珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

ヴェルサイユの宮廷庭師

2017年03月04日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

「ヴェルサイユの宮廷庭師」を観た。

ルイ14世に仕える庭園建築家アンドレ・ル・ノートルは、ベルサイユ宮殿での造園を

命じられる。

ノートルは広大な庭園を作るため優秀な庭師を募ると、応募してきた中に一人の女性庭師がいた。

それがケイト・ウインスレット演じるマダム・ド・バラ。

秩序を重んじるノートルだが、創造性あふれる彼女の庭造りに魅かれて採用する。 

「舞踏の間」を任された彼女は、良い仲間に恵まれトラブルを乗り越え

ルイ14世を満足させる庭を完成させる。

ルイ14世が、真ん中の円形の舞台に乗って踊りだしたところで、思い出した。

「王は踊る」で、ルイ14世が踊った場所だった。

ああ、ここが舞踏の間だったのね。

ヴェルサイユ宮殿にはいったことがあるし、庭園も観た。

舞踏の間もきっと見たのだろうけれど、おぼえていない。

情けない・・・

 

マダム・ド・バラは、ノートルとの間に芽生えた愛を受け入れて、

まあ幸せを予感させて終わる。

なんだかこう書くと何てことないストーリーだけど、面白かったのよ。

煌びやかな宮廷は見ているだけで楽しい。

ケイト・ウインスレットの美貌はギリシャ彫刻のようだ。

ミロのヴィーナスの顔に色付けしたら、彼女に似ているのではないかしら。

でも、放漫な肉体というべきか、逞しい肉体というべきか、早い話が太目の身体は

肉体労働の庭師を演じて、違和感が全然なかった。

ちなみに、アンドレ・ル・ノートルは実在の人物だけれど、

女庭師マダム・ド・バラは架空の人物だそうだ。

どうも、映画の魅力を上手く伝えられないのだけれど、

この映画、私の好きな映画ベスト10、いや20に入てもいいかな