らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

億劫

2014-02-28 | 雑学

私は歳とともに出かけるのが億劫になりましたが、皆さんは如何でしょうか?

億劫とは、物事に手をつけるのに気が進まず、面倒くさいことを意味する言葉ですが、元々は、とてつもなく長い時間のことをいう言葉です。
そこで今日はこの「億劫」と言う言葉の語源を調べました。

「億劫」は仏教の言葉で「おくこう」と読みますが、それが促音化して「おっこう」となり、「おっくう」となったようです。
そして「億劫」とは、文字どおり「劫」が億もあるという意味です。
「劫」はサンスクリット語の「kalpa」の音写で、古代インドで最長の時間の単位だそうです。

「一劫」の長さは、四十里(約160㎞)立方もある巨大な岩石の上へ、百年に一度、天女が降りてきて衣の袖でその表面をなで、その摩擦でその岩が消滅するだけの時間であり、別の言い方をすれば、「一劫」は宇宙の一生の時間とも言われています。

その「一劫」が一億倍と言うことなので、とてつもなく長い年月で見当もつきませんが、永遠に近い長い時間のことです。

そこから「億劫」は「時間が長くかかるため、やりきれない」と言う意味や、計り知れない時間がかかることは容易ではなく、面倒に感じることから「面倒くさい」の意味で用いられるようになったそうです。




センダングサ

2014-02-27 | 

センダングサをご存知でしょうか?
名前は知らなくても見ればご存知の方が多いかも知れません。

センダングサはキク科、センダングサ属の1年草の帰化植物で、日本では関東以西でごく普通に見られ、種子が衣服につくと取れにくい、所謂、ひっつき虫と言われている雑草です。
私の畑に隣接しているFさんの荒れた畑では、毎年たくさんのセンダングサが生え、晩秋にできた種子が畦道を歩く私の衣服を狙うので注意が欠かせません。

・センダングサがたくさん生えているFさんの畑です。


センダングサは形状が矢尻のようになっていて布地に突き刺さるようにひっつきます。
この草は動物や人にひっついて種子を運んでもらうことによって子孫を新天地へと広げていきます。

・これがセンダングサの種子です。


この種子がズボンや靴下にひっつくと取り除くのに苦労します。

・紐にくっついたセンダングサの種子です。


センダングサは9月から11月には空き地の草むらや雑草が生えている遊休地などのいたるところに直径1㎝ほどの黄色い花を咲かせ、その後、黒い棘だらけの実を付けます。 
衣服につくと取れにくいので、草むらに入らないように十分ご注意ください。

・春先にはこのような花が咲きます(ネットより)



気配り言葉

2014-02-26 | 雑学

今日も文化庁の「国語に関する世論調査」についてご紹介します。
調査の中には、以下のような気配り言葉の使用についての項目もありました。
内容は、いろいろな場面での気配りを表す言葉のうち、使うことがあると思う言い方(似た言い方を含む)を尋ねたものです。

                                                使うことがある割合
     質問事項                                  平成23年度   平成10年度
・(久しぶりで連絡するとき) 御無沙汰しております・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 82.6%      85.5%
・(頼みを断るとき) お役に立てなくてすみません・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・67.6%      72.0%
・(人に贈物を渡すとき) つまらないものですが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 60.8%      67.8%
・(会合などに誘うとき) よろしかったら(おいでになりませんか)・・・・・・・・ 56.8%      64.3%
・(上達を認められたとき) (先生・皆様の)おかげでございます・・・・・・・・・52.3%      53.2%
・(食事を勧めるとき) お口に合うかどうか分かりませんが・・・・・・・・・・・・・・44.8%      55.0%
・(誘いを断るとき) お伺いしたいのは山々ですが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40.3%      35.0%
・(依頼を断られたとき) どうぞお気になさらないでください・・・・・・・・・・・・・・36.3%      41.4%
・(乾杯を指名されたとき)
 それでは、僭越(せんえつ)ではございますが御指名によりまして・・・・・・ 30.6%      37.8%
・(美術品などを見せてもらったとき)
 おかげさまで、目の保養になりました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  30.5%      41.9%
・(電話で呼んでもらうとき)
 もし、お手すきでしたらお電話口までお願いしたいのですが・・・・・・・・・・・・28.0%      27.7%
・(料理を食べてもらった後で) お粗末でございました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27.3%      36.5%
・(腕前を褒められたとき) お恥ずかしゅうございます・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16.8%      18.3%
・(歌や演奏を披露した後で) お粗末でございました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13.1%      20.1%

結果から、平成10年度調査と比較すると、多くの言い方で、使うことがあると答えた人の割合が減っているということです。

特に、「おかげさまで、目の保養になりました」は11ポイント、「お口に合うかどうか分かりませんが」は10ポイント、「(料理を食べてもらった後で)お粗末でございました」は9ポイント減少しています。
そのほか、「お伺いしたいのは山々でございますが」、「もし、お手すきでしたらお電話口までお願いしたいのですが」を除く全ての言い方で、使うと答えた人の割合が減少しています。

そこで自からを省みると、現役の頃は得意先との関係から使用していましたが、リタイア後は、そのような機会が少ないことから、矢張り、この調査同様、減少傾向にあるように感じます。




にやける 

2014-02-25 | 雑学

今日は文化庁の「国語に関する世論調査」についてご紹介します。

平成23年度に行われたこの調査の中で、「にやける」の言葉の意味についてどちらだと思うか、との質問がありました。
 ①なよなよとしている
 ②薄笑いを浮かべている

読者のみなさんはこの意味についてどちらが正解だと思いますか?

調査結果は、本来の意味の【なよなよとしている】と答えた人は15.7%、「薄笑いを浮かべる」という本来の意味ではない答えを選んだ人は76.5%だったそうです。

そこで「にやける」を広辞苑で調べたところ、「(ニヤケの動詞化)男などがめめしく色めいた様子をする」と説明しています。
「にやける」は、漢字では「若気(にやけ)る」と書き、「若気(にやけ)」を動詞化した言葉で、元々「若い、弱々しい」という意味なのです。

「若気(にやけ)」とは、鎌倉・室町時代に男色を売る若衆を呼んだ言葉で、「男色を売る」という意味から「尻(特に肛門)」も意味するようになった語だそうです。
「若気(にやけ)」を古くは「にゃけ」と発音し、「にやける」は明治頃まで「にゃける」と言ったようです。

明治時代以降、「にやける(にゃける)」は「ニヤニヤする」という意味でも使われ始めていることから、声を出さずに薄笑いを浮かべる様子を表した「にやにや」や「にやつく」などとの類推から、「にゃける」が「にやける」になったと思われているそうです。


ジャガイモ植え付け

2014-02-24 | 家庭菜園

大阪南部の熊取地方では2月になるとジャガイモの植え付けが始まります。
そこで先日、我が家でもジャガイモの植えつけをしたのでご紹介します。

「畑の準備」
ジャガイモの畝は、懇意にしている地元農家のKさんの田を1畝お借りしました。

「種芋の準備」
種芋は毎年1月に農協で購入しています。
今年は男爵を1㎏、メークインとキタアカリを各2kg購入しました。
植え付けの2~3日前に1片の重さが30g~60g程度で2~3個の芽がつくように縦に切ります。
そのまま、切り口がコルク化するまで、新聞紙の上で乾かします。

・縦に切って乾かした男爵の種芋です。


「植え付け準備」
植え付け1週間ほど前に畝を再度耕して、幅70cmの畝を作り直しました。
その畝の中央に深さ10㎝程の溝を掘ります。

「植え付け」

種芋の切り口を下にして、株間30㎝で溝に植え付けます。
なお、切り口を上に向けると断面に水が溜まるなどして芋が腐りやすくなります。

・種イモを30センチ間隔に置いたところです。


種イモを囲うように4か所にショベルで隙間を作り、化成肥料を一握りずつ施しましす。

・種芋の周り4か所に化成肥料を施したところです


植え付け後、土を戻して畝を作り直します。

・作り直した畝です。


この後マルチ用の黒いビニールを張ります。
その目的は、地温の上昇と草が生えるのを防止するため張るものです。

「栽培のポイント」
・ジャガイモの生育適温は15~20℃なので、遅霜に注意が必要です。
・芽は草丈が10㎝程度伸びた頃、1~2芽を残して弱い芽を掻き取ります。
・新しい芋は種芋の上方につくので、マルチをしない場合は株元に2回ほど土寄せを行って芋が地上に露出しないようにします。
・3ヶ月余りで収穫できる短期野菜なので栽培しやすく、6月初旬には収穫が楽しめます。


富士山

2014-02-23 | 雑学

今日2月23日は語呂合わせで「富士山の日」だそうです。
昨年6月、世界文化遺産に登録されて以降登山者が増えている富士山ですが、最近、富士山の噴火に関するニュースをよく耳にします。

「富士山噴火、もうそこまで?麓で始まった本気の避難対策」とか
「小笠原・新島出現で懸念される富士山噴火リスク」
「富士山噴火まで2年切った?」など、
本当に富士山の噴火が近づいているのでしょうか?

・世界遺産に登録されている富士山です。(ウィキペディアより)


今日は推測の域を出ない富士山の噴火はさておき、名称の由来について調べました。

先ず、富士山は古(いにしえ)より噴火を繰り返し、神が宿る山として人々から畏れられてきた山で、「ふじ」という音も、『火出(ホデ)』が変化したとか、『吹息穴(フジナ)』の略などと云われており、更に、アイヌ語で火の山を指す「ふんち」「ぷし」、古代日本語で斜面や垂れ下がりを指す「ふじ」、おわんを伏せる「ふせ」など、様々な説が出されています。

奈良時代の常陸国風土記には、「福慈」と書かれているそうであり、これが最初に登場する「ふじ」のようです。
そして、やや遅れて万葉集では「不尽山」「不士能高嶺」「布二能嶺」で登場し、「富士」と書かれるのは平安時代初期の続日本紀あたりが最初となるそうです。

このほか「竹取物語」に由来する『不死』があります。
「竹取物語」では、物語の最後にかぐや姫が月に戻る際、『不老不死』の薬を帝に残しますが、帝はその薬を日本一高い山で焼いてしまいます。
そのため、その山は『不死』の山となったと描かれており、またそのとき、帝が兵士を大勢引き連れたことから【士に富む】で『富士』になったとの説もあるようです。
いずれにしても富士山の名称の由来に定説はないようです。
                                                     


挨拶言葉

2014-02-22 | 雑学

毎日、挨拶を交わされていると思いますが、朝の「おはよう」には「ございます」の丁寧語がつくのに、「こんにちは」や「こんばんは」、「さようなら」、「ただいま」などには「ございます」など丁寧語がつきませんが、皆さんは疑問に思ったことはありませんか?

そこで調べてみました。
この理由には“あいさつは省略された言葉”である、ということからのようです。

例えば、「おはよう」、「こんにちは」など、以下のような文が省略されています。
・「おはよう」は、「今朝はあなた様は大変お早いですね」
・「こんにちは」は、「今日(こんにち)はご機嫌いかがですか」
・「こんばんは」は、「今晩はご機嫌いかがですか」
・「さようなら」は、「左様ならば、これにて失礼します」
・「ただいま」は、「ただ今帰りました」

そして、丁寧語は文の最後につくものであることから、省略されて残った部分が文の最後であれば丁寧語が付き、最初であればつかないということです。
上記の例では、「おはよう」だけが文の最後で、それ以外は文の最初となっています。
そこから「おはよう」だけに丁寧語が付いて「おはようございます」となり、最初の方に残った「こんにちは」や「さようなら」には「ございます」の丁寧な表現にならないということです。



コツ(骨)

2014-02-21 | 雑学

「コツをつかむ」や「料理のコツ」などと使われる「コツ」は漢字では「骨」と書きます。
「骨」から何故「勘どころ」とか「要点、要領」のような意味になるのか、調べてみました。

「骨」を「ほね」と読むとその意味はないのですが、「コツ」と読むと「要点、要領」のような"ちょっとした技"の意味が出てくるのは、骨は体の中心にあり、体を支える役目を果たしていることから、人間の本質や素質などを意味するのだそうです。

鎌倉時代には【礼儀作法の有り様、しきたり】という意味があったようであり、更に【学問や芸能の根本的技法、優れた勘、要領】も表すようになったそうです。
そこから、「コツ」は勘どころや要領も意味するようになり、物事の本質を見抜き、自分のものにすることを「コツをつかむ」と言うようになったのだそうです。

現在では「コツ」さえ押さえればうまくいくと思いがちですが、元々は物事の根本をさすことから、特に芸道では「骨」だけでなく表現力などの「肉」や「皮」が揃うのが理想的とされているそうです。


鼻毛を読む

2014-02-20 | 雑学

鼻毛が伸びてくると気持ち悪いですが、鼻毛に関しては「鼻毛をよむ」と言う慣用句があります。
「鼻毛を数える」とも言うこの慣用句は江戸時代から使われているもので、女が自分に惚れ込んでいる男の弱みにつけ込んで、思うようにもてあそぶという意味です。

江戸時代のことわざ集『諺臍の宿替(ことわざへそのやどかえ)』に「鼻毛よむ人」があって、女性が男性に「おまえさんの眉毛は読んでいるのに、まだ鼻毛は読んでいないので、一度読ましておくれ」と、鼻毛を読む個所が書かれているそうです。
『眉毛を読む』は、【心の中を見透かすこと】ですが、さらに、隠れているその鼻毛まで読ませて!という内容なのだそうです。
あの見えないようなものまで数えると言うことで、まさに心まで読んで見抜く、そんな表現を鼻毛に当てたようです。

昔アッシー君と言う言葉が流行りました。
これは女性の足代わりに、自らの車で送り迎えさせられる男性ことを言ったもので、男は恋人づきあいの対象と思って送迎しているものの、女性には全然その気はなく、ただの交通手段、移動手段として利用しているだけです。
このような男性が「鼻毛を読まれている」のですが、気付かないのでしょうね。

「鼻毛を比喩した言葉」
なお、「鼻毛」は、文字通りの意味である「鼻の穴の毛」以外にも、女にうつつをぬかすこと、あるいは間抜けをあらわす比喩の言葉としても用いられています。
例えば、 ・鼻毛が長いは、
             女の色香に迷っているさま。
      ・鼻毛を伸ばす、鼻毛が伸びるは、
             女に甘く、でれでれしている様。「鼻の下を伸ばす」に近い表現です。
      ・鼻毛を読む、鼻毛を数えるは、
             女が自分に溺れている男のだらしない様を見抜いて、思うままにもてあそぶこと。
      ・鼻毛で蜻蛉(とんぼ)を釣るは、
             鼻毛を長く伸ばしている例えの他に、「阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ」などのように阿呆を強調する表現にもなっています。
      ・鼻毛を抜くは、
             文字通りの意味の他に、「生き馬の目を抜く」と似た意味で他者を出し抜くことを指すこともあります。

 


雨水

2014-02-19 | 季節

今日19日は二十四節気の一つ「雨水」です。

「雨水」

「雨水」とは、厳しかった寒さも次第に緩み、暖かさに雪や氷が解け出して蒸発し、雪原から上昇する水蒸気が上空で冷やされて、春の雨となって降り出し、忍び寄る春の気配に草木が蘇る頃と言われています。
昔から、農耕の準備を始める目安とされています。
春一番が吹くのもこの頃で、三寒四温を繰り返しながら春に向かいますが、今年は未だ真冬並みの気候が続いています。

三寒四温と言えば、いつも行くスーパーの中に「三寒四温(3can4on)」のお店があります。
最初この店名を見た時、「3(スリー)can(キャン)4(フォー)on(オン)」と読み、どうして意味不明の店名にしたのか不思議でした。
このような店名は一度見ただけで印象に残りますね。


「雛飾り」
なお、昔から「雨水」の日は初節句などでお雛様を飾るのに相応しい日とされています。
何故なら、「雨水」の日は雪に代わって雨が降る時期で、春を迎えたことを意味し、温かな季節への変わり目として縁起が良いとされ、この日に雛人形を飾り付けると良縁に恵まれると言い伝えられていることによるものです。
なお、お雛様は子供を厄から守ってくれる守り神のような存在であるため、節句の前日に慌てて飾ることは「一夜飾り」と言って、縁起が悪いとされます。
ご注意ください。