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マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

アンサンブルの醍醐味は…

2017-11-23 23:30:26 | コンサート
昨日のみなとみらいでの2台のピアノのコンサート、私が聴いたのは後半だけで、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカからの3楽章」とラフマニノフの「組曲第2番」でした。
イヤぁ、彼らだったらこんなもんじゃないだろ!というのが正直な感想です。
曲の面白さを十分表現しきれていないように思いました。
もっと面白いはず…。
ピアノが2台となるとけっこうな音響ですが、ゾクッと来るような感動はありませんでした。
ペトルーシュカの方は、よく合っていましたが、こんな曲だったかなぁ、もっと躍動感が欲しい…と。
ラフマニノフの方はテンポ感と言うか音楽感と言うか、何かチグハグで、2台ならではのピタッと合う快感みたいなのがなかった。
私も弾いたことがあるので、良く知っているのですが、もっと感動的なはず…と。
コンサートは、難しい曲をあんなに弾けて素晴らしい…ではなく、感動できて心豊かになるものであってほしいですね。
それぞれが忙しい中に、大曲ばかりの2台のピアノ…なかなか厳しいですね。

来年、私も2台のピアノをする予定にしているので、やはり心して取り組まないと…という思いを強くしました。
若い頃は会場に恵まれたこともあって、2台のピアノはしょっちゅうやっていましたが、合わせるのが難しいというようなことはなかったのですけどね。
まぁ、何度も合わせる練習はしましたけど。
でも、アンサンブルは楽しいです。
エレクトーンとのアンサンブルもやめてしまって、最近は専ら連弾だけになっていましたから、また2台ができるのは楽しみなのです。

今度はコンサートのはしご

2017-11-23 00:57:58 | 日記
昨日の美術展に続き、今日はコンサートのはしごです。
同じ日になってしまってどうしようかと思ったら、幸いにも時間が少しずれていて、おまけに会場も同じ電車路線で、20分弱で行けるところ…となれば、両方行ける…と。
まずは、みなとみらいホールで、菊地裕介氏と関本昌平氏による2台のピアノのコンサート、その後、大倉山記念館ホールで、雄倉恵子先生のリサイタルでした。
幸いにも、2台のコンサートの方は後半だけだったので時間が短く、雄倉先生の方は癒しのような演奏で、2つのコンサートをはしごしても疲れはありませんでした。
それに、美術展と違って、自ら動くわけではないですから…。

朝、三男が急に来るという連絡をしてきて、時間があるならコンサートに一緒に行こうということで、雄倉先生の方には一緒に行きました。
今年のプログラムは、いきなりムソルグスキーの「展覧会の絵」で始まりました。
曲ごとの様々な感情がよく伝わってきました。
後半のシューベルトとショパンの演奏も、ホントに心地よく音楽に集中できる演奏でした。
あまり知られていないシューベルトの、3つのピアノ曲より第2曲D.946-2はホントに心に染み入る曲で感動でした。
ショパンは軍隊ポロネーズと同じ作品番号の4番の2曲でしたが、特に私が9月のプロムナードで敬遠した4番の方は、こんないい曲だったんだと思わせられた演奏でした。
最近、準備不足だったり、技巧を見せるかのごとくやたら速いテンポの演奏だったりを聴くことが多くなり、何かなぁ…という思いが続いていましたが、久々にいわゆる音楽を聴かせてもらったコンサートでした。

帰りは大倉山駅前からバス1本で帰れるので、駅前で少し食材を調達して帰りました。
先日、出雲の親せきから送ってもらった野菜がたっぷりありましたから、すぐにできるお鍋を…ということで、海鮮類を。
…で、お鍋は。

出汁から作ってくれましたが、料理人だけあって何か入れ方もきれい…かなぁ…と。
野菜たっぷりでおいしく食べましたが、ちょっと食べたらすぐお腹いっぱいになってしましました。
昨日の残りのコロッケもあったし…。
三男はケーキや和菓子やチーズが好きですから、冷凍庫に残していた私の誕生日の時のケーキも食べてくれて、やっと処理できました。