宝くじ
平成27年も今日が大晦日となりました。
皆さまにとって今年はどんな年でしたでしょうか?
昔の庶民には「七味 五悦 三会(しちみ ごえつ さんえ)」と呼ばれる風習があったそうです。
これは、この1年で体験した「七つの美味しい味、五つの喜ばしい話、三つのいい出会い」があったかどうかを、大晦日の夜に家族で披露しあうのだそうです。
一年を振り返ると、ややもすると苦い記憶ばかりが出てくるのが人の常だと思いますが、よい事を合わせて15も言えるというのは、少しでも気持よく新年を迎えるための、昔人の知恵なのかもしれません。
今日は年末ジャンボ宝くじの抽選会があります。
今年は1等賞金が前後賞を合わせて史上最高の10億円となり、話題を呼んでいました。
宝くじを買われた方は夢が叶って、「五つの喜ばしい話」の一つになるといいですね。
ところで、その宝くじですが、一説によると、日本での起源は江戸時代初期の大阪府箕面市にある瀧安寺(りゅうあんじ)のくじだったと言われています。
瀧安寺のくじは、参拝者が正月7日までに名前を木札に書いて箱に入れると、その中から僧侶が3人を選び出し、福運のお守りを授けたそうです。
しかし次第に金銭が絡む「富くじ」が全国に広まり、財産を失う人が続出したことから、1842年の天保の改革で江戸幕府が全面的に禁止しました。
復活したのは昭和20年(1945年)7月で、軍事費調達のために富くじが解禁され、終戦後の10月には「宝くじ」の名称で初めて販売されました。
1等賞金は10万円で、物不足の時代を反映して副賞に布やタバコがついたそうです。
1等賞金は経済成長とともに高額化し、平成元年(1989年)には前後賞を合わせて1億円の大台に到達しました。
更に、平成8年(1996年)には宝くじ発売開始以来、51年目にして初めて1等賞金1億円が誕生し、その後も高額化しながら現在に至っています。
さて、今年一年、拙劣なブログにアクセスいただきありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
来たる年が 皆様方にとって よい年となりますようお祈り申し上げます