珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

カラスの不運

2011年07月12日 | 日々のこと

庭の雪が解けた頃、家の形をした鳥の餌台を買って来て、ミズキの枝に下げた。

夫が、餌やビスケットを砕いたものと水をそこに置いたら、早速スズメがやって来た。

餌をついばみ、翼をやすめて、雨の日には雨宿りをしている。

なんとも可愛らしい。

ところが、餌を狙ってカラスもやってくる。

餌台は小さいし、屋根が邪魔して、カラスは止まれない。

止まれないけど、止まりたい。

何とかとまろうと、端っこに足を引っ掛ける。

すると、カラスの重みで餌台が揺れて、餌がこぼれてしまう。

それを見ていた夫が、カラスを追っ払いにわざわざ外へ出て行く。

「いいじゃないの、カラスだって鳥でしょ」

と言うと、

「いや、カラスはダメ!」

と、断固として敵視

同じ鳥なのに、カラスは目の敵にされている。

サッカー日本代表のシンボルはカラス。

八咫烏という3本脚のカラスだ。」

神武天皇の道案内をしたという。

きっと大昔から人間に近しい生き物だったのだろう。

それなのに、どうしてカラスは嫌われるのか?

黒いから?大きいから?

確かに、間近でカラスを見ると、その大きさと黒さで、ちょっと怖い

一本道で前方にカラスがいたら、思わず立ち止まってしまう。

でも、嫌われる理由の一番は、ごみを漁るからだろう。

では、なぜごみを漁るのか?

利口で、体力があって、その能力があるから。

スズメなら、せいぜいおこぼれを貰う程度で、漁るまではいかない。

というより、あの小さな体ではしたくてもできない。

とんびもよく上空を飛んでいるけれど、ごみを漁りに降りては来ない。

住み分けができている。

人間の領分に堂々と入り込んでくるカラスは、小憎らしい。

それは、カラスに人間の社会に割り込む能力があるから、と言えるのではないかしら。

それゆえに嫌われるのかも。

とはいえ、カラスはそんなこと気にしないわね。

人間は餌を作り出す道具くらいにしか思っていないのだろうな

 

あ、また庭を横切った。大きな黒いものが、サーっと。

やっぱり、目障りかな~。