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リッツ・カールトンホテル ラグナニゲール

2016-09-18 | アメリカ

新婚旅行で泊まって以来のリッツカールトンのファンです。

アメリカではハーフムーンベイ、フロリダのキー・ビスケーン、
そしてロスアンジェルス近郊のラグナ・ニゲールのリッツが好きで、
機会があると食事や宿泊に訪れたものですが、この夏、
たまたまアーバイン在住の知人家族に会うことになったので、
そのついでにラグナニゲールリッツに一泊しました。

いつもなら1日いくらでホテルに泊まっているので、
外泊はもったいないという気になってしまうのですが、
今年は月単位でアパートを借りているのでその点気が楽です。

たまたまマリオットホテルのリワード(会員ポイント)が
もうすぐ期限切れというメールが来ていたので、
リッツの宿泊費に充てることを思いつきました。

少し金額を追加するだけで憧れのリッツ、しかもベイビューの部屋に一泊です。



友人と遅い昼をアーバインで食べ、さらには海水客でごった返す
海岸沿いの道路をナビが選択したため、ホテルに着いたのは日没前でした。



部屋は4階のベイサイド。
なんと、ポイントで部屋を予約したというのに、リワード会員だったので
ホテル側がアップグレードしてくれたらしく、クラブフロアでした。

部屋のベランダからは素晴らしい眺め。



ホテルの部屋は大きなベッドが一つだけだったので、予備ベッドを頼みました。
ただ、この日は忙しかったらしく、なかなか届けに来ませんでしたし、
スリッパも常備しておらず、これも注文して届いたのは翌朝。

「あの」リッツのちょっとした凋落を感じてしまったできごとでした。



と、いきなりネガティブ入ってしまいましたが、それは些細なこと。
夕日を見ながら部屋を楽しみます。



アメニティのブランドがアスプレイに変わっていたのも嬉しい。
アパート用にと、シャンプーと石鹸は皆持って帰りました。(貧乏性)

相変わらずゴージャスな洗面所ですが、大理石のシンクや床は、
どうも日本人には「冷たすぎる」と(特に床)感じます。
しかもそんなところで使ううがい用のコップがうっすーいガラス。
案の定、手が滑ってシンクに落とし、割ってしまいましたorz

お詫びのつもりでチップは多めに置きました。



一人部屋になりそうな広いクローゼット。



最初にラグナニゲールのリッツを知ったのは、この椅子の後ろから
広がる海を撮ったホームページの
美しい写真でした。

念願叶って1階の、この椅子の後ろ側の部屋に泊まった時には、
はしゃいでその写真と同じ構図の椅子を撮ったりしたものです。



今日は結婚式がここで行われたようです。

パーティは一応終了したようですが、招待客がまだ語らっています。
やはりリッツで結婚式をあげる家とその知人ですので、
見た目もみなさんゴージャスでいらっしゃる。

アメリカ人は普段超がつくほどカジュアルですが、
いざパーティとなると男女ともにビシッと決めます。



両親がガゼボの下で写真を撮っているので、子供達は
横ではしゃいでいます。



男の子はネクタイにスーツ(ポケットチーフまで!)
女の子はお姫様のような裾の広がったドレス。

こうやって幼い時から「ふだん」とちがった「よそいき」の装いの基本を学ぶんですね。



子供たちが親に呼ばれて走って行くと、すぐにホテルの人が来て
あっという間にガゼボは片付けられてしまいました。



7時過ぎでも陽が沈まないのでサーフィンをしています。



望遠レンズで撮ると彼らの表情まで手に取るように写っていました。

「おらおら、そっちいくぜー!」

「おい、マジでこっちくんじゃねー!」



そしてその後日没を部屋から楽しみました。



開けて翌日。
クラブフロアは朝、昼、夕、夜と食べ物が出されるのでレストランいらずです。



早朝はパロアルト付近のように曇っていました。
しかしカリフォルニアはこのまま1日が終わることは決してありません。
早いと7時には太陽が雲を吹き払い、1日強烈な暑さとなります。

サーフィンをする人たちは夜明けとともにもう海に出るようでした。



またしても望遠レンズの威力を試すわたし。
このサーファーは肉眼では女性であることはわかりませんでした。



昨日結婚式会場になっていたところには椅子が戻され、
1階の部屋の人が朝の新聞を楽しんでいます。



わたしたちはクラブの隣の部屋だったので、せっせと朝食を運び、
テラスで海を見ながら食べることにしました。

アメリカ人は朝ごはんに決して葉っぱを食べないらしく、
どんなホテルでもビュッフェにサラダが出ていたことがありません。



わたしたちがテーブルに着くと、すぐにギャラリーが現れました。



食べ物を残したまま席を立つのを鳥視眈々と待ってます。

 

なんとなく望遠レンズで写真を撮って、あとから確認したら
目玉がしっかりこちらを凝視していました。



怖い。



向かいの椰子の木にもカラスが止まってこちらを見ています。
こちらは黒い目なのでそんなに怖くありませんが。



下の庭(結婚式をやっていたところ)に野うさぎ発見。



ホテルの4階から地面を撮ってこのズーム。
Nikon1の望遠レンズ、優秀です。



植え込みのところからおずおずといった感じででてきました。



なんかここの芝が食べてみたかった、みたいな?
うさぎの白目部分までちゃんと写っているのにびっくり



のうさぎを真剣にiPhoneで撮ってるおじさん(笑)
この写真、一応目にマスクをかけているのですが、あまり効果ありませんね。



野うさぎは白兎よりふたまわりくらい小さいのが普通です。
おそらくこれで体長20cm少しといったところでしょうか。

アメリカではうさぎはどちらかというと「食べるもの」「害獣」で、
日本人みたいにペットにするという感覚は全くないそうです。



見ていたらもう1羽出てきました。
捕まってリッツのディナーテーブルに乗らないようにねー。



チェックアウトを1時に延ばしてもらい、午前中を思い切り楽しむために
わたしたちはホテルから海岸に降りることにしました。



ホテルの周りには「塀」というものがなく、砂浜と行き来できます。



半円形のガラスのあるところはホテルのジムです。



一番端のコーナーまで来てみたところ、ここでヨガ教室をしていました。
驚いたのは、ヨガの先生がものすごく太っていたことです(推定体重1t)

「あんなに太っていてヨガの先生ってなんか説得力なくない?」

「っていうか、あれでいろんなポーズ取れるんだろうか」

実はかなりその点興味津々だったのですが、ジロジロ見るわけにも
さらには写真を撮るわけにもいかず、わたしたちはその場を去りました。



この脇の階段から海岸に降りていくことにしました。



ここにもサーフィンを楽しむ人々がたくさん。
みていると、プロ並みの人もいるのではないかと思われました。



どう見ても中学生。いや、小学生かな。



パンツが脱げそうで見ていてハラハラした人。



年齢も様々です。



男性と女性サーファー。



この人はプロ(確信)



サーフィンは激しいスポーツらしく、太った人はまずいません。



TOは砂浜を歩きに行き、わたしとMKはジムに行くことにしました。
運良く真ん中のマシンが空いていたのでここで海を見ながら運動。

わたしに言わせるとここは「世界で一番いい眺めのジム」です。



たっぷり汗をかいて部屋に戻り、シャワーを浴びて一休みです。
日曜日なので浜辺には海水浴客がこんなに。



サーファーもイモ洗い状態。(アメリカにしては)



水上バイクで競争している人たち。



クルーズかドルフィンウォッチ?ジェットボートで運ばれる人たち。



もう一度部屋からサーファーウォッチングを楽しみました。







チェックアウトしてからメインダイニングに昼食を食べに行きました。
十分昼ですが「ブランチコース」だそうです。



アイスティー(日本のよりあっさりしている)を頼むと
サトウキビのスティックが刺してありました。
飲み物が甘くなるほどではありませんが、噛むとほんのり甘みがあります。



ペット用のメニュー(どこで食べるの?)があったのには驚き。

挽いたサーロインをソテーしニンジン、セロリ、ポテト、ブロッコリ、
カリフラワーと混ぜて焼いた「ドッグボーンミートローフ」18ドル。

鶏胸肉と米とヨーグルトをミックスした「パピーラブ」18ドル。

生、あるいはグリルした鮭「キティーズ・サーモンシュプリーム」20ドル。

うーん・・・・・(絶句)。



デザートですか?いえ違います。
サンデー『ブランチ』なので最初にヨーグルトが出てきました。



幾つかのメニューから選べるので怖いもの見たさでスシを取りました。
ちゃんと海苔巻きのスシがでてきたのには感動しました。
(アメリカ人はノリの黒が嫌いなので外に巻かないことがある)



TOが頼んだホタテとマグロ。



わたしのはポーチドエッグの下にカニだったかな。



さらにデザートが一人一つ出てきたりするのだった。
家族で外食するとき、デザートはたいてい三人でシェアしますが、
ここではもう覚悟を決めるしかありません。
息子はチュロスは喜んで食べてしまいましたが・・・、



さすがにチーズケーキ(しかも大きい)は多すぎました。



なんでもリッツがここオレンジカウンティの「海以外何もない土地」にホテルを建て、
観光地にしてしまったというのがこのラグナニゲール・リッツ。

またこの大好きな場所で海を見ることができて幸せなひとときでした。