今日は土用の丑の日だそうで、
我が家でも食べましたヨ。
以前浜松の知人から送られてきて、
食べ切れなかったので
(というよりなんでもない日に食べるのがもったいなかったので)
冷凍庫に保存していたのをいただきました。
私はあまりうなぎは好きではないのですが、
さすが本場。
中国産の変に臭みがあるような、脂が乗りすぎているのとは違い、
さっぱりして上品な味
(なんて、あまりウナギは食べないからよくわからないのですが)
そもそもこちらではウナギを食べる習慣なんかなかった(と思う)
ここ10年くらいなものでしょうか。
どこのスーパーでも店頭で店員が汗を拭き拭き、
ウナギを焼いている光景を見るのは。
今はご当地の食文化がいつの間にか全国的に広がったりする。
恵方巻きなんかその典型だね。
うなぎは単に私の実家が貧乏だったから買えなかったのか?
いやいや、確かに豊かではなかっただろうけど、
そもそも私が若い頃はウナギなんてポピュラーな食材ではありませんでした。
「サザエさん」で、よくうな重を出前していたのを見ていましたが、
「東京の人ってうな重を食べるんだ」
と認識していた程度です。
地方も豊かになったというべきか
画一的になてしまったというべきか。
田舎モンの恥ついでに告白すると、
私が小さい時は麦茶なんてものはありませんでした。
何飲むかって?
水です、水。
水道水が不味いと思ったことはないし、
涼を求めて、湧き水のあるところに飲みに行ったりしていました。
(どんだけ田舎なんだ)
話はちょっと飛んでしまいますが、
作家の向田邦子氏のエッセイなどを読んでいると、
都会の戦中戦後の都会の暮らしと
自分が住んでいる田舎の暮らしぶりとあまりに違い、
愕然とします。
(阿川佐和子氏のエッセイを読んでいてもそれを感じる)
トイレが水洗になってきた辺りからでしょうか。
田舎もだんだん追いついてきたぞ、
と感じるようになったのは。