朝、夕は秋らしくなりましたが、日中はまだまだ暑い日が続いています。
一日も早く秋を感じて頂きたく、季語が「秋」の俳句をご紹介したいと思います。
俳句と言えば松尾芭蕉ですが、芭蕉の数ある秋の句の一つに、「物言えば 唇寒し 秋の風」があります。
この句は芭蕉が純粋に秋の情景を詠んだ句で、その意味は「何かしゃべると冷たい秋の風で唇が寒いことよ」ということなのですが、現在、私たちがこの句について理解している意味は、「人の短所を言ったあとは寒々とした気持ちに襲われる」、「うっかりものを言うと、それが原因となって災いを招く」という風に解釈されているのです。
実際、広辞苑にも、「人の短所を言った後には、淋しい気持ちがする。なまじものを言えば災いを招く」と説明しています。
では、なぜ、秋の自然な情景を詠んだこの句が、このように人生訓のような意味に解釈されるようになったのでしょうか?
調べてみると、この句には前置きがありました。
その前置きとは、「人の短をいふ事なかれ 己が長をいう事なかれ」です。
そこで、改めてこの前置きを置いて句を詠んでみると、
「人の短をいう事なかれ 己が長をいう事なかれ」「物言えば 唇寒し 秋の風」となります。
こうしてみると、確かに、「人の短所や自分の長所をあげつらって言うと、なんだか虚しい気がする」といった意味に感じてきますね。
この前書きは、 芭蕉が亡くなった2年後の元禄9年(1697年)に芭蕉の弟子の中村史邦 (ふみくに:本名-中村荒右衛門)によって編纂されたものですが、この前置きを加えたことによって、純粋に秋の情景を詠んだ芭蕉の俳句が人生訓のような意味に解釈されるようになり、現在に至っているようです。
この句を是非とも詠んでほしい人が隣の国にいます。
その人は、「告げ口外交」しかできない、かの国の大統領です。
この人は、平気で嘘をつくことから、日本、アメリカには勿論、中国、北朝鮮にもそっぽを向かれ、四面楚歌の状態になっています。
にも拘らず、自分の保身だけを考えて、国民を反日に煽動し、外国に対してもうそを言ったり反日の「告げ口外交」をし、国民に対しては国内経済は順調だと嘘の情報を流しているのです。
この様なことから、この国の経済破綻は時間の問題と言われています。
でも、手を差し伸べる国はどこにもありません。
静かに破綻の道を歩むだけです。
この人にこの俳句を詠んでほしいのですが、このような人にはこの俳句の意味は理解できないでしょうね。
無駄なことでした。
失礼しました。