昨日の「マクワウリ(金マッカ)」と共に、夏の「果物」の代表であるスイカについて、その後の生長をご紹介します。
おっと失礼、日本ではスイカは果物ではなく野菜に分類されるのですね。
ご存知でしたか?
このことは後段の「一言メモ」に解説しておきます。
6月11日に「スイカの花」を紹介したときの画像です。
この雌花が受粉後ここまで大きくなりました。
このスイカは7月20頃に収穫できる予定です。
今年は雌花の開花の都度、こまめに受粉を繰り返しましたので、12~13個収穫できそうです。
(一言メモ)
野菜と果物の違いについて
・「野菜」とは、食用に供し得る草本性の植物で、加工の程度の低いまま利用される
ものを言います。
・「果実」は統計上果樹として分類しており、永年作物などの木本類を言います。
農林水産省の分類では以上のように定義しています。
簡単に言えば、
「野菜」とは、種を蒔いた後1年で花を咲かせ、その後枯れる1年草本類を言い、
「果実」とは、木や蔓のまま何年も成長する多年生の木本類の果実を言います。
この分類に従えば、メロン、スイカ、イチゴは野菜となりますが、農水省では果実的野菜としています。
日本ではこのようになっていますが、外国では果物に分類しているところもあるようです。
一昔前まではスイカと並んで夏の果物の代表だった「マクワウリ(金マッカ)」ですが、最近ではメロンやトロピカルフルーツなど美味しい果物が数多く出回るようになり、すっかりローカルになった感じがします。
しかし今でも美味しさは高級果物に決して劣るものではなく、昔と変わらず、夏の
果物を代表するものの一つではないかと私は思っています。
6月10日の当ブログでは「マクワウリの開花」をご紹介しました。
これがその時にご紹介しました「金マッカの雌花」です。
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今年は蔓が順調に生長し、沢山の雌花が咲きましたので、その都度こまめに受粉を行いました。
その結果、予想以上の着果となっています。
開花から18日経って、早いものは黄色の色がつき始め、あと僅かで収穫できるまでになりました。
黄色く色づき始めたマクワウリです。
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あと10日余りすれば色がもっと濃くなり、独特の甘い香りがしてきます。
その頃が収穫の目途になると思っています。
4月28日に植えつけたナスが、ちょうど2ヵ月後の今日収穫できるまでになりました。
今年は定植後の生長が思わしくなかったので少し心配しました。
これはナスを植え付けた時の画像です。
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これは「ナスの花」です
当初は花のつき具合が悪かったのですが、最近になって沢山咲くようになりました。
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手前2本は収穫時期になった「長ナス」です。
奥に見えるのは通常の短いナスです
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「ナスの栽培方法」は4月28日の時に書きましたので省略します。
私が住んでいる大阪泉州地区には特産の「水ナス」があります。
瑞々しくて大変美味しいナスですが、素人では難しくて栽培できません。
専業農家では水を絶やさないように、傷をつけないように、常に細心の注意を払いながら管理しているようです。
私が栽培しているナスは、素人でも簡単に栽培できる、普通の短いナスと長ナス
それに緑のナスの3種類です。
緑のナスは珍しいと思いますので、収穫時期になりましたらご紹介します。
引き続き、散歩コースに咲いている「初夏の花」をご紹介します。
1.[桃色昼咲き月見草]
北アメリカ原産の帰化植物です。
花言葉「無言の恋」
月見草と言えば、現在楽天監督の野村克也氏を思い出します。
1975年(昭和50年)、南海フォークスの捕手だった野村氏が2500本安打を達成した時のインタビューに答えて、
「王、長島が太陽の下で咲くひまわりなら、
俺はひっそりと日本海に咲く月見草」
と言った言葉を今でもよく覚えています。
「月見草」は夜咲きますが、この花は昼間桃色の花を咲かせる月見草なのでこの名前がついたようです。
2.「立ち葵」
中国原産といわれています。日本には薬用として渡来したようです。
花言葉「大きな志」
「葵」と言えば徳川家の家紋である「三つ葉葵」を思い浮かべますが、それとこの
「立ち葵」とは別品種のようです。
3.下の花も珍しい花です。
1本の茎に筒状の花をたくさん咲かせ、その花は筒の中にきれいな模様をつけて
います。
花の本を調べて見ましたが名前が分かりません。ご存知の方は教えてください。
「ジギタリス」に似ているように思います。
日頃、余り気に留めないこのような花々ですが、改めてよく観察すると、どの花も
とても美しく、見ているだけで心が和みます。
お仕事でお疲れの皆さん、当ブログのカテゴリー「花」を開き、きれいな花の画像を見て頂きたいと思います。
そしてその事が、皆様方のお疲れ解消の一助になればとても嬉しいです。
初夏の花
「アガパンサス」
・別名を「紫君子蘭」と言います
・南アフリカが原産で、日本には明治の中頃渡来したようです。
・花言葉は「恋の訪れ」「実直」
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下の画像は初めて見る花で、名前は分かりません。
1本の茎にたくさんの花をつけており、その一つ一つの花も、傘の下から咲いています。
花の本にも載っていない珍しい花だったので写真を掲載しました。
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この花の全容は下の画像の通りです。
草丈は160cmくらいで、1本の茎に沢山の花をつけています。
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下は「芙蓉の花」です。
「芙蓉の花のような美しい顔立ち」と、昔から美人の例えに使われているこの花
は、その例え通り、おしとやかな感じで美しい花です。
原産地は日本、中国で、 花言葉は「しとやかな恋人」「繊細美」です。
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これらの花が植えられているこの散歩コースは、私の住んでいる熊取町が整備したコースで、毎日早朝より大勢の人が来て散歩を楽しんでいます。
季節毎に咲くいろいろな花が植えられていますので、花を見る楽しみと共に朝から清清しい気持ちにさせてくれます。
百合の花
5月19日の当ブログ「芍薬」では、美しい女性の容姿や立ち居ふるまいを形容する言葉として、
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
を紹介しました。
今日は、その言葉の最後に言われている「百合の花」をご紹介します。
家の近くにある散歩コースの途中に、色鮮やかな5種類の百合の花が咲いていましたので思わずシャッターを切りました。
1.「白百合」です。
花言葉は「純潔、無垢、威厳」
花言葉の通り、純白の花が純潔、無垢そのものと言う感じで見事でした。
2.「黒百合」です。
昭和29年頃に、織井茂子が「黒百合の歌」を歌ってヒットさせました。
その歌詞の中で
「黒百合は恋の花 愛する人に捧げれば 二人はいつかは結びつく・・・・・」
と歌っていますが、果たしてどうでしょうか?
花言葉は「恋、呪い」
3.「赤百合」です。
花言葉は「思わせぶり、虚栄心」
4.「オレンジの百合」です。
花言葉は「華麗、愉快、軽率」
5.「黄色の百合」です。
花言葉は「陽気、飾らぬ美」
百合は中国、日本などアジアを中心に広く分布しています。その原種は100種以上あると言われています。
万葉集にも詠われている「百合の花」、その1首をご紹介します。
「あぶら火の 光に見ゆる わが蘰(かづら)
さ百合の花の 笑まはしきかも」
大伴家持
5月30日に「ゴーヤ栽培」の第1回目として、苗の定植を書きました。
そのときの苗が生長して蔓を伸ばし、花を咲かせるようになりました。
そこで今日はこの「ゴーヤの花」をご紹介します。
これは「ゴーヤの畝」です。
下の画像は「雌花」です。。
花の中央に雌しべがあり、花の下には幼果がついています。
これは「雄花」です。幼果がないので雌花との区別がつきます。
昨日受粉した「雌花」です。
この後、2週間ほどで収穫できる程に肥大すると思います。
5月30日の第1回目の時に書きましたが、ゴーヤは食欲増進、夏ばて予防、更には血圧や血糖値を下げるなどの健康効果がある食材と言われています。
苦いので好き嫌いがあると思いますが、苦味を抑える方法を書いておきますので
夏ばて防止に一度お試しください。
「苦味を抑える方法」
・綿をしっかり取る
・厚さ2~3ミリくらいに薄く切る
・濃い目の塩水に10~20分浸ける。または塩をふって軽く揉んで炒める
・下茹する
今年は「オリンピックイヤー」ですね。
8月8日~8月24日まで第29回夏季オリンピック大会が北京で開催されます。
「オリンピックイヤー」があれば「オリンピックデー」もあるのかな?
そこで調べてみました。
すると、なんと!ありましたね。「オリンピックデー」が。
今日6月23日がその日です。皆さんはご存知でしたか?
では「オリンピックデー」とはどんな日なのでしょうか?
「オリンピックデー」とは、1894年6月23日クーベルタン男爵の提唱により、パリでオリンピック復興に関する国際会議が開かれ、1896年に近代オリンピックの第1回大会をアテネで開催することが決まりました。
これを記念して制定されたのが「オリンピックデー」で、6月23日をその日とする事になったようです。
第1回のオリンピックは古代オリンピック同様男子のみによって開催されましたが、第2回目から女子も参加するようになったそうです。
冬季オリンピックの第1回は1924年フランスのシャモニー・モンブランで開催され、
夏季大会と共に同じ年に開催されていました。
1994年ノルウエーのリレハンメル大会以降、冬季オリンピック大会は夏季オリンピック大会の中間に開かれるようになり、現在に至っているようです。
日本では過去
1964年に夏季オリンピックが東京で
1972年に冬季オリンピックが札幌で、
1998年に冬季オリンピックが長野で、それぞれ開催されています。
そして、 2016年の夏季オリンピックの招致に東京が立候補しているところです。
ここで、皆さん既にご存知と思いますが、クーベルタン男爵が残した名言をご紹介しておきます。
「オリンピックで重要なことは、勝つことではなく、参加することである」
「人生で大切なことは、成功することではなく、努力することである」
トマトが順調に育っていますので、「トマトの栽培」の続編を書きます。
4月26日に第1回目として「トマトの定植」と栽培方法を書きました
「6月1日には第2回目として「トマトの花」を紹介しました。
そして今日は第3回目として、「トマトの栽培(その3)」を書きます。
これは「6月1日に「トマトの花」を紹介した時の画像です。
花が終わった後、肥大化してきた青いミニトマトです。
下は3番花までが既に実になっている画像です。
青色から白色に変わってきましたので、2週間後くらいには熟れてくると思います。
この画像が6月1日の当ブログ「トマトの花」で書いた「栽培管理」の一つ、「雨よけのビニールシート」です。
1.8mの市販のアーチ支柱を使用し、その上から幅1.8mのビニールシートをアーチの左右に架けて覆っています。
トマトの実は雨にぬれると割れてきます。
昨年、この方法で「雨よけ」を行ったところ、きれいなトマトが沢山収穫できました。
梅雨に入り連日雨が降っていますが、雨よけのビニールシートの効果で順調に生育しており、今年も満足できる収穫が期待できそうです。
「夏至」とは、太陽の高度が最も高くなり、北半球では1年の中で昼間の長さが最も長い日のことです。
昼間が最も短い「冬至」と比べると、5時間余りも昼間が長くなっているそうです。
暦便覧には「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以って也」とあります。
天文学的には太陽の黄経が90度となり、地球の北極点が最も太陽の方に傾きます。
日本では太陽の南中高度(太陽が真南に来た時の太陽の高さ(角度)を言います)が80度近くなり、ほぼ頭の真上から陽が照りつける時期です。
食習慣では、「冬至」にカボチャを食べるように「夏至」でも各地で何か食べる習慣があるようです。
例えば関西のある地方ではタコの足のようにイネが深く根を張ることを祈願し、タコを食べる習慣があるようです。
また別の地方ではイチジク田楽を食べる習慣があるとも言われています。
ともあれ、暑さはこれからが本番です。
十分栄養を摂り、この暑さに負けない体力をつけ、暑い夏を乗り切りましょう。