7月も今日で終わりですね。
神戸では今月28日に局地的な集中豪雨に見舞われ、僅か10分で川の水位が1.3mも上昇し、小学生を含む5人が死亡するという痛ましい災害が発生しました。
海、山、川などへ行かれるときには、天候の急変に十分注意し、自然災害に巻き込まれないように気をつけましょうね。
さて、今日は今月の誕生花「蓮(はす)の花」をご紹介します。
・これは私がよく散歩する長池公園の池に咲いている「蓮の花」です。
・「蓮」の名前の由来は、
蜂の巣状の花托に果実が実ることからハチス⇒ハスという名前になったと言われ
ています。
・原産地はインド亜大陸とその周辺です。
・ハスの花はレンゲ(蓮花)と呼ばれ、中華料理に使用するレンゲ(散蓮華)もこの花
に似ていることから付けられたようです。
・地下茎はお馴染みのレンコン(蓮根)として食用になります。
・「蓮の花」(熊取:長池公園にて)
・「蓮の花」(熊取:長池公園にて)
(一言メモ)
・ところで、7月は陰暦で「文月(ふみづき)」と言いますが、謂れについてご存知で
しょうか?
・「文月(ふみづき)」の語源は、短冊に歌や字を書き、書道の上達を祈った七夕の
行事に因み、「文披月(ふみひらきづき)」が転じたとする説が有力とされていま
す。
・その他の説では、陰暦7月が稲穂が膨らむ月であるため、「穂含月(ほふみづき)」
「含月(ふくみづき)」から転じたとする説や、稲穂の膨らみを見る月であるため
「穂見月(ほみづき)」から転じたとする説等があるようです。
「語源由来辞典より」
百花繚乱の春の花から、炎天下の夏においても、暑さに負けじと咲いている花々があります。
そのような花々のうち、狭い我が家の庭で、今咲いている夏の花をご紹介します。
その花は、燃えるような赤色の「百日紅(さるすべり)」です。
この花は「夾竹桃」と共に夏を代表する花といわれています。
・百日紅(さるすべり)」
真っ赤に咲いた鉢植の「百日紅(さるすべり)」です。
ところで、「さるすべり」は漢字で「百日紅」と書きます。
皆さんはこれを「さるすべり」と読めますか?
私は読めなかったので調べてみました。
・「百日紅」は中国原産で、夏を中心に次から次へと花を咲かせ、百日にもわたってどこかに花を咲かせている木です。
そこで中国ではこの花を中国語で「百日紅」と呼んでいるそうです。
・これに対して日本では「百日紅」の幹がつるつるしているので、木登りの上手な猿でさえ登れないということから「さるすべり」と名前がついたようです。
結局この花の名前は、中国語の「百日紅」を日本語の「さるすべり」と読ませた結果「百日紅(さるすべり)」と表記されるようになったそうです。
・「花言葉」は「雄弁」「敬愛」「活動」「世話好き」です。
・画像をアップしてみると、フリルのような花弁がたくさん開いています。
・「木槿(むくげ)」
一重咲き、半八重咲き、八重咲きがありますが、これは白色の八重咲きです。
この花も暑さに負けじと夏から秋にかけて咲きます。
(一言メモ)
・「木槿(むくげ)」は中国原産で日本には平安時代に渡来したと言われています。
・中国名を「木槿(ムージン)」と言い、日本ではこの漢字の音読み「もっきん」が変化して「むくげ」となり、漢字は「木槿」が当てられたようです。
今月は各種野菜の収穫とその栄養素、健康効果などをご紹介しています。
果樹も一昨日にご紹介した桃のように、早いものは収穫が始まりました。
私が栽培している数種類の家庭果樹のうち、庭に植えているブドウ(巨峰)も桃に
続いて収穫期となりました。
そこで今日はブドウの収穫と健康効果についてご紹介します。
ブドウ栽培については過去2回「開花」と「ジベレリン処理」をご紹介しました。
・第1回目:5月23日にご紹介しました「ブドウの花」です。
・第2回目は6月6日に種無しブドウを栽培するための「ジベレリン処理」について
ご紹介しました。
・7月23日:色づいてきた巨峰です。
あと1~2週間で収穫できると思います。
・下は初収穫のブドウです。
もう少し摘粒して1房当たりの粒を少なくすれば、もっと立派なブドウとなったと思い
ます。
ジベレリン処理は成功しました。種は入っていません。
来年は市販されているような立派なブドウに挑戦します。
「健康効果」
・ブドウにはポリフェノールが含まれていますね。このことは皆さんよくご存知だと
思います。
このポリフェノールは活性酸素を抑え、がんを予防したり、動脈硬化などさま
ざまな生活習慣病の予防に効果があるそうです。
・ポリフェノールの量は種子に最も多く、ついで果皮、果肉の順に含まれているそう
です。
・ブドウ糖は吸収されやすいのでエネルギー源として疲労回復などの効果が期待で
きます。(そう言えばマラソンでよくブドウ糖を食べました。)
(一言メモ)
・ブドウは世界で1番生産量の多い果物で、紀元前5000年には既に栽培されていた
と言われています。
・日本でのブドウ栽培は平安時代末期と言われていますが、「巨峰」は昭和14年に
静岡県伊豆地方で誕生したそうです。
・戦後、福岡県で栽培研究を重ね巨峰栽培に成功したことにより、栽培発祥地は
久留米市と言われています。
しかし生産量は長野県が日本一とのことです。
今年は「落花生の栽培」にも初めて挑戦しています。
・第1回の栽培記録として、5月29日に「落花生の開花」をご紹介しました。
・その時の株はまだこのような状態でした。
・それから2ヶ月経過し、株は大きく生長しました。
現在、株の茎は畝全体に広がっています。
・「子房柄(しぼうへい)」と呼ばれる針のような根が、花が終わった茎からたくさん
伸びていますが、これが土にもぐりこみ、生長してその先に「さや」ができて落花生
の実がつきます。
・この「子房柄(しぼうへい)」の先に実がつきます。
生育状況は順調ですが心配事が一つあります。
・それは今月に入って殆ど降雨がなく、畝がカチカチに乾燥しており、株が弱って
きていることです。
できるだけ潅水するようにしていますが、あまり効果が見られません。
11月の収穫までに適量の降雨があり、株が元気を取り戻し、たくさんの実をつけて
欲しいと思っています。
(一言メモ)
・落花生はマメ科の作物で、ビタミンB1やE、コレステロールを抑えるオレイン酸、
たんぱく質などが豊富に含まれているようです。
・落花生の国内産地は千葉県で、全国の75%を生産しているそうです。
当ブログでは家庭果樹についてもご紹介しています。
私は各種家庭果樹を鉢植えで栽培していますが、白桃については庭で栽培して
おり、その栽培記録について、4月の開花から袋掛けまで2回に亘って紹介して
きました。
・これは4月3日にご紹介した「桃の開花」です
・開花から1ヶ月余り経過し、ピンポン玉くらいの大きさになったところです。
・5月16日「袋掛け」を行いました。
白桃はご覧のようにグレーの袋をかけて白く育てます。
・開花から4ヶ月弱経過し、「収穫時期」を迎えた白桃です。
同じ白桃でも赤く色をつける品種と色をつけない品種がありますが、元祖と言われ
る白桃は色をつけないようです。
私は色をつけない白桃を栽培しています。
・そして収穫した白桃です。
破れた袋のところから太陽が当たり、少し赤くなったものもあります。
今年は雨が少なく例年より小粒ですが、その分甘みが増して美味しい桃が収穫
できました。
・日本の桃の元祖は岡山の「白桃」といわれています。
この白桃を改良して「白鳳」や「浅間白桃」、などたくさんの白桃系品種が誕生した
ようです。
(一言メモ)
・桃の原産地は中国です。
日本に伝わった時期は不明ですが、縄文時代末期から弥生時代には既に食べ
られていたと言われています。
・保存方法
・硬い桃は紙に包んで風通しの良いところで常温保存し、追熟させます。
かたい状態のまま冷やすと甘みが出ず、また冷やしすぎも甘みが落ちます。
軽く指を当てて、やわらかみを感じれば食べ頃です。
・食べる2~3時間前に冷蔵庫の野菜室へ入れるとよいようです。
熟した桃は傷みやすいので、できるだけ早く食べるようにしてください。
6月16日の時点でまだこのような状態でした。

しかし、その後順調に生育し、上記から約1ヶ月後の7月13日に初収穫を行い、22日には収穫が終わりました。

「参考」
とうもろこしの「栄養素」と「健康効果」についてご紹介します。
「栄養素」 「健康効果」
・ビタミンB1 糖質を分解する際に補酵素として必要です。
・ビタミンB2、発育に効果があるといわれています。
・ビタミンE 抗酸化作用を持ち、 血行を良くし、冷え性、肩凝り、更年期障害の
緩和に役立つと言われています。
・食物繊維 便秘の改善や大 腸がんの予防、美容に役立つようです。
・カルシウム 骨や歯の発育に欠かせない栄養素です。
このように とうもろこしには栄養素が詰まっており、生活習慣病予防のためにも、
できるだけ食べていただきたい野菜の一つです。
皆さんは「そうめんカボチャ(正式名は金糸瓜)」と言う野菜をご存知でしょうか?
6月20日の当ブログに簡単にご紹介しましたが、この野菜が収穫期になりましたので続編として収穫と調理法をご紹介します。
6月20日にご紹介しました「そーめんカボチャ」の花です。
上が雄花で、下は雌花です。
この雌花が受粉後1ヶ月余りでこのように大きくなります。
果実の黄色が濃くなれば収穫です。
・調理法
(1)4~5㎝の幅に輪切りにします。(下の画像)
皮が硬いので手を切らないように注意してください。
(2)これを水から茹でます。
(3)沸騰してから20分ほどで、実に箸が通るようになったら茹で上がりです。
(4)水にとって冷やします。
(5)冷えたそーめんカボチャ(金糸瓜)の内側を箸やフォークでほぐすと1~2㎜角
の繊維状にほぐれてきます。
果肉がソーメン状にほぐれた画像です。
(6)水気を絞り、麺つゆや三杯酢で食べます。
(一言メモ)
・低カロリーでダイエットに有効な食材です。
・食感はシャキシャキとして大根のつまに似ています。
・代表的な成分はβーカロチンで、コレステロールを減らしたり心臓病予防に効能が
あると言われています。
また、豊富に含まれるカリウムや糖分などで利尿作用が期待でき、むくみやすい
人にはお奨めの野菜です。
嘗て庶民の果物として、スイカと共に夏の果物の代表であった「マクワウリ」ですが、現在では美味しい果物が多種栽培されるようになり、一昔前までの人気はなく
なっています。
しかし、その栽培のしやすさでは依然として家庭菜園の人気果物(分類は野菜)の
一つとなっているようです。
我が家でも、「マクワ(真桑)ウリ」を栽培しており、その栽培について過去2回ご紹介しました。
・第1回目は6月10日に「マクワウリの開花」をご紹介しました。
そして6月29日の第2回目では「黄色く色づき始めたマクワウリ」をご紹介しました。
・そして第3回目の今日は収穫をご紹介します。
私は収穫時期の判断として上部にひび割れができるのを目安にしています。
・マクワウリを半分に切ったところです。
肉厚で瑞々しく昔ながらの味です。
この果物は皆さんよくご存知だと思います。
昔よく食べられたのではないでしょうか?
甘くて美味しかった記憶が思い出されませんか?
私の畑では今年は豊作でしたが、既に収穫の最盛期が過ぎ、蔓が枯れはじめました。
メロンのような甘さはありませんが、昔懐かしい素朴な味わいがあり、私にとっては
矢張り夏の果物のもう一方の代表です。
(一言メモ)
・マクワウリは中国原産で、日本では縄文時代晩期には栽培されていたと言われて
います。
・このようなことから、昔は日本を代表する瓜と言えば「マクワ(真桑)ウリ」を言って
いたようです。
・マクワウリの名前は、特産地の美濃国真桑村(現在の岐阜県本巣市)からきて
いるそうです。
・栄養はブドウ糖、ショ糖、果糖などの糖分が主成分で、βーカロチン、ビタミン
B1,B2,C、カリウムなどが含まれています。
・このためエネルギーの補給に効果があるそうです。
我が家の「スイカ栽培」も既に収穫が始まっています。
今年の「スイカ栽培」記事を振り返りますと、
・6月11日に第1回目「スイカ栽培」でスイカの花を紹介しました。
・第2回目は6月30日に「スイカ栽培(その2)」で生育状態をご紹介しました。
このとき、「このスイカは7月20頃に収穫できる予定です」と書きました。
・そして今日第3回目として「スイカの収穫」をご紹介します。
今年は7月になって晴天の日が続きましたので順調に生育しました。
そして概ね予定通りの7月18日に最初の収穫を行いました。
収穫個数は思惑より少ないですが、それでも7㎏~9㎏弱の粒揃いのスイカが10個ほど収穫できる予定です。
この画像は8.8㎏のスイカです。(直径が27~28㎝あります)
また7月に入ってからの雨量が少なく、その分甘みが増して美味しいスイカとなりました。
地元の農家の人の話では、今年はスイカの出来がよくないとのことです。
「素人でこれだけできれば十分ではないか」と褒められ、自己満足しているところ
です。
(一言メモ)
「スイカの栄養分」
・「成分」、スイカの成分のうち95%が水分で、そのうち4~6%が糖分と言われ
ています。
・「栄養素」は、ビタミンA(βーカロチン)やビタミンB1、B2、Cのほかカルシウム、
鉄分などバランスよく含んでいるそうです。
・「効能」は、利尿作用、高血圧、解熱作用、尿路結石、二日酔いなどにも効能が
あると言われています。
過去の当ブログで「スイカは夏の果物の代表」と書きましたが、健康面でも良い
ようですね。
汗をかいた暑い日には、よく冷えたスイカを食べて元気をとり戻しましょう!
今月に入り、3日からの「スイス旅行」、そして帰国後10回に亘る「スイス旅行」の
紹介記事などで、すっかり家庭菜園記事から遠ざかっていました。
今日から家庭菜園を主テーマに、趣味、雑学など通常の記事を書いていきます。
さて、今日22日は「大暑」です。
「大暑」とは二十四節気の一つで最も暑い頃と言う意味です。
また、天文学的には太陽が天球上の黄経120度の点を通過する瞬間を言います。
暦便覧には「暑気いたりつまりたるゆえんなれば也」とあります。
私が住んでいる大阪泉州地方では連日35度を超える暑さが続いています。
正に暦どおりの季節と言うことですね。
農家にとっては田の草取り、害虫駆除など暑い中での農作業が辛い節目の日です。
また、この時期は蒸し暑さに襲われることで体力の消耗が激しくなるため、夏ばて防止のために精力のつくうなぎを食べる習慣があります。
そう言えば、今年の夏の「土用の丑の日」は7月24日となっています。
夏ばて防止にはゴーヤも良いと言われています。
6月24日の当ブログにも少し書きましたので、参考のため、もう一度下記に書いて
おきます。
・我が家のゴーヤ栽培も収穫最盛期を迎えています。
ゴーヤ棚には大小のゴーヤが10数個ぶら下がっています。
・毎日3~4本の収穫があります。
・我が家ではゴーヤを卵、豚肉、ベーコンなどで炒めたゴーヤチャンブルにして食べ
ています。
「参考」
6月24日に書いた記事です。
ゴーヤは食欲増進、夏ばて予防、更には血圧や血糖値を下げるなどの健康
効果がある食材と言われています。
苦いので好き嫌いがあると思いますが、苦味を抑える方法を書いておきますので
夏ばて防止に一度お試しください。
「苦味を抑える方法」
・綿をしっかり取る
・厚さ2~3ミリくらいに薄く切る
・濃い目の塩水に10~20分浸ける。または塩をふって軽く揉んで炒める
・下茹する