五十坂・登りきらずに下り坂

とうとう56才になりました。
ほとんど年寄りと女子供しか
回りにいません。
そんな日常を綴っています。

「仕事してる?」

2010-07-12 19:02:21 | わたし

またまた、偶然道で会った人シリーズ。

以前勤めていた会社の人達に会うと必ず言われる言葉

「仕事はしているの?」

「毎日家にいてぐうたらしてるよ」

と言うと、

大方の人に、「羨ましいよ」と言われる。

どこが羨ましいんだか、、、と思うけど。

知っている人は知っているけど、
知らない人には敢えて孫を預かっていることは言わないから、
本当にぐうたらしていると思っているに違いない。
(ま、半分くらいは当たっているけど)

田舎じゃ、子育てだの介護だの自営だの農家だの、
そんな人以外の人が家で専業主婦なんかしている人なんか、
よほどダンナの稼ぎがいいか、
よほど社会的適応力のない人、に限られている。

(今は不況で働くにも働き口がない人が多いのかもしれないが)

専業主婦は、ステイタスシンボルなのである。

だから、自分もぐうたらしていると自身を蔑んでいるような口ぶりで、
実は優越感に浸っているんじゃないかと
自己分析してみたりする。

しかし、「羨ましい」と言った知人も
それは本音ではなく、
「ホントに暇なのね、かわいそう」
と思っているのだろう。

道端で繰り広げられるさりげない会話の中に、
相手に対して、
この部分では勝ってる、とか
ここは負けてる、とか
かすかに、勝ち負けを意識している専業主婦と兼業主婦。

こんなことを思っているのは私だけでしょうか。