いつものことだけれど、子供達が去った後は何となくやる気が出ない。
軽い空の巣症候群かとも思うけれど、結局は生活のリズムが狂うのだろう。
その狂ったリズムが戻るのに、多少時間が必要なのかも知れない。
幸いなことに、今年はお正月明けからお天気に恵まれている。
これで、お天気が悪くて吹雪なんかが続いたら、気が滅入って寝込んでいたかもしれない。
なんて大袈裟かな。
さて、気を取り直して、美味しかったワインのこと。
年末に放送された「カンブリア宮殿」に、北海道ワインの社長さんが出演された。
そこで紹介されたワインだ。
ワインコンクールで銀賞を獲ったそうだ。
この辺りの記憶は確かではないが、赤は金賞を獲ったけれど、発売と同時に完売したとか。
「今手に入るのは白だけです」ということだった。
小池栄子さんが、一口飲んで
「ああ、美味しいですね~」
と言った一言が忘れられなくて、次の日ヨーカドーのワインコーナーで探してみた。
で、ありました。
1本買って、大晦日に開けた。
香りがすごい!
ぶどうの甘い香りがそのまま立ち上る。
一口飲んだら、本当に美味しい
甘くて爽やか、いくらでも飲めそう。
アルコールが苦手な娘も美味しいを連発する。
でもやはり女性向なのだろう、息子は一口飲んで、「甘いから要らない」といって、ビールを開けていた。
許せないのは夫で、「甘い!」と不満げに言いながら、ぐびぐびと飲む。
御代わりをしようと思ったら、無いじゃない!
私達が香りと味を楽しみながら飲んでいたら、夫が水のように飲み干して瓶を空にしていたのだ。
美味しいと言って飲むならともかく、文句いいながらどうして全部飲むのよ!
あなたにはビールがあるでしょ!
娘と私の猛抗議に一言も無い。
すごすごとビールに手を伸ばす。
遅いわよ!
憤懣やるかたない私達、翌日元旦からヨーカドーへ買いに行った。
息子が愛妻Tちゃんへのお土産にしたいというので、4本購入する。
Tちゃんに1本、その夕食用に1本、2本は私のための買い置きだ。
さて、元旦の夕食、懲りたかと思った夫、しっかり自分のグラスにも注いでいた。
私と娘の冷たい視線にめげて、2杯目はなかったけれど。
素直に美味しいと言えば、お代わりさせてあげたのに。
さてこのワイン、今売り場にあるものが完売したら、それで終わりなのだろう。
ダイエーにはなかったもの。似たラベルの姉妹品はあったのに。
いっそ、買い占めてこようかしら
冗談だけど・・・