昨日の続きです。
海岸線を歩いて箱作(大阪府阪南市)まで行くと、箱作海水浴場がありました。
ここでも、若いカップルや家族連れ、女性同士やもてない男同士等の海水浴客が大勢訪れていました。
・海水浴客で賑わう箱作海水浴場(阪南市)です。
海水浴場からも関空が望めます。
・左側の海上すれすれの白い物体は、着陸寸前の飛行機です。(10倍ズームで撮影)
「せんなん里海公園」
この公園は大阪府の南、阪南市と岬町にまたがる海岸沿いにあり、箱作のピチピチビーチと淡輪のときめきビーチという二つの海岸に隣接した臨海公園です。
園内には2つの児童遊戯場(イルカ遊園・タコ遊園)や人工の磯浜、ビーチバレー専用競技場(潮騒ビバレー)などがあり、夏期にはきれいな砂浜のビーチのほかにも潮干狩り会場や無料のバーベキューエリアなどが人気の公園です。
・せんなん里海公園人工磯浜整備工事
遠くに見えるのは関西空港で、飛行機(左端)が着陸しているところです。
「潮騒ビバレー」
ビーチバレー専用競技場は世界に2つしかないそうですが、その内の一つがこの競技場です。
この「潮騒ビバレー」では、ビーチバレーの全日本女子選手権大会が開かれるほか、関西ビーチサッカーリーグの活動拠点にもなっています。
また、「ときめきビーチ」にある8面のビーチバレーコートではネットとボールが無料で借りられるので、誰でも気軽に楽しめます。
初心者のための教室「ビーチバレークリニック」も定期的に開催しているそうです。
そして、穴場なのが、屋内トレーニングルームです。9種類のトレーニングマシーンが1回200円で使い放題!だということです。
・「潮騒ビバレー」です。
「潮騒ビバレー」の観客席からの眺める「ときめきビーチ」です。
「潮騒ビバレー」に隣接して淡輪の「青少年海洋センター(茶と黒の建物)」、淡輪ヨットハーバーがあります。
この地点からこの日の到達地である「みさき公園駅」までは30分前後で行けます。
次回9月には、みさき公園駅から目的地の和歌山まで歩く予定です。
先日、現役時代の趣味の会である「歴史探訪同好会」のメンバー11名と紀州街道を歩いてきました。
このシリーズは堺市から和歌山までの街道を歩いているもので、2~3ヶ月に1回実施しています。
紀州街道は泉佐野市鶴原から海岸近くを通る「孝子越(きょうしごえ)街道」と内陸部を通る「熊野街道」に分かれていますが、前回(5月)からは海岸沿いの「孝子越(きょうしごえ)街道」を歩いています。
今回は南海電鉄尾崎駅(大阪府阪南市)をスタートして、箱作から淡輪を経てみさき公園駅(大阪府泉南郡岬町)までの10キロ余りの道程です。
当日は猛暑となったことから、暑さを凌ぐため、街道を離れて、潮風を受ける海岸沿いを歩きました。
この為、名所や史跡などはご紹介できませんが、海岸からの眺望をご覧いただきたいと思います。
・西鳥取漁港(阪南市)の近くからの大阪湾です。遠くに関西国際空港が見えます。
・阪南市下荘地区の海岸では若者たちが水上バイクで太陽の季節を満喫していました。
・海上遠くには、左側に関西国際空港の建物が、右側に関空への連絡橋が見えます。
・阪南市下荘の道路沿いには龍神様が祀られていました。
どのような謂れがあるのでしょうか?
今回歩いたのは「孝子越(きょうしごえ)街道」を離れて、このような海岸沿いの狭い道路です。
スタート地点からみさき公園駅までこのような海岸沿いの道路が続いています。
当日は猛暑でしたが、潮風が心地よく、それほど暑さは感じませんでした。
・下荘漁港(阪南市)にはクラゲが群集していました。
これだけまとまって泳いでいるのを見ると、何だか気味が悪くなります。
それにしても、この同好会のメンバーは元気です。
参加した11名はいずれも70歳を超えた年寄りですが、猛暑の中、10㎞以上を3時間余りで歩き切りました。
カラスに全ての実を落とされた梨の豊水と二十世紀の木には、イラガの幼虫がたくさん発生しました。
殺虫剤の散布をしていないため、幼虫は安心して梨の葉を食害しているようです。
この幼虫に知らずに触れると飛び上がるほどの激しい痛みに襲われるので、手袋をしたうえで、見つけては鋏で切り殺しています。
激しい痛みの症状は 1時間程度、かゆみは1週間程度続くことがあり、卵をつぶしたり触れたりしてもかぶれるので注意が必要です。
・これがイラガの幼虫です。(ネットより)
蝶と蛾は形体は違っても同じように、卵 - 幼虫 - 蛹(さなぎ) - 成虫という完全変態をおこないます。
一体どのように区別されているのでしょうか?
調べてみました。
一般的に、昼間飛んで花の蜜を吸うのがチョウで、夜に飛ぶのがガと思われています。
しかし、一部のチョウは朝や夕方のうす暗い時間を好んで飛び、中にはガのように夜の外灯に集まるチョウもいます。
又、羽をたたんで止まるのがチョウで、広げて止まるのがガと言う区別を聞いたこともありますが、タテハチョウと言うチョウは羽を広げて止まるのでこれも決定的な区別とは言えません
更に、ガはチョウに比べて胴体が太いと言う人もいますが、セセリチョウと言うチョウはガ並みの太い胴体をしており、チョウ並みにスリムなガもたくさんいます。
・これがイラガです。チョウ(アゲハやモンシロチョウ)とは似ても似つきません。
蝶と蛾は昆虫(胸脚が3対の節足動物)の中の鱗翅目(りんしもく)に含まれる動物で、昼間の環境に特化して飛翔力の鋭敏な一群を蝶と呼び、 それ以外のものを蛾と呼んでいるようですが、生物分類学上では特に違いはなく明確な区別はないそうです。
そのために、触覚の形や羽を閉じて止まるか開いて止まるかや、胴の太さや、夜行性か昼行性か等、いろいろ区別する説があるようですが、実際問題、このような基準では区別ができないということです。
結論は、分類すること自体が無意味であるということでした。
なお、日本語や英語では、蝶(butterfly)と蛾(moth)と 区別していますが、区別していない言語もあるそうです。
区別はないと言っても、私にはチョウは可愛いけれど、蛾は憎たらしいというイメージがあります。
これはイラガに痛い目にあわされたことが大きく影響しているのかもしれません。
・これがイラガのまゆです。見つけたら足で踏みつぶしていますが、穴のあいているのは抜け殻です。
昨日ご紹介した「勝鬘院愛染堂(しょうまんいんあいぜんどう)」のすぐ傍には四天王寺七宮の一つ、「大江神社」が鎮座しています。
四天王寺七宮は、聖徳太子が四天王寺を創建した際に、その外護として造営された神社群です。
「大江神社」
大江神社は四天王寺の乾(いぬい=戌亥=西北)に位置していたことから、江戸時代では「乾社」と呼ばれ、更に、毘沙門天を祀っていたので、「毘沙門堂」とも言われています。
聖徳太子によって建立され、上之宮・小儀・土塔・河堀・堀越・久保、そして当社・乾と共に四天王寺七宮のうちのひとつです。
「拝殿」
御由緒によれば、当神社は、上之宮、小儀、土塔、河堀、堀越、久保の各社と共に天王寺七宮と云われ、四天王寺の鎮守として聖徳太子が祀られたものと伝えられています。
当社は、天王寺北村の産土神(うぶすながみ)で豊受大神(とようけのおおかみ)を祭祀としています。
社名は大江岸(おおえのきし)に続いた社地であったところから大江神社となりました。
先の戦争にて絵馬堂と神器庫を残しすべて焼失しましたが、昭和38年、氏子崇敬者により本殿、拝殿が復興されました
「本殿」
祭神は豊受大神(とようけのおおかみ)、素盞嗚尊(すさのおのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと:大国主命)、少彦名命(すくなびこなのみこと)、欽明天皇(きんめいてんのう)です。
当社の御祭神である豊受大神は五穀豊穣の祖神であることから、開運厄除、衣食住守護、諸業繁栄を司られ、水の徳顕著で生命を守られます。
素戔嗚尊は天照大御神の御弟神で、八俣大蛇を退治した勇敢な神様で、「スサ」には「荒・清浄」の意味があり、罪・穢・災・厄など身に降りかかる悪しきこと諸々を、荒々しい程の強い力で祓い清める災厄除けの神様です。
「狛虎」
境内奥に鎮座する狛虎は江戸時代に祀られていた毘沙門天の守護で、明治の神仏分離で「吽形」が滋賀に移され、残った「阿形」も大阪大空襲で焼夷弾を受け、耳がとれ歯も欠けてしまいました。
そこで平成15年(2003年)8月、地元有志が「狛虎を一対にしたら優勝するのでは」と「吽形」の狛虎をつくったところ、その年に阪神タイガースは18年ぶりの優勝を果たしました。
マスコミにも大きく取り上げられ、今ではタイガースの守り神として、多くのファンが参拝しているのだそうです。
・阿形の狛虎(300年以上前の作) (ネットより) ・吽形の狛虎(2003年に再建)(ネットより)
「夕陽丘の碑」
夕陽丘は上町台地に位置しており、かつてはこの下まで海でした。
5代の天皇に仕えた歌人藤原家隆は1236年79歳の時この地に庵をつくって隠棲し、翌80歳の春の彼岸にこの地より西の海へ入る夕日を眺めて、「契りあればなにはの里に宿りきて、波の入日を拝みつるかな」と詠い、この歌の「波の入日」の意から夕陽丘の名称が生まれたといわれています。
大江神社のこの辺りからの夕焼けは今も美しいようです。
先日、映画「愛染かつら」の主題歌「旅の夜風」を取り上げたところ、いつもコメントを頂くiina様から、この映画のロケ地と言われている勝鬘院(しょうまんいん)をご紹介くださいました。
一昨日、天王寺に出かける用事があったので、その勝鬘院愛染堂を訪ねてきました。
「勝鬘院愛染堂」
勝鬘院は地下鉄谷町線四天王寺前夕陽ヶ丘駅から徒歩2分のところに位置し、四天王寺の四箇院のひとつである「施薬院」として推古天皇元年(593年)に、聖徳太子によって建立されました。
施薬院とは、仏教の教えによって設けられたもので、薬草を栽培し、あまねく人々に病に応じてそれを与える福祉施設で、後に聖徳太子が勝鬘経を人々に講ぜられ、経に登場するシュリーマーラー夫人(勝鬘夫人)の仏像を本堂に祀ったことから、当院は「勝鬘院愛染堂(しょうまんいんあいぜんどう)」と呼ばれるようになりました。
・山門です。
「薬医門」
本柱2本の後方に控柱2本を建て、切妻屋根をかけた門のことを一般に藥医門と呼びます。
勝鬘院の薬医門は、聖徳太子が愛染堂を創建された当初、この場所が施薬院だったこともあって、正真正銘の薬医門と言われているようです。
「愛染かつら」
薬医門をくぐった右奥に「愛染かつら」の木があります。
樹齢数百年といわれる巨大な桂の木に、ノウゼンカズラのツルが巻き付き、桂とカズラが一体となったその姿は、まるで仲の良い男女が寄り添っているように見えることから、カップルの縁を取り持ってくれる「恋愛成就・夫婦和合の霊木」として何百年もの間、この地で親しまれています。
「愛染かつら」といえば、昭和10年代に田中絹代と上原謙が、昭和20年代には京マチ子と鶴田浩二が、また昭和30年代には岡田茉莉子と吉田輝男といった美男美女の役者がそれぞれ主演を務めて一世を風靡した“すれ違いメロドラマ"です。
向かって右側には、その映画の好評を祈って主演の吉田輝男さんが愛染堂に植樹された若い桂の木が植えられているのだそうです。
「愛染めの霊水」
絶えず流れ出る愛染めの水を飲めば、愛敬を授かり、さらには開運、夫婦和合、良縁成就・安産、出世、商売繁盛、思いのままという功徳があるとされる大人気の霊水です。
また、この水で染め物をすると色よく染まると昔から言われ「藍青商(染物屋)」の間では信仰が篤く「賑わしや愛染詣での紺屋づれ」と俳句にも詠まれています。
「金堂」
境内の中央に構える朱塗りの金堂は、推古天皇元年(593年)聖徳太子によって創建されました。
その後、織田信長の大坂石山寺攻めの際に焼失しましたが、徳川2代将軍秀忠の手によって再建された歴史ある建物です。
本尊は、良縁成就・夫婦和合で有名な愛染明王が奉安されていることから、「愛染堂」としても親しまれています。
内部の構造は江戸時代の様式を伝えるもので、大阪府の指定文化財に選ばれています。
「多宝塔」
金堂の後ろにそびえ建つ多宝塔は、推古天皇元年(593年)聖徳太子によって創建されました。その後、織田信長の大阪石山寺攻めの際に焼失しましたが、慶長2年(1597年)豊臣秀吉により再建されました。
大阪市内唯一の桃山時代の建物として国の重要文化財に指定されています。
多宝塔の内部には、秀吉が戦勝祈願のために造像させたといわれる大日大勝金剛尊像と、極彩色で描かれた十二天の壁画と柱絵が奉安されています。
「哲学の椅子」
仏教とは、宗教であると同時に、正しい心で生きていくための哲学であるともいわれ、心を穏やかに保ち、落ち着かせることによって、恨みや憎しみが消えたり、平穏で真っ直ぐな考え方が生まれるのだそうです。
中国や韓国の人たちには、この哲学の椅子に座ってもらい、平穏で真っ直ぐな考え方に生れ変わって欲しいものです。
台風11号の通過後、大阪地方は30度を超える真夏日が続き、所によっては35度以上の猛暑日となっています。
大阪だけでなく全国的にも猛暑が続いているようであり、25日には熱中症とみられる症状で病院に運ばれた人が、44の都道府県で少なくとも1009人に上っているそうです。
このうち佐賀県唐津市では、80代の女性が自宅近くの畑で農作業中に倒れて死亡した他、群馬県藤岡市では84歳の男性が農作業中に、島根県安来市では93歳の男性が自宅で倒れていずれも意識不明の重体となっており、更に、山口県防府市でも70代の男性がスーパーの駐車場に止まっていた車内でぐったりしていて、意識不明の重体になっていると報道されています。
熱中症は気温が高いなどの環境下で、体温調節の機能がうまく働かず、体内に熱がこもってしまうことで起こります。
小さな子どもや高齢者、病気の方などは特に熱中症になりやすく、重症になると死に至るおそれもあります。
「熱中症の症状」
熱中症の症状は軽度から重症までの三段階に区分されており、次のような症状が現れます。
(分類) (重症度) (処 置) (主な症状)
Ⅰ度 軽症 現場での応急処置が可能 めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直(こむら返り)、大量の発汗
Ⅱ度 中重症 病院への搬送が必要 頭痛・気分の不快・吐き気・おう吐、力が入らない、体がぐったりする(熱疲労、熱疲弊)
Ⅲ度 重症 入院・集中治療の必要 意識がなくなる、けいれん、歩けない、刺激への反応がおかしい、高体温(熱射病
上記のような症状が現れたら熱中症を疑い、早めに手当てをして頂きたいと思います。
「注意」
ところで、熱中症予防には水分補給と言いますが、その補給方法を間違えると逆効果になるので注意が必要です。
1.よくある間違いは、コーヒー、お茶、ビールなどを飲んで水分補給をすることです。
これは、カフェイン・アルコールには利尿作用があって、飲んだ量より出る量が多くなり、その結果、脱水症状が進み熱中症が起こりやすくなります。
2.また、一度にたくさん水を飲むことも間違いだそうです。
特にスポーツをしているときなどは汗で塩分が失われます。そこに一度に大量の水を飲むと、さらに血中の塩分が薄まり意識障害などを起こす場合があります。
水分補給は「こまめに」、「少しずつ何度も」する必要があるようです。
なお、政府広報オンラインの「暮らしのお役立ち情報」に、熱中症の予防などについて書かれているので、下記アドレスをご参照ください。
政府広報オンライン
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201206/2.html
今年3月の北陸新幹線開通時に、新幹線を利用した上京型オレオレ詐欺が北陸方面で増加するかもしれないと、注意の記事をアップしました。
ところが北陸新幹線ではなく、東海道新幹線を利用した「上京型詐欺」、即ち、電話で高齢者を騙し、現金を東京まで運ばせる詐欺被害が大阪府内で相次いでいるようです。
この背景には、金融機関の窓口などで振り込め詐欺などの「特殊詐欺」対策が強化された事から、詐欺グループが巧妙に手口を変化させていることが考えられると云うことです。
大阪府内における上京型詐欺は、昨年はゼロでしたが、今年は2月~6月に11件、被害総額は5200万円発生しているそうです。
3月に被害にあった府内の70歳代の女性は、息子を装った男らから電話で「会社の金を横領した。身動きが取れないので東京までもってきて欲しい」と言われ、新幹線で品川駅まで行きました。
その後、電話で指定された場所で、会社関係者を名乗る男に1000万円を渡しましたが、後になって本物の息子と連絡が取れ、被害に気付いたと言うことです。
近年は、警察が高齢者らに協力を求め、現金の受け取り役を自宅までおびき出す「騙されたふり作戦」で逮捕される例が多く、警察に待ち伏せされないよう、被害者を移動させている可能性もあるということです。
更に、大阪府警によると、今年1~6月の府内の特殊詐欺の被害件数は617件で、昨年の同期の284件の2倍以上に増加しています。
特に、医療費などの払い戻し名目で騙す「還付金詐欺」が305件発生しており、昨年同期の44件と比し、約7倍になっていることが大きく影響しているということです。
なお、今年の警察白書によれば、昨年、特殊詐欺で摘発した人数の約35%が暴力団の構成員らだったということで、高齢者を狙った特殊詐欺などが、暴力団の新たな資金源になっていると指摘しています。
高齢者の皆さん、息子が不祥事を起こしたと云う電話が入った時には、現金を渡す前に、必ずこちらから本人に確認の電話をしてください。
大事な財産を暴力団や悪人に騙し取られないように、十分注意していただきたいと思います。
今日は土用丑の日です。
今年は8月5日も丑の日で、二の丑となります。
ウナギをしっかり食べて暑い夏を乗りるだけのスタミナをつけていただきたいと思います。
さて、丑の日の定番と言えばウナギですが、その価格がウナギ登りに上がって、数年前の2倍以上になっていますが、その理由は、流通の99%を占めるニホンウナギの養殖用の稚魚であるシラスウナギの不漁が続いていることからで、日本の食文化であるウナギが庶民の口に入りにくくなってきていると言われています。
以前、日本独自に進化することをガラパゴス化とご紹介しましたが、かば焼きの世界においても“ガラかば”が誕生するかも知れません。
ウナギの値が上がって庶民の口に入らなくなれば、別の食材を使った低価格な蒲焼商品が登場します。
その一つが、鶏肉を使用したかば焼きで、「うなぎの開き」のような形状に加工し、直火でふっくら焼き上げているそうです。
他にも、ブタのバラ肉をウナギのタレで焼いた「豚バラ蒲焼き」や、「アナゴのかば焼き」、「さんまのかば焼き」などの代替品が各種登場しています。
そんな中、先日のニュースでは、近大マグロで名をあげた近畿大学が、今度はナマズを使ったかば焼きに挑戦しているようです。
ここではナマズの味を如何にウナギに近づけるかを研究しているようであり、その結果が先日報道されていました。
試食したリポーターは「見たところはまったく区別がつきません」、「食べても柔らかくて、ふっくらして食べやすい」と感想を語るほど、ウナギのかば焼きそっくりだったようです。
日本の食文化であるウナギのかば焼き。そのウナギの価格が上昇し、庶民の口に入りにくくなれば新たに代替品を作りだす日本の業者。
素晴らしい発想力であり、正に日本独自に進化をしている業界のような気がします。
土用の丑の日はウナギ以外でも「う」がつく食べ物がよいと言われ、「うどん」「梅干し」「瓜」なども古くから食べられたそうです。
食欲が落ちる季節ですが、「う」の付く食べ物や力のつくものを食べて元気に夏を乗り越えたいですね。
初乗り運賃が日本一安い電車はどこかご存知でしょうか?
先日、某新聞に載っていたのでご紹介します。
その電車は大阪にある北大阪急行電鉄だそうです。
記事によれば、大阪北部を走る北大阪急行電鉄(江坂~千里中央)の初乗り運賃は90円です。
国土交通省によると、これは全国160の鉄道事業者(路面電車やケーブルカーを除く)で最も安いそうです。
北大阪急行は昭和45年(1970年)の大阪万博に向け、会場までの主要輸送手段として建設された鉄道で、万博期間中は臨時の万博中央口駅も設けられていました。
営業運転を始めたのは開業1カ月前で、当時の初乗り運賃は30円で、国鉄(現:JR西日本)の30円、親会社である阪急電鉄の20円と比べても決して安い方ではなかったそうです。
ところが、現在の運賃はJR西日本が120円、阪急電鉄ガ150円で、北大阪急行よりかなり高めになっています。
この間、どのような事情があったのでしょうか?
万博は6400万人の入場者を集めて大成功し、北大阪急行も開業1年で5540万人を運びました。
万博中央口駅も含め僅か9キロの路線に大量の利用者があったことで、当初は赤字と予想されていたにもかかわらず、万博輸送のみで建設費を返済できたそうです。
また、万博後も沿線はベッドタウンとして人気を集め、今でも年間5700万人が利用しており、開業年度から現在に至るまで黒字経営となっているそうです。
このようなことから日本一安い運賃が実現できているもので、古代ローマ時代の風刺詩人、弁護士であるユウェナリスの「健全なる精神は健全なる身体に宿る」を捩(もじ)って、“日本一の低運賃は健全なる経営に宿る(支えられる)”で結びたいと思います。
読者の皆様は、こんにゃくの木をご覧になったことがありますか?
実は、私もこんにゃくの木を見るのは初めてなのです。
そこで、今日はこんにゃくの木をご紹介します。
・5月6日にご紹介したこんにゃくの花です。(4月28日撮影)
花後には下の茎も全て枯れてしまいました。
こんにゃくの花が終わった後、茎が伸びてくるのかと思っていたところ、花の茎は枯れてしまい、花後には何にもなく、草だけが伸びていたことから、腐ったものと諦めていました。
ところが2ヶ月ほど後の7月2日、こんにゃくの新芽が伸びてきているのを、隣の畑で菜園をしている菜園仲間のTさんが教えてくれたのです。
嬉しくなり、その生長を撮影することにしました。
・10㎝ほどになった新芽です。
新芽が伸びるにつれて、先端部が開いて葉が出てきました。
さらに伸びてくると、このよう一個所から葉が開いてきます。
・そして、これが開き切ったこんにゃくの木です。この時点で草丈は60センチくらいになっています。
こんにゃくの木を上から見るとこのように広がっています。
昨年暮れに、2個のこんにゃく芋を植えましたが、今年花が咲いたのは左の茎の方で、右側の小さな茎には花がつきませんでした。
こんにゃく栽培は初めてなので栽培のポイントを調べました。
・植え付けから掘り取りまでの生育期間は150~180日。
・過湿に弱いが、乾燥にも弱い。
・再生力が弱いので、強風のあたらない場所で栽培する。
・「肥料ではなく、地力で獲れ」=土づくりが大切なポイント
収獲は、
10月中下旬になり、大部分の葉が黄変して倒伏するようになったら、できるだけ早く掘り取る。
畑が乾いている時を選び、晴天の午前中に行うのがよい。
掘り取り後は、直射日光に半日ほどあてる。
また、種いも貯蔵は日あたりや風通しのよい場所で薄く並べて十分乾燥させ(予備乾燥)、芽を下あるいは横に向けて、7~8℃(生子は10℃)、湿度70~80%を保つように貯蔵する。
となっているので、10月下旬の収穫を楽しみにしています。