純米燗オヤジの戯言 佐用の酒屋 地酒のDON

「完全発酵の純米酒を燗で呑む文化を普及させたい」そんな純米燗伝道師を自負する酒屋のオヤジ奮闘記。

②商圏・・・・商品構成を変える(佐藤勝人様セミナーより)

2007年09月12日 | 経営セミナー
専門店にこだわる余り、お客様に対して敷居を高くしていることがある。
言い換えると、客層を絞り込みすぎることが、お客様離れを誘発すると言うこと。

ある洋品店の例

社長の愛想が非常によく、接客がすばらしいが、店内には学生服しか目に付かない。
又来店したいと思っても、学生服を買うのは一生に1~3度しかない。
お客様にとっては、社長の人柄を慕って、来店したくても、ほかに買うものが無いので行けない。

そこで、学生服需要ピーク時の2~3月に展示会販売して、1年分の学生服を販売してしまうことにした。
そこで、学生服の在庫が必要なくなったので、店内には本来お客様が日常的に買う下着、タオル、靴下などを中心に品揃え。
そして新たなサービス、24時間受付、30分以内宅配をはじめた。
もちろん、日用消耗品に宅配という不可価値をつけたので、定価販売。
そして、この注文の積み重ねで、お客様の家族それぞれの洋服のサイズ、前回お買い上げの色、デザインなどデータを蓄積して、地域のお客様の固定客化に成功。

本来、お客様は、日用品に対して価格が高い、安いというよりその買いまわりの便利さで買うことを販売者側は忘れているのではないか?
日用品は客寄せ商品として大手スーパーの特売価格にあわせて、赤を切って販売している中小店が多い。
大手は、集客力の高い日用品を特売価格で販売しても、ちゃんとそのアイテムで利益を得ていることを忘れてはならない。
日用品で日銭を稼がないと、どこで稼ぐのかということ。
現にコンビニが定価販売で日用品を一生懸命販売していることでもわかる。

日用品になにかお客様の便利さを追求して付加価値をつければ、定価販売が可能だということ。

また、商品構成と言う意味での発想の転換で1アイテムに1つの価格だけでなくそのサービスの付随具合で段階的に3段階、4段階の価格設定をすることで、その対象顧客を広げることができること。

水道屋さんの例

蛇口修理は出張サービス料込みで3000円
忙しい奥様には、蛇口修理に、ガスレンジ周りの掃除をサービスして4500円
子供が小さい家庭向けに、蛇口修理の余分に蛇口の抗菌仕上げをして6000円
・・・・・・・・等々、1アイテムで地域の客層をもっと深く掘り下げる工夫が必要。


そして、地域の「文化は商人がつくっていく」ということ。

例えば、栃木の宇都宮餃子。
餃子職人の仕掛けで、全国一の餃子消費量を誇ることになった。

このように、あるアイテムの販売比率が他地域に比べて著しく高いというような、その地域特有のの異常値は、商人が自ら作り出すことができるということ。


なるほど・・・・(うむ・・)。

佐藤様、ありがとうございます。
(でも、佐藤様の本を読んで、それから実際にセミナーを聞かないと、私の稚拙な文章だけでは、なかなか理解しずらいとは思いますが・・・・・。)

下記ブログもぜひご覧ください。

佐藤勝人の経営一刀両断 ブログ

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