りりぃが立った！～じいちゃんとりりぃ➂～

「わぁ～い！お出かけ～♪」

でも今から行くのはお医者さんやで？



「しゅん…」


この日以来ほぼ寝たきりとなったりりぃさん。
それでも処方してもらったお薬のおかげで完全な寝たきりにはならずに済んでおります。
調子のよいときは寝床で半身を起こしたりしていますし、
おトイレも補助をしながらきちんと済ますことができております。

さて、そういうわけで、先日も奥さんがお医者さんへ連れて行きました。
1週間ぶりに調子を見てもらいお薬をもらったのですが、
「おそらく、もう歩くことはできないと思います。」
という診断結果。

というのも、この子の場合、単に足腰が弱ったというだけでなく、脳の障害からくる神経障害が原因であるから。
（一昨年の夏の発作が直接の原因であると思われます。）
それでも、まだ自分でしっかりご飯も食べるし、補助すれば歩くこともできます。

さて、そういうわけで無事診断を終えお薬をもらって帰路についた奥さんとりりぃさん。
で、じつはこの日はタイミングよくじいさんのデイサービスが休み！
だから、二人はそのまま寄り道し、久々の対面を果たせたのです♪

良かった♪よかった♪


そしてその夕方、いつものように私が夕飯などの用意のためじいさん宅へ向かったときの話…

「今日リリィが来たやろ？」
「来ました来ました♪」
「あの子も、もう立てなくてほぼ寝たきりやけど、元気やで。」
「え？歩いてましたで？」
「うそっ！」
「ほんとう。私が抱っこした後、床に降りて歩いてましたで。」
「えぇ～？！」

というわけで、帰宅後その話を奥さんにしたところ…

「ほんとほんと、おじいちゃんに抱っこされた後ベッドからずり落ちて、
立ったかと思ったら、そのままスタスタ歩いていたよ。」

ええええええぇ～～！

無論そうして歩けたのはわずかな時間dえ、その後はいつも通りへたり込んで倒れたそうですが、
それにしても、何とまあびっくり！驚き！

これはやはり、じいさんへの愛パワー故なんでしょうか？

きっと、そうでしょうね。



この二人の様子を見ていると、やはりそうだとしか思えません。

（*^人^*）