畑で草刈りをしているとすぐ傍までムクドリが寄ってきます。
近くの竹藪にねぐらがあるのか、集団でやってきては虫やミミズのようなものを加えては飛び去り、またやってきます。
野鳥の世界は今が子育ての時期なのでしょう。
「ムクドリ」
ムクドリはスズメ目ムクドリ科の鳥類です。
全長24cm、全身は黒味のある褐色で、頭は灰色がかった黒褐色、目の周囲から頬にかけて不規則な白斑があります。
くちばしと足は黄色で、飛んだときに、腰の白さが目立ちます。
地上を歩いて餌を探すことが多く、その時にはくちばしを草株の間に入れて開くことで、地面や草株にひそむ虫を探すようです。
「分布」
アジア大陸の中緯度、温帯に分布していて、日本では九州以北の平地から低山地の人家や人家近くの林で繁殖し、農耕地、公園の芝生、草地などでよく見られます。
繁殖が終わると群になり、多い場合は数万羽の群になることもあるようです。
・草刈りの後の畔にに集団でやってきたムクドリです。
「語源」
日本語の「ムクドリ」の語源としては、椋木(むくのき)の実を好むからとする説や、常にムクノ木に棲んでいる為とする説、更に、騒がしいので「むくつけし鳥(=正体がわからず不気味な鳥)」の略とする説などがあります。
また、群れになる特徴から「群来鳥」「群木鳥」「雲鳥」等の表現もあるようです。
・これも草苅の後にやってきて虫などの餌をさがすムクドリです。
「身近なムクドリは益鳥か害鳥か」
ムクドリは山よりも人里にいることが多いため人間に身近な野鳥です。
古くは田畑にて害虫を多く食べることから益鳥とされていました。
しかし、1960 年代以降になるとナシへの 被害が問題になり、他の果樹にも被害を出すようになったことから、現在では害鳥と位置づけられること が多い野鳥です。
秋には渋柿などが残っている柿の木に集団で来て熟れた柿の実を啄んでいるのをよく見かけます。
残った渋柿だからいいようなものの、果物を狙う鳥であるということは、矢張り、害鳥のようですね。
「十で神童、十五で才子、二十過ぎれば只の人(とおでしんどう、じゅうごでさいし、はたちすぎればただのひと)」という諺があります。
意味は、幼いときは並外れた才能の持ち主だと思われていた子供も、成長するにしたがって、まったくの平々凡々の人になることが多いということを譬えて使われる諺ですが、最近、この諺の「只の人(平々凡々)」以下の非常識な夫婦の話を聞きました。
「非常識な夫婦」
この非常識な夫婦とは、家庭菜園をするために地元の農家の休耕地を借りに来た人とその奥さんです。
非常識な奥さんが言うには、主人の実家は金持で社会的地位が高く、地元の有力者だそうです。主人も裕福な家庭で育ち、勉強もできて国立大学を出て○○会社(一流企業)に就職して定年退職後、現在に至っているとのこと。
一方、奥さんは「私の実家も金持であり、私は学校の教師を30数年間していました」と言っていたそうです。
この夫婦は下記の「事例」のことから農家に謝りに来たのですが、謝罪の言葉を述べる前に、開口一番、上記のような自分たちの自慢話を始めたそうです。
「謝罪すべき事例」
国立大学出身を自慢していたこの人は、既にこの農家から畑を借りて家庭菜園をしているのですが、更にサツマイモを植えるために休耕している畑の借用を申し出たのです。
農家の主人はこの人を知っていたことから、休耕になって雑草が生えていた畑を使用することを許可しました。
その時、畑の中に柿の木があるので、「その下あたりなら使用してもよい」と言ったのだそうです。
この畑の一角、柿の木から離れた場所に、花好きの農家の奥さんが十数メートルの長さの畝を3畝作って花を植えていました。
勿論、草を取って畝を作っており、昨年秋に蒔いた花の種は茎が長く伸び、蕾は色づいて開花寸前の状態でした。
そして、支柱を立て、網まで張って花が倒れないように仕立てていたのです。
ところが、あろうことかこの非常識な人は「柿の木の下あたり」と言われた場所を越えて、大事に育てていた奥さんの花まで雑草と同じように刈ってしまったのです。
花を仕立てていた支柱は抜かれ、張っていた網は片付けられて農家の小屋に置いたのだそうです。
「謝罪に来て自慢話」
奥さんが出先から帰ってそのことに気づき、すぐに怒りの電話を入れたところ、夫婦が謝りに来ました。
しかし、農家の奥さんの怒りは収まりません。
奥さんの怒りが心頭に発したのは、6か月もかかって育て、やっと開花し始めた40数株の花(スターチスほか)が数株を残して無残にも刈り捨てられていたことに加え、謝りに来た非常識な奥さんの冒頭の一言だったようです。
それは謝罪の言葉ではなく、冒頭に書いた「主人は国立大学を出て、一流企業に勤めました。実家は社会的地位が高く金持です。私の実家も金持で、私は教師を三十数年勤めました。」などと自慢話を始めたのだそうです。
農家の奥さんはますます腹が立ってきたそうです。
何故、刈ったのか、理由を聞いても本人は何にも云わず、自慢話をしていた奥さんがただ「すみません」と謝るだけで、本人からは何の謝罪の言葉もありません。
それどころか、長引きそうになると、自分の奥さんに対して「もう帰ろう!」と言ったという事です。
「諺」
諺に「十で神童、十五で才子、二十過ぎれば只の人(とおでしんどう、じゅうごでさいし、はたちすぎればただのひと)」がありますが、この夫婦はそろって「只の人(平々凡々)」以下の非常識極まりない人たちのような気がします。
国立大学を出て、一流企業を退職した大の大人が、借用する畑の区域を越えて、整備された畝に植えられている開花直前の花を、確認もせずによく刈ってしまったものです。
一流企業に勤めていた人であれば、否、一流企業に限らず一般の社会人であれば当然の注意義務として、刈ってよいかどうかの確認をすべきであるし、その前に何故、許可されていた柿の木の下あたりの借用範囲を越えて草を刈ったのか。
越えるのであれば、農家の人にその許可を得るのが社会人の常識の筈。
その弁明は全くなかったとのことです。
この諺の意味は、「幼いときは並外れた才能の持ち主だと思われていた子供も、成長するにしたがって、まったくの平々凡々の人になることが多い」という事を譬えているのですが、この夫婦の主人は勿論、教師を長年務めた奥さんまで「平々凡々」以下の非常識な人になっているようです。
これでよく30数年間も先生が務まったものだと、呆れてものも言えません。
諺に「髪はカラスの濡羽色」があります。
これは、女性の髪の色彩を形容する言葉で、日本人女性の理想美として使用されている言葉です。
この諺は、万葉集の時代から使われていたようで、しっとりと黒く艶のある髪の美しい女性を褒める時の表現として使われていたようです。
「美しいカラスの濡羽色」
家庭菜園をしていると実物(みもの)野菜を中心に度々カラスの被害に遭うことから、カラスは憎っくき害鳥ですが、カラスを傍で見ると、その羽の色は黒く艶があって、とても綺麗な色をしています。
諺の「髪は烏の濡れ羽色」が実感できる美しい色です。
・捕獲したカラスです。傍で見ると鮮やかな青みを帯びた黒色をしていました。
「濡烏色(ぬれがらす)」
青味のある黒色の濡烏は、烏色、烏羽色、烏の濡羽色、濡羽色など、さまざまな呼び名があります。
この濡れ烏は万葉集の時代より「髪は、烏の濡れ羽色」といわれるように、黒く艷やかな女性の髪の毛を形容する言葉として用いられました。
その烏の色をよく見ると、羽は青や紫、緑などの光沢を帯びて見えますが、これは羽毛の表面にわずかに構造色を持つためだそうです。
まっすぐで健康的な女性の髪もまた同様に、水や髪油などを含むことで、わずかな干渉色を浮かべた「烏の濡羽色」のような美しい黒となるということです。
当地では大型連休の間は夏日となる暑い日があり、最低気温も15度以上になって、大きく冷え込むことがなくなりました。
最低気温がこの気温になると生姜の植え付け時期となります。
我が家でも先日この気温を待って植え付けました。
そこで、今日は我が家の生姜の植え付けをご紹介します。
「我が家の種生姜」
我が家で使用する種生姜は昨年収穫した生姜です。
生姜は寒さに弱いので、我が家では発泡スチロールの箱に入れて冬越しさせています。
植え付けるショウガは出芽したものを使用しますが、発泡スチロールの箱の中は温かいので、既に白い芽が出てきています。
「植え付け畝」
私は冬の間に、石灰、バーク堆肥、発酵鶏糞を混和して畝を作っておきました。
その畝に2条の溝を15センチほどの深さで掘り、その溝に化成肥料を入れて、覆土します。
・ショウガの植え付け適期は地温が15度以上になる4月下旬から5月上旬です。
「間違っていた植え付け」
植え付けは株間30㎝で溝に対して縦に植え付けます。
植え付け時の写真を撮り忘れたので、過去の画像を使用しました。
この画像では種生姜を横に置いているので、これは間違いだったようです。
今回は種生姜を縦に置き、更に2条の溝に千鳥植えにしました。
・この画像は過去のもので、溝に対して横の植えていますが、これは間違いだったようです。
植え付け後、土を戻して畝を作り直します。
ネットでは植え付けた後に水遣りをする様に書かれていましたが、天気予報で連休後に雨が降るとのことだったのでその雨を待つことにしました。
「この後の管理」
・追肥と土寄せを夏までに計3回行います。
1回めは草丈15cmくらい、2回目は草丈30cmくらい、3回目はさらに1か月後に。
ショウガは地中の下にまっすぐ根を伸ばしていくので、追肥は株元に施します。
・ショウガは乾燥を嫌うので、夏は株元にワラや刈草でマルチして土の乾燥を防ぎます。
また、適度な日陰を好むため、真夏の強い日差しがある時期は、日除けをして直射日光から守ります。
・収獲は10月下旬から11月中旬の予定です。
植え付け後に作り直した畝です。
「栽培方法」
生姜の栽培方法をネットで調べると概ね次のようになっていました。
1.種ショウガ・・・ショウガ栽培は、種ショウガの良し悪しで初期育成が決まるそうなので、充実した種ショウガを購入することが大切ということです。
そして、表皮がみずみずしく、色・ツヤが良く、しっかりした芽がついている種ショウガを選びます。
2.畑の準備・・・・1カ月ほど前に石灰とケイ糞を混和して畝を作っておきます。
ショウガは有機質豊かで保湿性に優れた土壌でよく育ちます。
3.種生姜の準備・・芽を2~3個つけた種生姜を50g前後に分割します。
4.植え付け
・60㎝幅の畝の中央に深さ15㎝くらいの溝を掘り、堆肥と化成肥料を施します。
・その上を覆土し、株間30cm、芽が出る方を上に縦に向けて置き、倒れないように土に強く押し付けます。
・ショウガの植え付け適期は気温が高くなる4月中旬〜5月上旬、地温が15度以上になってから行います。
5.植え付けた種生姜の上に4~5㎝覆土します。深植えはよくないので土をかけすぎないように気をつけます。
6.植え付け後、水遣りを忘れないようにします。
7.この後、5月下旬から20日おきぐらいに2~3回追肥をして土寄せをします。
8.乾燥に弱いので夏には水遣りと敷き藁が欠かせないという事です。
明日5月8日は「ゴーヤの日」だそうです。
この日の由来は直ぐに解りますよね。
「5」と「8」の語呂合わせからできた日でしょう。
「ゴーヤの日」
念のため調べてみると「ゴーヤの日」とは、平成9年(1997年)、ゴーヤの国内栽培発祥地として知られている沖縄県が記念日に提唱して制定されたそうで、その由来は5月8日を「ゴー(5)ヤー(8)」と読む語呂合わせからでした。
加えて、沖縄県では5月はゴーヤーの出荷量が増加するシーズンであることも記念日制定の要因になっているという事です。
「原産地」
ゴーヤーの原産地は、インド東北部で、中国には明代(14世紀末)に伝わり、日本へは中国経由で慶長年間(1596年~1615年頃)に渡来したといわれています。
「語源」
「ゴーヤー」は産地である沖縄での言葉で、和名はニガウリ(苦瓜)です。
ニガウリの語源は中国語の「苦瓜(クーグア)」からという説があります。
実際、食すると苦いのでそこから苦い瓜「苦瓜」となったとも言われています。
また植物名は「蔓茘枝(ツルレイシ)」と言われており、こちらは、ライチとして知られる「茘枝(レイシ)」の実に喩えたものではないかと言われています。
「ゴーヤの日の前に植え付け」
私は毎年ゴーヤを栽培していますが、種から育てた苗は「ゴーヤの日」の前に定植するようにしており、先日、8株植え付けました。
この後、ゴーヤーの蔓を這わせる網棚を作って蔓を誘引していきます。
私はゴーヤの果実が網棚からぶら下がるのを見るのが好きで、その時が来るのを今から楽しみにしています。
・8株植えたゴーヤーの畝です。
ゴーヤの日の由来にもなったゴーヤの出荷量が、沖縄では5月に増加するようですが、我が家では「ゴーヤの日」を前に定植していることから、収穫の始まりは7月頃になりそうです。
7月の暑い夏の夜に、収穫したゴーヤで作るゴーヤチャンプルーを食べながら、ビールを飲むのが今から楽しみです。
先日、イチゴの葉っぱにカタツムリが這っていました。
今までナメクジはいましたが、カタツムリがイチゴに来るの初めてです。
カタツムリもナメクジも野菜を食害する害虫ですが、カタツムリは何となく可愛いので捕殺することがありません。
でもナメクジは見ただけで不快感が湧くので、見つけるとすぐに足で踏みつぶします。
おなじ害虫でも殻があると得しますね。
さて、今日はそのカタツムリとナメクジについて調べました。
「巻貝の仲間」
ナメクジ(蛞蝓)とカタツムリ(蝸牛)は近縁で、いずれも陸産貝類に属する巻き貝の仲間です。
丸い巻き貝状の殻を持つのがカタツムリで、殻が無いか、殻が退化して見えないのがナメクジです。
しかし、近縁ではあるものの、ナメクジとカタツムリは別の生き物です。
カタツムリの殻の中には内臓などがつまっているため、殻から無理やり出すと死んでしまいます。
また、ヤドカリと同じように、殻の貝殻をナメクジに与えても、殻を身につけてカタツムリになることはありません。
「カタツムリ」
カタツムリは広辞苑によると、陸生有肺類巻貝の一群の総称。5~6階から成る螺旋形の殻があり、大部分は右巻き。頭部の対の触角のうち長い方の先端にある眼で明暗を判別する。雌雄同体で、卵生。湿気の多い時、又は夜、木や草に這い上がって若葉などを食う。世界に約3万種、日本に約800種。
と説明しています。
カタツムリは、種によらず基本的に広食性で、植物なら種を選ばず、手当たり次第なんでも食べる傾向が強いようです。
しかも、緑の葉っぱだけでなく花びらや落ち葉まで食べることもあり、更に、植物だけではなくキノコも食べます。
なお、例外もありますが、カタツムリの多くの種について、殻のヘリが反り返っているか否かで、幼体と成体を見分けることができるそうです。
反り返っているものが成体、反り返っていないものが幼体です。
・カタツムリです。撮影の後、草むらに帰してやりました。
「ナメクジ」
ナメクジも広辞苑で調べました。
それによると、有肺類の陸生巻貝のうち殻が退化したものの総称。一般にはその内のナメクジ科に属する一種の名称で、体長約6㎝、淡褐色で3条の暗褐色の帯がある。頭部に長短2,対の触角があって、長い方の先端に眼がある。腹面全体の伸縮によって徐々に歩き、這った跡に粘液の筋を残す。塩をかけると体内の水分が出て縮む。暗湿所にすみ、草食性で野菜などを害する。雌雄同体。日本に広く分布。
と説明しています。
ナメクジは“おろし金”のような多数の歯のある舌を持ち、農作物や庭の植物の花、葉や果実、コケなどを削りとるようにして食害する害虫です。
ヌメヌメとしていて見た目が気持ち悪いことから、不快害虫として扱われることも多いようです。
子供の頃、ナメクジに塩をかけると、溶けていなくなると思っていましたが、それは間違いでした。
辞書にも説明しているように、ナメクジの約85%が水分です。
加えてナメクジの皮膚は水が通りやすい構造になっているので、塩をかけると身体の水分が塩に移り、どんどん水分や粘液がなくなって縮んでしまいます。
砂糖をかけても同様に縮みますが、小さくなったナメクジに水をかけるとある程度のサイズまでは戻るそうです。
・ナメクジです。撮影の後、踏みつぶしました。
カタツムリとナメクジ、同じ陸生有肺類巻貝の仲間でありながら、その見た目から、己の運命に差が生じるのは何とも気の毒ですね。
畑にはアライグマやイタチなど、農作物を食い荒らす害獣が出没しています。
まだトマトやナス、スイカなどの苗を植えたところなので被害は出ていませんが、後1~2か月すると防獣対策をしなければならなくなります。
害獣ではアライグマの他にイタチもよく現れます。
「イタチ」
イタチはネコ目、イタチ科の哺乳類です。
オスは体長30㎝~40㎝、尻尾は体長の半分以下、でメスはこれより小さく、体は細長で、赤褐色です。
夜間、ネズミ、鶏などの小動物を捕食しますが、敵に襲われると悪臭を放って逃げます。
所謂、「イタチの最後屁」です。
イタチは、敵に追われた時、最後の武器として肛門の脇にある一対の腺から揮発しやすい液体を出し、その悪臭によって難を逃れます。
ここから転じて、進退窮まった時にとる好ましくない非常手段や最後に演じる醜態を譬えてこの言葉が使われます。
なお、イタチは短命で、ニホンイタチは飼育下で平均寿命が1.4年で野生環境の個体は1.9年が平均の寿命だそうです。
また、日本に最も多く分布するチョウセンイタチは平均2.1年で最も長生きした個体は8年10か月の前例があるそうです。
・畑で捕獲したイタチです。
「イタチごっこ」
慣用句に「イタチごっこ」があります。
この意味はご存知のように、「同じことの繰り返しで進展のないこと」を言う言葉です。
でも、同じことを繰り返すことを何故「イタチごっこ」というのでしょうか?
『広辞苑』によれば、「鼬ごっこ」とは、
①二人互いに相手の手の甲をつねって自分の手をその上に載せ、「いたちごっこ、ねずみごっこ」と唱え、交互にくりかえす子供の遊戯。
②転じて、双方が同じ事をくりかえすばかりで無益なこと。
と説明しています。
辞書が示すように、この「いたちごっこ」のイタチは子供の遊びであり、動物のイタチとは全く関係ありません。
「いたちごっこ」は「鬼ごっこ」や「電車ごっこ」と同じように、元々は子供の遊びからきた言葉です。
江戸時代から親しまれていたと言われているこの遊びは、二人が一組となり、「いたちごっこ」「ねずみごっこ」と言いながら相手の手の甲を順につまんでいき、両手が塞がったら一番下にある手を上に持っていって、また相手の手の甲をつまむということを繰り返す、終わりの無い遊びです。
後に、延々と手を重ねていく終わりのない様子から「同じことの繰り返しで進展がなく、埒があかず、きりがない事を」を意味して『いたちごっこ』というようになりました。
「何故イタチなのか?」
でも何故イタチなのでしょうか?
この「いたちごっこ」遊びは、交互に相手の手の甲をつまんでいく動作を、どんどんスピードを上げていくそうです。
そのため「相手の手の甲をつまむ」という細かい動作を、早くちょこまかと繰り返すさまが、「イタチ」や「ネズミ」のようだと考えられたことが由来のようです。
ソラマメを10株ほど植えています。
先月には、側枝を6~7本に剪定して追肥をしました。
その後、各株の側枝には花が咲き始め、至って順調に生長していました。
「そら豆の大敵アブラムシ」
この時期には、ソラマメ栽培で最も気をつけなくてはいけないのがアブラムシの飛来です。
アブラムシは植物の新芽や新葉に好んで飛来し、増殖してウイルス病を感染させる厄介な害虫です。
ネットによると、アブラムシにより媒介されるウイルス病には モザイク病、黄化病、萎黄病等があって、生産農家にとっての被害は甚大になるとのことでした。
野菜の中でもアブラムシの発生がもっとも多い作物の一つがソラマメだそうです。
そこで、その予防のためにマルチを敷いたり、また発芽や植えつけ後に防除用の農薬を適切に使用するということでした。
「迂闊」
ところが迂闊にも、私はアブラムシ対策を何もしていませんでした。
今月に入って家内から「ソラマメにアブラムシが付いている」との指摘があり、確認すると、何と全ての株の側枝にいっぱいついているではありませんか。
前記したように、アブラムシが付くとモザイク病や黄化病、萎黄病などになって豆ができません。
直ぐに農薬散布をすることにしたのです。
・栽培している10株のソラマメです。
「農薬散布」
使用した農薬は殺虫剤のモスピランと殺菌剤のジマンダイセンです。
しかし、余りにも多かったので、一度の散布では全ての防除ができませんでした。
そこで、数日後に再度、同じ薬剤を散布しました。
そして、その数日後に結果を確認したところ、今度は殆どが死滅していました。
でも、葉っぱの裏や蕾などに残っていたら困るので、とどめに3回目の農薬をもう一度散布したところ、今度は完全に死滅しました。
しかし、3度も続けて農薬を散布したことから薬害を心配しましたが、まだ花の状態であることからその影響はないのではないかと思っています。
・反省点・・・早めに害虫の確認をしなければいけないことを改めて思い知らされました。
・倒伏防止のため支柱をしたソラマメの茎です。
ところで、アブラムシを除けば、各株の枝はその後2回の追肥と土寄せをした結果、御覧のように70~80㎝ほどの茎に成長し、花も咲いて順調に育っています。
この茎の高さになると、倒伏防止のための支柱が必要になります。
そこで、鉄杭と竹を使用して支柱を立てたました。(上の画像)
各茎の6~7本の側枝には5~6段に亘って花をつけています。
この後、最下部の花に莢が付き始めたら側枝の先を摘心し、伸長を止めて莢の肥大を図ります。
・6段目に蕾が付いている茎です。
収穫時期は開花から40日位が目安と言われています。
莢が膨らみ、真横より下に垂れ下がってきたら収穫となります。
アブラムシの影響が出ないように、莢が太くなることを期待したいと思います。
・ソラマメの花です。
なお、一昨日、茎を確認したところ、花が終わって小さな莢が数個出来ていました。
莢ができた茎の先を摘芯し、このまま大きくなってくれることを期待しています。
・花が終わって小さな莢が出てきた茎です。
今年は我が家の菜園の作業が全般に遅れています。
昨年は16日にスイカの定植をしたのですが、今年はやっとスイカの畝が出来上がったところです。
遅れた原因は、先月から今月にかけて雨が度々降って畑が乾かなかったことに加えて、キャベツや白菜、大根などの冬物野菜の後片付けができていなかったこと。
更に、それらを片付けて、伸びた草取りを3~4日続けたところ、腰痛が出て、作業動作が緩慢だったことも要因のような気がします。
この時期、ホームセンターには野菜苗がたくさん売り出されていることから、腰痛を押して、スイカを始めとする春野菜用の畝作りを急いでいるところです。
今日は私のこだわのスイカの畝作りをご紹介します。
「こだわりのスイカの畝作り」
キャベツと白菜、大根などを植えていた4筋の畝を片付け、草を取り除きました。
その4筋と遊ばせていた手前の2筋分を小型テーラーで耕しました。
土が固まっていたので、耕運機を往復させる方法で南北方向に少しずつ耕していきました。
・南北方向に耕した区画です。
次に、平坦にするため、同じ区画を東西方向に往復しながら耕しました。
この区画を2.5メートルのところで区切ります。
そして、奥側を西瓜の畝に、手前側をマクワウリの畝にします。
・東西方向に耕した区画です。
耕運した区画に施肥する肥料です。
使用する肥料は、
・ようりん、野菜用有機配合肥料8-8-8,化成肥料8-8-8、バーク堆肥、有機石灰(かきライム)、ダイアジノン(根切り虫予防)
の6種類です。
耕運した区画の東側の2.5㍍分を西瓜の畝に使用し、西側の半分をマクワウリ用に作ります。
・こだわりのスイカの畝
2.5m幅の中央50㎝幅を少し高く作り、その両サイドの1m幅を低く作ります。
いずれにも上記の肥料を施肥し、十分耕運しますが、この少し高くするところが私のこだわりの箇所です。
50㎝幅の中央の部分にスイカの苗を植え付けます。
植え付けるのは1週間先の予定です。
・マクワウリの畝
6種類の肥料を散布した後、よく耕して平坦な畝を作ります。
この後、マルチを張って植え付けます。
・これが完成したスイカの畝(左側)と右奥のマクワウリの畝です。
スイカの苗は20日頃に植える予定あり、昨年より約1週間ほど遅くなります。
昨年のスイカの初収穫は6月28日だったので、今年の初収穫は7月の初め頃になりそうです。
美味しいスイカができることを願ってしっかりと管理をしていきたいと思っています。
イチゴが熟れ始めたので、防獣網を設置しました。
今年のイチゴ栽培では早めに収穫が始まるようにと、3月2日にビニールトンネルをしたのですが、その後、戻り寒波が数回あったことから、咲いた花が黒く枯れてしまい、トンネル効果がありませんでした。
今月に入って漸くトンネル効果が見られるようになり、少しずつ色づき始めたのです。
色が付き始めるとヒヨドリやアライグマの被害に遭うため、急いで防獣網を張りました。
「色づき始めたイチゴ」
今年のイチゴ栽培は長さ6mほどの畝に6列、1列に26株を植えています。
品種はアスカルビーが2列、トヨノカが3.5列、アキヒメが0.5列です。
アキヒメは昨年、苗作りに失敗したことから、12株を育てているだけです。
各株にはたくさんの花が咲いており、5月の連休に収穫できるように、先月から筆による人工授粉を毎日行っています。
・防獣網を張った6列のイチゴの畝です。
日中はトンネル内の温度が上昇することから、トンネルは開けています。
一部の株ではイチゴの色が緑色から白色へ、更に赤味が付き始めており、この状態になると3~4日で熟れてきます。
最初に熟れ始めるイチゴはこのような変形が目立ちます。
毎年のことなのですが、このような変形イチゴができるのは受粉ができていないからなのでしょうか?
原因が分かりません。
・果実が緑から白色に変わり、更に赤味が付き始めると数日後には熟れてきます。
皆さんはこのような変形イチゴを見たことはないと思いますが、家庭菜園をしていると、いろいろな形のイチゴができます。
でも、変形したイチゴでも甘味は変わりません。
家で食べるには十分です。
このような変形イチゴの収穫が済むと、次からはきれいな円錐形のイチゴが収穫できるようになります。
・一部の株では赤く色づき始めました。
変形したイチゴですが、先日、初めて6個収穫しました。
この後、少しずつ収量が増えていき、5月連休に孫たちが帰省する頃に収穫のピークを迎えると思います。
・変形イチゴですが、6個を初収穫しました。