珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

北京・故宮博物院展

2011年07月25日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

北京・故宮博物院展へ行って来た。

やっていたのは知っていたけれど、台湾の故宮博物院と勘違いしていた。

台湾のなら現地で見たのでいいや、と思っていたら、新聞の案内では、「北京・故宮博物院展」となっている。

北京へは行った。紫禁城へも行った。

だから、故宮博物院にも行ったはず。

でも、入っていないような気がする。展示物を見たおぼえがない。

ツアーの都合だったのか、休日だったのか、記憶にないけれど、館内には入らなかったのだと思う。

それなら見ようかと、行ってきた。

展示は、宮中の女性達の衣装やアクセサリー、調度品などが中心だった。

どれも豪華で、贅沢な生活が想像させられる。

それにしても、洋の東西を問わず、身分の高さと、身に着ける衣装、装身具の重さは比例するようだ。

あれでは、立ち上がるのも一苦労だったろうと思う。

 

豪華な時計も数々あったけれど、心惹かれたのは蓮の花の時計。

思い出しながら絵に描いてみた。 

青の地の壷にはペルシャ風の模様。

中央が時計部分で、時を告げると同時に蓮の花が開く仕掛けになっている。

描けなかったけれど、開いた花のめしべに上には童子が載っているものもあった。

茎の根元には白い水鳥が数羽泳いでいる。

見ていて飽きないと思う。

もし、どれかあげると言われたら、これを貰いたい。

でも、ほんとうにあげると言われたら、やっぱり一番金目のものを貰うだろうな

 

髪飾りや櫛などにとても綺麗な青い色の部分があって、トルコ石を薄く削って貼っているのかなと思っていたら、カワセミの羽を貼っているのだそうだ。

カワセミって凄い

 

こういう贅沢を尽くした展示品を見ると、いつも思うことだけれど、これらを作るために、莫大な費用がかかったはず。

その負担は民衆の肩にずっしりと圧し掛かり苦しめたことだろう。

でも、今、その贅沢品が外貨を稼いで国を助けている。

そして、また、技術も磨かれてきた。

歴史の中の何ものも、意味があるということだろうか。

少しばかり複雑な気持ちになる