珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

屋根の雪が落ちた

2012年01月17日 | 日々のこと

帰宅して車を車庫に入れると、裏へ回って我が家の屋根を見上げてみた。

ここしばらく、日課のようになっている。

そしてため息・・・落ちていない

屋根に積もった雪のことだ。

それが今日は、無い!

今朝出かけるときは30cm以上も積もっていた。

それがきれいに落ちている。

屋根から落ちた雪は、軒下にできた雪山を滑り落ち、道路にはみ出している。

でも、心配したほどではなくて、念のため置いておいた、危険を知らせる赤いコーンの辺りで止まっている。

この屋根の雪に、ここしばらく悩まされていた。

 

昨年、我が家の屋根に積もった雪が、暖かい日にドドドドドドドーという轟音とともに一挙に滑り落ちて、道路を完全に塞いでしまった。

でも、道路を塞いだことはたいしたことじゃないのだ。

ご近所に多少ご迷惑をかけるけれど、片付ければ済むことだもの。

だけど、その時誰かが通りかかっていたらと思うと、背筋が凍る

あの大量の締まって硬くなった雪に直撃されたら、良くて大怪我、死人がでても不思議じゃなかった。

 

以前はこんなことはなかった。

この4~5年だろうか、雪質が変わってきていると思う。

本来はさらさらの雪で、降ってもそのまま屋根を滑り落ちていった。

積もってもある程度になると、ぱさぱさと落ちていた。

道路を塞ぐほど屋根に溜まって一挙に滑り落ちるということはなかった。

それが、最近は雪が湿っているような気がする。

湿って重くてトタンの屋根に貼り付いてなかなか落ちていかない。

東北地方の雪ってこんな感じじゃないのかしら。

これも地球温暖化のせいなのか。

30年以上も住んでいて、今更屋根の雪に悩ませられるなんて思わなかった。

そんなわけで、昨年の夏に、雪が一挙に落ちない方法はないかと、建築屋さんに相談してみた。

最近の家のようにスノーダクトにするのが一番だけれど、この古い家に大金をつぎ込みたくない。

そこで、屋根の先の方30cmほどに電気を流す工事を勧められた。

ロードヒーティングの屋根版というわけだ。

屋根の端っこに電気を流すだけで本当に落ちるの?

半信半疑だったけれど、建築屋さんによると「大概は落ちますよ」とのこと。

それで、物は試し、その工事をやっていただいた。

旅行に行こうと、500円玉貯金箱に貯めていてほぼ満杯になっていた私のへそくりは、その一部に消えた

でも、これで、この冬は屋根の雪の心配をしなくていいのねと思っていたのに。

それなのに、一向に落ちないじゃない

このまま降り積もって、大量の雪が一挙に落ちるんじゃ昨年と同じじゃない。

確かに電気が通っているあたりに雪はないけど、電気が通っていないところの積雪には何の変化もないのよ。

今のうちに落ちてくれなければ意味ないじゃない

降るたび雪は堆く積もり、私のため息は深く長くなる。

一日中胃の辺りがもやもや

もう限界!仕事から帰ったら、プロに雪下ろしを頼もうと決心して家をでた。

それが帰って来たら、きれいに落ちていたというわけ。

ああ~、よかった~

涙が出るほど嬉しい。

胃のもやもやが一挙に晴れた。

これからも雪は降るだろうけれど、とりあえずほっとした。

しばらく安眠できるかも。

それにしても、こんな心配、雪の降らない地方では考えられないだろうな~。

ああ、雪なんか、嫌いだー!!!!