兄妹

「おいちに、おいっちに…」



「ん？あれれ？？」



「おにいちゃん！あそこになんかおる！」



「え？どこどこ？」



「動くなよ。動くと気づかれるぞ…」
「うん。わかった。」


とまあ、最近散歩道でこの黒猫兄弟（姉妹？）と出会うことがたまにあるのですが、
たいていこのように、じっとしてくれているので騒ぎにならず助かっております。
おとなしそうな性格と、その見た目が以前うちにいた黒にゃんを思い出させるので、
散歩中にこうして会えるととてもうれしいのです。
だからこの兄弟も、仲良く幸せに暮らせたらなと願っております。

さてさて、一方我が家の兄妹ですが、
生まれてこの方、ほかのわんこたちとずっと一緒に暮らしてはいるものの、
やはり兄妹というのは特別なようで、いつでも、だれよりも仲が良いのです。
特に兄犬のポチは実の母親であるプーに対してもキレることがあったのに、
妹である かりんには、そういうことがほとんどないくらい。
そしてまた、かりんはかりんで、
今回のように何か気になることがあると、まずポチを呼び、
「おにいちゃん！なんとかして！」

こういうやり取りを見ていると、
やはりこの子たちはずっと一緒にいられて幸せだな、とそう思わずにはおれません。

だって、おそらくどの子にも兄弟犬がいたはずで、
それぞれ小さな時に別れさせられてしまっているはずだから。
（その点、ジョイは近所に兄弟がいて一緒に遊べて幸せだったな。）
と、いう感じ。


さてさて、そんなぽち＆かりんなのですが、
ここ数日一緒に散歩で歩くことができません。

というのも、かりんが足を痛めてしまったから！

昨日の朝いつものように散歩に出たのですが、
しばらく歩いたのち、ふと　かりんを見ると、
軽くビッコを引きながら一生懸命ついてきているではないですか！

実は一昨日ビッコを引いていたので、昨日病院へ行くつもりであったのですが、
幸い治まっていた感じだったので安心しきっていて、そのまま散歩に出てしまったのです。

ですので、その後の散歩は無理をさせてはいけないので、
小脇に抱え抱っこしながら行きました。


「あ！ずるい！」
「高い高～い！」

その後すぐ病院で診てもらいましたが、幸い骨などには異常が無いようでしたので、
痛み止めなどのお薬を処方してもらいました。

早く良くなって、兄妹仲良く並んで散歩に出たいね。


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というわけで、それから一週間経ちまして、


「足大丈夫か？」
「うん！」


「におい楽しいか？」
「うん！」

というわけで、またこうして兄妹仲良くお散歩できるようになりました♪


でも今度は…

くまさんがコロンにとびかかって、足を滑らせてしまってから、
少し足を痛めたみたい。

心配事が絶えません…


「吠えたったくまよぉ～！」


「あの子勝手こけたねんもん。」