もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

ミュシャとおとぎの国の姫君たち

2022-08-11 09:10:27 | ぷ♂の日記
さて、今回行ってまいりましたのは、夏休みから始まった新展示。
題して「ミュシャとおとぎの国の姫君たち」というものらしいのですが、さて…???

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届いたDMはがきでこの企画を知ったとき、
「あれ?いうほどミュシャっておとぎ話関連の絵を描いてたっけ?」
と、そう思ったのですが、なるほどなるほど…

彼はポスターでデザインで有名になる前には、ちょっとした売れっ子の挿絵作家であったのでした。
そしてまた、それは各場面はもちろんですが、登場する様々国々の姫君を印象的に描いておるので、
そういう意味ではなるほどなと。

そんなわけで今回は、出版物の展示が中心かなと思っていたのですが、意外や意外。
展示室のの一発目から意表を突かれてびっくり!
以前も、いきなりポスターで彩られたパリの街角を再現していたので驚いたのですが、
今回はなんと、
「ここは1867年パリ万博のボスニア・ヘルツェゴビナ館?!」
それはミュシャが壁画やデザインを担当したパビリオンでなのですが、現物はすでに失われ、残された写真も色あせたものが数点あるのみ。
それをいまここで、大型のタペストリーや現存する下絵などで見事に再現!
前述のように、もう目にすることができないものだけにこれは嬉しい!
だからまずはここでしばしその空気に入り浸る。

その後順番に展示作品を眺めて歩くと…
なるほど、これらはいわゆる「おとぎ話のお姫様」だけではなく、さまざまな(人間、妖精、神など)なイメージとしての女性像全体を意味するのだな、と今回の展示内容をやっと理解。
ですから、そういう意味では最も一般受けするであろう展示内容ではないだろうか?
そう思いながら進んでいると、次第に背後が賑やかになってきて、振り向けばそこそこの数の親子連れ。
なるほど今は夏休み。
それを狙っての今回の展示内容なのかもな…
そんなことを思いながらも順に進む。

ほかの美術館ではまず見れないだろうなという貴重な下絵やラフ、油彩画などを楽しみながら次の展示室に入ると、
今度はガラッと雰囲気が変わり、予想通りの印刷物が中心。
でも、よく見るとと、いつものようにガラスケース越しに現物がポンと置かれているのとは少し違う。
見れば、各ページがばらばら、普段は見れない全内容を見ることができる!
なんだこれ?!わざわざ貴重な本をばらしたのか?!

実は今回、この本の修復作業に当たり、一度全部ばらす必要があったため、
それならばと、こうしてすべてのページを一気に展示して売れているのだとか!
なという嬉しい心遣い!

そんなわけで、出版物と言えどもやはり当時ものの実物。
普段目にする写真や画像とは全く違う!
一点一点食い入るように眺めていたら、あっという間に時間が過ぎました。

またとても巨大な絵本のレプリカもあり、これにはびっくりで、
つい、周囲にいる全く関係ない入館客さんに、「すごいですよね。、これ!」と言ってしまいそうになりました。
でもあとで思うと、たぶんこれは夏休みチビッコ企画であったんだろうな。
(なのに、まんまとはまってしまった!(=^^=)ゞ)


いや~、今回の企画は本当に気合が入っているし、手が込んでいる!
そんなわけで、毎回毎回楽しいのですが、ここ数回は本当に素晴らしく、ボルテージも上がりっぱなし!
こりゃ夏休みのチビッコ企画なんかじゃないぞ!
全国のミュシャファンの方々ぜひぜひお越しください!
と、近隣に住む幸運をかみしめる私でありました。

(*^人^*)

またミュシャ・ラボと改名された第二展示室は今回も絶好調。
前回の作品スタイルの考察に続き、今回はその魅力の秘密を「色と線」という観点から注目。
実物大のレプリカ作品などを駆使し、印象的な配色の抽出や、各線画の太さを変えてみたバージョンの作成などで、
一目見てすぐに、その色、線の効果を判別、理解できるというありたく楽しい試み。
う~ん、最近ここ本当に面白い!
眺めて、読みこんで、ここでも結構時間を過ごしてしまいました。


なお、館内ではいくつか撮影可能スポットがあり家族連れだと記念写真を撮るにも最適でいろいろ迷えます。

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ウミロフミラー前だと自撮りもできる!

またレプリカ中心のミュシャ・ラボならば作品はもちろん説明文も撮影OKなので、
家に戻ってからじっくり楽しめ大変うれしい!

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とても凝ったレプリカ風のパズルで楽しみこともできるし、

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もちろんミュシャ美人もずら~り勢ぞろい!



で、そんな中、私の推しは昔からこの方。

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連作、四つの星の月さまであります。


皆様方の推しも絶対いると思いますから、この夏はぜひミュシャ館へ!

ヽ(^∀^)ノ

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堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)
コメント
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