勢いから、急遽つくってしまった「ぺるけ式トランジスタミニワッターVer3」を。
せっかく1Wも出力があるのに、個人的な使用目的は、あくまでも「ヘッドホンアンプ」ということで、
無駄な使い方のひとつかも。
基板上右上付近に、アンプ出力からヘッドホン用のアッテネータもつけているので、
ケース裏側からスピーカ出力、表側からヘッドホン出力ということに。
ただ、動作しだしたとき、若干気になる点がいくつか。
これが両電源の元の回路図。何か気になって。不思議な回路のような気も、見たことあるような気もして。
ということで書き換えてみると、
やっと納得。GNDと書かれた部分が、実は仮想グランドとなっているので、
その電源を作り出すため、トランジスタ2個使った、安定化電源ということだったとは。なるほど。
手持ちの部品の関係上、トランジスタを指定以外のものを使ったせいなのか、電圧測定すると
あれあれ、という感じになって。
原典では2SC4408を指定されているものの、2SC3421(なにせ選別外品が大量に余っていて)に変更。
冷えた状態(クールブート?)で電源をいれると、ON直後、マイナス電源電圧が-6.05Vになるが、
30秒後には-5.92V付近で安定するものの、1時間ほど動作させて温まった状態で電源OFF後、
電源電圧が1V以下を確認後(巨大ともいえる電源ラインの電解コンデンサが放電)、再度電源を入れると
数秒もかからず元の電圧になるので、面白い傾向があらわれているなぁと。
「たかじん式プロテクション回路・まるは改悪」は完璧に動作しているので、一安心。
ミニワッターの原典どおりに作っても、ポップ音がほとんどしないので、一応必要ないものの、
部品の故障などで出力側に異常電圧がかかることも想定して、ヘッドホン保護ということで
プロテクション回路は「あえて」追加するということで。