみです。

他には、ソプラノの青木智子さんと、ヴァイオリンの伊藤愛梨さんが、結婚されてジョンソン愛梨さんとして出演してくださいます。
なかなか楽しみなプログラムになっていると思います。
年末で皆さん慌ただしい時期ですが、ぜひお時間を取っていただけたら…と思います。

第44回プロムナード・コンサート
12月9日(土)10:00~11:30
イーグレひめじあいめっせホール
入場料無料