珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

生保破綻の経験

2008年10月11日 | 日々のこと
大和生命が破綻した。
全然知らない保険会社だが、社屋は鹿鳴館跡地にあるというから、それなりに由緒有る会社なのだろう。

バブル崩壊の折、生命保険会社破綻を経験した。
老後の生活の助けにと協栄生命で年金保険に加入していた。
協栄生命は、「公務員のお客様が多いから絶対大丈夫です」と言われていたのに、確か3番目か4番目に破綻した。
原因は、風評被害のようなものだ。
破綻を心配した加入者が、解約に押し寄せたからだ。

ある朝、新聞に破綻の報道がされていて、やっぱり、と出遅れたという後悔が胸に押し寄せたが遅かった。
解約はもうできない。

それから何年かたって満期が来た。
支払った額は約500万円、契約通りなら、55歳から終身で毎月4万円受け取れるはずだったが、2万円に減額されるという。
10年で元が取れるはずが、20年かかることになる。
75歳までは生きると思うが、月2万ではあまりありがたみはない。
それで一時金で受け取るにした。
返って来た金額は550万円。
生涯月4万円受け取るほうが良いが、仕方が無い。
積立貯金をしていても、あの時期満期500万で50万の利息はつかなかったと思う。
正直なところ、まあいいか、だ。
それでも、年金保険が一番被害が大きいのだそうだ。
死亡保険金、医療費などは、ほぼ契約どおり支払われていたと聞いた。

生保の破綻は、そう深刻に悩むほどのものではないように思う。
もっとも、今の破綻時の契約に対する条件がどうなっているかわからないので、何とも言えないが。