珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

先輩主婦の夫在宅症候群

2009年01月20日 | 日々のこと
年明け早々身内に不幸があって、夫が2泊3日で留守にした。
そのとき味わった思いがけない開放感に、自分でもショックを受けたのだけれど、それにはいささか理由があった。

二人の先輩主婦のことを思い出したからだ。

一人は習い事で一緒だった人で、お互いにもうそこをやめてしまって会うことは無いのだが、たまにメールのやり取りをしている。
この人をAさんとしよう。

もう人は娘が中学のときの同級生のお母さんで、住まいが近いので病院や区民センター、スーパーなどでよくお会いする。
この人をBさんとする。
お二人とも年齢は60代前半だ。

Aさんは、両腕両脚一面にアトピーのような湿疹がでて、夏の外出には白いロング手袋ですっぽり腕を覆わなければならないほどひどかった。

Bさんは、頭痛、めまい、吐き気、その他諸々の症状で、通院しているのだが、自律神経失調症という病名がついている。

これらの症状が出始めたのは、AさんBさんともにご主人が退職して毎日が日曜日になった頃だという。
病院で「夫在宅症候群」でしょう、と言われたとのこと。

Aさんは自分でもはっきりと夫の在宅がストレスになっていることを自覚していて、習い事をしたり、お友達と外出したりと、ご主人と一緒にいる時間をできるだけ短くするようにしているが、それにも限りがあって、なかなか症状は好転しないそうだ。

Bさんは、ストレスについてまったく自覚がないそうで、症状が夫の在宅が原因と言われてもまったく心当たりがないのだそうだ。
「私、夫が家にいるのが嫌だと思ったことは一度もないのに、どうしてかしらね。ほんとうに主人に申し訳なくて・・・」と言っていた。
そういうふうに心が動くこと自体がストレスを重ねているのかも知れない。

お二人に共通しているのは、ご主人への愛情がちゃんとあること。
肉体的にも下り坂の年齢にあって、ちょっとしたことでダメージを受けやすい状態にあること。

同じような条件にある私、夫が毎日在宅したらどうなるか。
多分平気だろうと思っていたのだけれど、今回の開放感でやや不安になった。
うう~む、とりあえずできるだけ仕事を続けて欲しい。
私自身も辞められないだろうな~。