1月いらい、何故かしらgooの方にメールを頂きます。
つたないブログを見ていただけるのは、有難いことです。
ブログにはコメント欄がありますので、そちらに書き込んでいただければ、確認も早いのですが
何故かしら大半がgooメールで頂きます。
(正直なところ、このブログにメールが付いていた?事さえ忘れていました)
ただ、大半が1つの事への質問でしたので、まとめて書かせていただきます。
これです。
「超小型・ぺるけ式FET式差動ヘッドホンアンプ Version 3」です。
無理やりに、通常の部品を使ってこのサイズに押し込めた、というか、ケースに合わせて基板サイズを決めて、
その基板上に乗るように作ったというのが正しいのかもしれません。
部品は特殊な物は使用していません。FET、トランジスタは他のぺるけ式ヘッドホンアンプと同じ種類のものですし、
抵抗は金属皮膜抵抗(1/4W、たぶんKOA)で、加工はせず、立てて取り付けているだけです。
電解コンデンサは「ルビコン」を使用しています。選択した理由は、単に容量が大きくて
背が低かったのと、店に在庫があったから、です。
配置は、写真左側上部がヘッドホン出力(ミニジャック)で、左側下部が2連ボリュームです。
右側下部が入力(ミニジャック)で、その上の黒いコネクタ付きの配線が、電源(+15V)用です。
ミニジャックは何も加工せず、そのまま使用しています。
電源の配線は、単に電源ジャックを取り付けるスペースがなかったという単純な理由です。
左側中央部分の白い細い線が、光ファイバーです。本当は直径1mmの物を使用したかったのですが
手持ちがないため、ずいぶん細い物を使用することになりましたが、LEDを
LEDより5mmほど長い黒色の熱収縮チューブで包み、熱収縮させることでLEDの頭の部分に
完全に収縮しきれなかった隙間があきますので、そこに光ファイバーを差し込み、それを写真左側の
フロントパネルに突き刺してLEDの光を外に出すようにしています。
回路的には「ぺるけ式ヘッドホンアンプ」のLEDの取り付け場所と同じです。
ちなみに手違いからLEDは3mm青色となりましたが、予定では赤色でした。
プリント基板は片面0.8mm厚のガラスエポキシ基板を使用しています。
ただし、ケースは1.6mm厚の基板を使用するように設計されていますので、このままでは固定することができませんから
基板の上下の部分に、この基板を作るときの切れ端を瞬間接着剤で張り合わせて、ケースのレールと同じ高さにしているため、
基板が動くことはありません。
苦肉の策というのが本当のところです。
基板裏は、このように込み入っているので、半田付けは面倒ですし、半田ブリッジしていないか
確認する事に手間がかかります。
作るのはそれなりの時間(と忍耐)がかかりますが、ミスから壊すのは一瞬ですから。用心には用心が必要です。
基板裏とケースとの間は2mmほどしかありませんので、極力、足を短くしなければケースでショートしてしまうため、
通常はハンダ付けしてから足を切りますが、ここでは1.5mmほどに足を切ってからハンダ付けして、再度、
足を短くきる事で、トラブルを防いでいます。
ちなみに、ケースと基板裏側との間には絶縁物は挟んでいません。
念には念を入れるのであれば、若干厚手のビニルシートをケース裏側に貼り付けると良いかもしれません。
ケースは若干の小細工をしています。
このケースは上下に分割され、かみ合わせ部分がありますが、その場所に1mm厚のプラ板を挟みこむことで
内部空間を1mmだけ広げています。当然、ビスは3mmのタッピングを使用するように設計されていますが、
ここでは2mmにして、ケース側はネジ山を立てて固定できるようにしています。
内部の詳細な写真を撮り忘れていますが、開けると閉めるのが一苦労なため、よほどの事がないかぎり
開ける予定はありませんので、あしからず。
要望があるのであれば、再度撮りますが。