記憶が無い？ ～お墓での不思議な話～

前回、私が先日お墓で体験したちょっと不思議な話（「鍵が無い？」）をご紹介しましたが、
それをジムでバイト君に話したところ、
「そういえば、僕も3年ほど前にですね…」
とこういう話を聞かせてくれました。

彼は当時大学のクラブ（ラグビー）の合宿を終え、
へとへとになりながらも、車で高速道路を走り家路についていたそうです。
で、高速の出口を出たあたりからプツリと記憶が途切れ、
気が付くとお墓の前で一人ぽつんと立ち尽くしていたんだそうです。
無論本人は
「？！？？」
車は？！と見るときちんと駐車してあるし、
どう考えても､意識をなくしながらも自分でここまで運転してきて、
そして車を止めた後、お墓の前まで歩いてきたとしか思えない。

とても不思議だけれども、そうとしか考えようがない。

そこで彼は、
「そういえばここ数年、クラブが忙しくお墓参りにきていなかったな…」
と、思い出し、反省し、近所の花屋さんまで行き、
お花とお線香を買いお供えしたそうです。

ここまで話を聞き、
「へ～、不思議なこともあるもんやね…」
とか言っていたら、

「いや実はこの話まだ続きがあるんですよ。」
「え？なにそれ？」

そんなことがあった翌年のお盆のこと、
彼はまたクラブの合宿に出かけていたので、
彼のご家族が彼抜きでお墓参りに出掛けたそうです。
そして掃除を終えお線香に火をつけお供えしたところ、
バサッ！
不意にお供えしたばかりの線香の束が半分に折れてしまったのだとか。

線香は確かにもろいので、簡単に折れはしますが、
束になった線香が全部折れるなんてことはまずありえない。
しかも、火をつけてお供えしたものが…

そこで、何か胸騒ぎがしたお父さんが少ししてから彼に電話をかけてみると、
「もしもし…」
電話からすぐに彼の声。
でも本来なら日中は練習中。
だから電話に出るどころか、携帯を手にしているはずもない。
そこで、なぜすぐに電話に出れたのかを尋ねると、
なんと彼は、練習中に足のじん帯を切る大けがをしていたのだそうです。
時間にして、ちょうど線香が折れた時間の頃に。

やっぱ、メッセージだったんでしょうかね？


というわけで、今回のお話も、前回の私のお話も、
実は一緒の墓地なんですよ。
（そういやこういうこと、「お墓で変な音きいた」もあったな…）


さてさて、そういうわけでもうすぐお盆ですよ。
みなさんもきちんとお墓参りしましょうね～。

（*^人^*） なむ～。