卯の花
今月の大阪は20日までに16日間雨を記録し、その後は一転して晴天が続いて、日中の最高気温が25度前後の初夏を思わせる暑い日が続くという天候不順でしたが、その4月も今日で終わりです。
旧暦4月は卯月と言い、この頃に咲くことから名付けられたと言う花に「卯の花」がありますが、この花は別名を「ウツギ」の花とも言われています。
その「空木(うつぎ)」に似ていて、花が小さいと言うことから名付けられた「姫ウツギ」。
我が家では、鉢植の「姫ウツギ」が真っ白な花を咲かせているのでご紹介します。
・これがその「姫ウツギ」の花です。
「姫ウツギ」は、ユキノシタ科ウツギ属の耐寒性落葉低木です。
原産地は日本で、北海道から沖縄に至る山地の岩の上などに自生しているようです。
・姫ウツギの花です。
姫ウツギ(卯の花)の緑の葉っぱと白い花は初夏を思わせるような暑さを癒してくれます。
ところで卯の花と言えば、童謡・唱歌に「夏は来ぬ」がありました。
この歌は1896年5月、『新編教育唱歌集(第五集)』にて発表され、2007年に日本の歌百選に選出されています。
♪ 卯の花の 匂う垣根に
ホトトギス 早も来啼きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来(き)ぬ
子供の頃を想いだしてお聴きください。