風の生まれる場所

海藍のような言ノ葉の世界

空や雲や海や星や月や風との語らいを
言葉へ置き換えていけたら・・・

文化祭

2007年09月23日 08時35分16秒 | エッセイ、随筆、小説







絶対に来てね!!

そう昨日は私に何度も念を押していたくせに今朝になると

来なくていい、絶対に・・・・と娘の主張は変化していた。

母は娘の学校をみたことがないため誘ってみると、

行く気満々の様子。

今度は母に、私をみかけても絶対に知らん振りしてよ、だって。

なにか奴には企みがあるのだ、きっと。






そういえば、彼氏と校内で食べ歩きを楽しみにしていたし、

彼のお母さんも今日は来るようなことを言っていた。

今まで電話では話したことがあったものの、

実際にお会いするチャンスは今日しかない。

御礼を伝えることも兼ねて、やっぱり母を連れ出そう。





学校が楽しいということ、友達に恵まれるということ、

それが彼女たちの一生に関与する思い出にもなり、支えにもなり、

私は学校の行事に参加するたび、彼女たちをみていると羨ましくて仕方ない。

さて、学校見学に来ている来期受験生も来ていることだろう。

母のテーマは「銀座マダム」らしい。

なんだそりゃ?とみんなにからかわれた後、

今日は銀座マダム気取りでしか外出しないと今度は駄々をこねる結果に。

じゃぁ、私は何をテーマに服装を考えればいいのだ?

母は銀座マダム、これが・・・?とケチをつけたくなるだろうが、

そこは彼岸で祖母の命日だとの容赦から、

心の中に仕舞っておくことにするとしよう。