前回見事に復活したラディウス№10(以下10)ですが、
その復活に際し、パーツ取りとして入手したもう一つの10。
![RIMG1173.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/RIMG1173.jpg)
メッキタンクでゴージャスなんですが、ヘッドが社外品(SVEA製)でしかもコントロール部のない常時開放。
だからまあ、そのヘッドでもいいからこちらも復活させようと思いあれこれしていたところ、
「そうだ!以前入手したままお蔵入りのヘッドがあるじゃないか!」
そう思いだし発掘したのが下左のオプティマス製のサイレントヘッド。
![RIMG1228.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/RIMG1228.jpg)
で、これがお蔵入りしていた理由は、その脚の形状。
見比べると一目瞭然で、一般的なもの(右)に比べ足が長くかつ二種のねじ切り。
おそらく特殊な機種用のものだと思いそのままにしておりましたが、
以来数年間この手のヘッドを見かけたことがない!
だからそれならもういいやということで、今回潔く不要部分をちょん切って、
新たにラディウスさんちへ嫁いでいただこうとそう画策。
そこでサンダ片手に機嫌よくバッサリいったのですが、これが予想外!
断面は単なるパイプであろうと思ったのに、中身がぎっしり詰まった鋳物状態。
これではチューブにつっかえて接続できないので、何とか合うようにドリルで穴を拡大。
![RIMG1251.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/RIMG1251.jpg)
本当はチューブの内部構造に合うように、穴をもう少し大きくしたかったのですが、
これ以上は肉厚が薄すぎて破損しそうな気がしたのでここまで!
で、断面をしつこく磨いて、何とかここまで仕上がりました。
![RIMG1281.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/RIMG1281.jpg)
とはいえ、前述のように、接合部の厚みに若干の不安があったので、
今回は、かなり厚手の鉛ワッシャを作成し、次のようなイメージで対応してみることに。
![ヘッド二種](https://blog-imgs-150.fc2.com/h/i/s/hisuaki/20220312114637aa9.jpg)
オリジナルでは、ヘッドの脚はチューブの隙間にしっかりはまり込むが、
今回は肉厚すぎて隙間より分厚くはめ込めない。
だからその隙間を厚手の鉛のワッシャで圧着し埋め込むという考え。
コントロール付きのヘッドの場合は、ハンドル位置が決まっているので、
その位置でしっかり固定できねばなりません。
こういう場合は、ねじ込むほどに内部で変形密着してくれ、
おまけに、緩み止めの役目も果たしてくれる鉛ガスケットはとても便利なのです。
そんなわけで、さっそくガスケットの作成。
とはいえ、厚手の鉛は打ち抜きづらく、ポンチで叩くとつい力が入りすぎ穴が大きくんりすぎたり、
又は歪んで使い物にならないものができたりします。
ですので、こういう時は、まず必要な内径の穴だけをポンチで打ち抜き、
その後は周囲をニッパーなどでざっとカットし、その後、さらにカット、やすり掛けなどで形を整えるといいです。
そんなわけで、無事ガスケットも出来上がったので早速組み上げてテスト。
![IMG_0540.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_0540.jpg)
よし!絶好調!
![IMG_0549_20220221125237d3e.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_0549_20220221125237d3e.jpg)
てなわけで、晴れて我が家に10が二台!
右は持ち出して遊ぶように、
左は、店かガレージに据え置き、ご飯を作るときに役立ってもらおう!
なお、欠品で困っていた燃料計のふたですが、
とりあえず2台同時に使用することはないので、その都度付け替えることにしたのです。
とはいえ、やはりキャップ無しではいろいろと問題が多いよね?
そこで色々考えて、利便性と手軽さからこういうものを作ってみました。
![RIMG1385.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/RIMG1385.jpg)
ワインのコルク栓、打ち抜いたゴム板、彫刻刀、ポンチ
これらでしこしこと彫り込んで、ちょうどいい加減のところでゴム板をはめ込む。
![RIMG1387.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/RIMG1387.jpg)
よし完成!
![RIMG1390.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/RIMG1390.jpg)
燃料計より一回り小さい大きさで彫り込んだので、
差し込んだのちねじ込めば、コルクに目ネジが勝手に刻まれるって寸法よ!
![RIMG1389.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/RIMG1389.jpg)
柔いコルクでもネジにしっかり食いつけば、
少々のことでは外れない!
見た目の違和感もそうないし、何より脱着が容易なうえに結構しっかり塞げるのが良い!
そういうわけで、使うときはちゃんとしたキャップにし、
保管時はコのコルクキャップをかぶせておくことにしました。
ラジウス№10メッキタンクのレストア ~Restoration of RADIUS№10~
その復活に際し、パーツ取りとして入手したもう一つの10。
![RIMG1173.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/RIMG1173.jpg)
メッキタンクでゴージャスなんですが、ヘッドが社外品(SVEA製)でしかもコントロール部のない常時開放。
だからまあ、そのヘッドでもいいからこちらも復活させようと思いあれこれしていたところ、
「そうだ!以前入手したままお蔵入りのヘッドがあるじゃないか!」
そう思いだし発掘したのが下左のオプティマス製のサイレントヘッド。
![RIMG1228.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/RIMG1228.jpg)
で、これがお蔵入りしていた理由は、その脚の形状。
見比べると一目瞭然で、一般的なもの(右)に比べ足が長くかつ二種のねじ切り。
おそらく特殊な機種用のものだと思いそのままにしておりましたが、
以来数年間この手のヘッドを見かけたことがない!
だからそれならもういいやということで、今回潔く不要部分をちょん切って、
新たにラディウスさんちへ嫁いでいただこうとそう画策。
そこでサンダ片手に機嫌よくバッサリいったのですが、これが予想外!
断面は単なるパイプであろうと思ったのに、中身がぎっしり詰まった鋳物状態。
これではチューブにつっかえて接続できないので、何とか合うようにドリルで穴を拡大。
![RIMG1251.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/RIMG1251.jpg)
本当はチューブの内部構造に合うように、穴をもう少し大きくしたかったのですが、
これ以上は肉厚が薄すぎて破損しそうな気がしたのでここまで!
で、断面をしつこく磨いて、何とかここまで仕上がりました。
![RIMG1281.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/RIMG1281.jpg)
とはいえ、前述のように、接合部の厚みに若干の不安があったので、
今回は、かなり厚手の鉛ワッシャを作成し、次のようなイメージで対応してみることに。
![ヘッド二種](https://blog-imgs-150.fc2.com/h/i/s/hisuaki/20220312114637aa9.jpg)
オリジナルでは、ヘッドの脚はチューブの隙間にしっかりはまり込むが、
今回は肉厚すぎて隙間より分厚くはめ込めない。
だからその隙間を厚手の鉛のワッシャで圧着し埋め込むという考え。
コントロール付きのヘッドの場合は、ハンドル位置が決まっているので、
その位置でしっかり固定できねばなりません。
こういう場合は、ねじ込むほどに内部で変形密着してくれ、
おまけに、緩み止めの役目も果たしてくれる鉛ガスケットはとても便利なのです。
そんなわけで、さっそくガスケットの作成。
とはいえ、厚手の鉛は打ち抜きづらく、ポンチで叩くとつい力が入りすぎ穴が大きくんりすぎたり、
又は歪んで使い物にならないものができたりします。
ですので、こういう時は、まず必要な内径の穴だけをポンチで打ち抜き、
その後は周囲をニッパーなどでざっとカットし、その後、さらにカット、やすり掛けなどで形を整えるといいです。
そんなわけで、無事ガスケットも出来上がったので早速組み上げてテスト。
![IMG_0540.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_0540.jpg)
よし!絶好調!
![IMG_0549_20220221125237d3e.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_0549_20220221125237d3e.jpg)
てなわけで、晴れて我が家に10が二台!
右は持ち出して遊ぶように、
左は、店かガレージに据え置き、ご飯を作るときに役立ってもらおう!
なお、欠品で困っていた燃料計のふたですが、
とりあえず2台同時に使用することはないので、その都度付け替えることにしたのです。
とはいえ、やはりキャップ無しではいろいろと問題が多いよね?
そこで色々考えて、利便性と手軽さからこういうものを作ってみました。
![RIMG1385.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/RIMG1385.jpg)
ワインのコルク栓、打ち抜いたゴム板、彫刻刀、ポンチ
これらでしこしこと彫り込んで、ちょうどいい加減のところでゴム板をはめ込む。
![RIMG1387.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/RIMG1387.jpg)
よし完成!
![RIMG1390.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/RIMG1390.jpg)
燃料計より一回り小さい大きさで彫り込んだので、
差し込んだのちねじ込めば、コルクに目ネジが勝手に刻まれるって寸法よ!
![RIMG1389.jpg](https://blog-imgs-132.fc2.com/h/i/s/hisuaki/RIMG1389.jpg)
柔いコルクでもネジにしっかり食いつけば、
少々のことでは外れない!
見た目の違和感もそうないし、何より脱着が容易なうえに結構しっかり塞げるのが良い!
そういうわけで、使うときはちゃんとしたキャップにし、
保管時はコのコルクキャップをかぶせておくことにしました。
ラジウス№10メッキタンクのレストア ~Restoration of RADIUS№10~
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます