1月22日
弊社プロストワインハンデルのあるリューデスハイムからローレライの町ザンクト・ゴアスハウゼンまでは、ライン下りの中でももっとも風光明美なところです。読者の皆様の中にもこの遊覧船に乗られた方も少なからずおられるかと。
今月の10日頃から1週間ほど、雪解けと大雨のためライン河の水位が上がりました。
そして、
ニュースによると、1月13日ローレライの付近でドイツの貨物船が横転沈没し、乗組員4名のうち2名が行方不明だそうです。
現在、ライン河の水位はほぼ正常に戻りましたが、カウプーザンクト・ゴアスハウゼンの間が運航禁止になっております。
どのくらいの距離かと言いますと、
リューデスハイムからカウプまでが全体の約4分の3、最後の4分の1程度が運航できません。
ライン河だけではなくライン右岸の川沿いの道も、転覆した船を撤去する作業のため、その区間だけ通行止めになっております。
もちろん迂回路が設けられており、通常でしたら10分弱で走れるところが、20分ほど要します。
本日、交通状況など確認のため現地に行ってまいりました。
事故現場は、ローレライの付近ではなくまさにローレライの真下です。
ローレライの岩の元に入り江を形作るように堤防が伸びており、その先端にはローレライの艶やかの銅像が鎮座しています。
このローレライの銅像の、まさに目と鼻の先。
はっきり言って近すぎるのです。
かの船乗りたちは、
ローレライの美しい姿に魅せられたのか?
本当に歌声が聞こえたのだろうか!?
ローレライの岩の上まで行って、静かに流れるライン河を見下ろし耳を澄ませていました。
交通を規制している警察官に確認したところ、沈没船の撤去にはまだ1週間ないしそれ以上(何日かかるか分からない)の時間がかかるそうです。
そして
その間はライン川沿いの、カウプーザンクト・ゴアシスハウゼン間約8キロの道路の通行止めは続くとのこと。
イプシロン