水彩画サークルの発表会に出品した絵。
ドライフラワーになったバラ。
枯れ行くも華やぎ残す紅き薔薇
ちょっと気障なタイトルをつけてみた。
紅いバラってドライにすると黒くなってしまうのよね。
オレンジ系のバラが綺麗な色のドライフラワーになるそうだ。
小学生だった大昔のことだけれど、
ハワード・カーターがツタンカーメンの墓を発掘したという本を読んだ。
その本によると、
カーターたちが未盗掘の王の墓までたどり着いた時のこと。
石棺の蓋を開けると、王の遺骸の上に花束が置かれていた。
若くして亡くなった王を悼む王妃が、夫へ愛を込めて置いたのだろう。
でも、その花束は、外の空気に触れた瞬間、幻のように崩れ消えてしまった。
私の記憶ではこういう感じ。
私はこの花束をバラだと、ずっと思い込んでいて、
ツタンカーメンの薔薇をイメージして、この絵を描いていた。
もちろん、古代エジプトのことだから、現在ある立派なバラではなくて、
小さな野生に近いバラ。
香りは高く、王の棺を芳香で満たしたことだろう。
ところが、後で調べてみると、
なんと、薔薇じゃなかった!
青い矢車菊だった。
そうか、バラじゃなかったのねと、少しがっかりしていたら、
それどころか、花束の話自体、ほんとうじゃないらしい
えええ~~そんな~~~
ガッカリどころじゃないわ。
と、ぷんぷんしていたら、
その矢車菊らしき花束がカイロ博物館に展示されているというじゃない。
行って来たのにな~、カイロ博物館。
情けない、憶えてないわ。
とにかく、どっちなの?
どうやら、副葬品の中に矢車菊が、あったことはあったらしい。
問題は、それが王妃が手向けた花束なのか、
単なる副葬品の花の一つに過ぎないのかということだろう。
今だって、お棺に花を入れる。
死者の弔いに花は付き物だから、あっても不思議じゃないものね。
でも、事実は事実で置いといて、私は、やっぱり王妃に手向けてもらいたいな。
コーンフラワーブルー、サファイアの最高色ですね。インドのカシミール地方でしか採れないとか。
ベトナムのお話、楽しみにしています。
カトリーヌ・ドヌーブ主演「インドシナ」、好きな映画です。
庭に欲しくなりました。
インドでしか採れない青い石、ロマンチックですね。
ドヌーブ、好きですが、「インドシナ」は見ていないです。
ベトナムが舞台なんですね、見ておけばよかったな~。
では、行って来ます