我が家では桃の花が終わり、いま梨の花が満開となっています。
植栽している梨は、互いの受粉樹にするため「二十世紀」と「豊水」の2品種です。
栽培技術の稚拙さから、市販しているような大きなナシは全くできません。
しかも、毎年、葉っぱに黄色い斑点ができて、葉の裏にカビのような胞子ができる赤星病が発生し、その予防に苦悩しているのです。
今日はその赤星病の予防実験について取り上げます。
・満開となった豊水です。
桃は花が終わって葉が出てくるのですが、豊水は開花と時期をほぼ同じくして新梢が出てきました。
一方の二十世紀は、例年、豊水から若干遅れて開花するのですが、今年は殆ど同時に開花し、新梢が出てきました。
しかし、受粉してくれるミツバチや蝶の活動がまだないことから、毎日筆で人工授粉しているところです。
・これは二十世紀です。こちらも満開と同時に新梢が出てきました。
この葉っぱに赤星病が出てこなければいいのですが・・・。
「赤星病の予防実験中」
梨の栽培では毎年、葉っぱに赤星病が発生して、その予防に苦労しています。
そうした中、昨年農協に行った折り、偶然にも農薬卸の方と話す機会があったので、早速その人に聞いてみたところ、次のように教えてくれました。
「農薬には予防薬と治療薬があるので、この時期(5~6月頃)に予防薬を散布しても効果はない」こと。
そこで私が使用している農薬「オーソサイド」について聞くと、それは予防薬だということ。
そして、予防薬は新梢が出る前に散布すること。
と教わりました。
そこで、今年は教わったことを確認するため、冬の間からこまめに(月1~2回)散布して、赤星病が発生するかどうか実験しているところです。
・これは「二十世紀」の花です。
「2品種の花の違い」
二十世紀も豊水もアップした花ではその違いが分かりにくいですが、二十世紀は花弁と花弁の間が開いており、豊水は重なっています。
そして大きさは豊水の花弁の方が直径で約1㎝ほど大きいです。
花弁の大きさは関係ないはずですが、収穫時の果実は豊水の方が大きく、二十世紀は小さくて見られたものではありません。
大きさの大小は栽培の仕方が悪いのですが、花弁のせいにしようとしていますね。
失礼しました。
・これが豊水の花弁です。