今日は深みのある濃紫色が美しい「シコンノボタン(紫紺野牡丹)」の花をご紹介します。
「シコンノボタン」はノボタン科ティボウキナ属の常緑低木です。
原産地は南米ブラジル地方で、日本には19世紀頃に渡来しました。
・シコンノボタンの花です。
樹高は1~3mほどに成長し、夏~初冬にかけて紫の花を咲かせます。
「シコンノボタン」という名前は、花びらが紫色で、ボタン(牡丹)のように美しいことに由来しています。
「紫紺」とは、濃い紫色のことで花色からきています。
本来、ノボタンとは東南アジアに広く自生するノボタン科ノボタン属のことです。
市場で流通しているものの多くはシコンノボタンのようですが、単にノボタンと呼ばれることもあるということです。
また、雄しべの形が蜘蛛の足のように見えるところから、別名「ブラジリアン・スパイダー・フラワー」と言われています。
紫紺野牡丹の花びらは5枚で、中心にいくつもの雄しべが突き出ているのが特徴です。
1つ1つの花は1日で枯れてしまいますが、次々と花が咲き、長く開花が楽しめますが、我が家では殆どが咲き終わりました。
・シコンノボタンの蕾です。