ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

再会~34年ぶりに会う母(草稿)

2009年11月26日 | 手放す~しがみつくのをやめる時
39歳の私のテーマは、「手放す」だ。

自分自身の過去で、自分を縛り付けていた。

そこにしがみついていないと、自分の生そのものが危ぶまれていたからなのか?

ただ、悲劇を嘆くヒロインになりたかったからなのか?


34年ぶりに、生みの母親に会いに行った。

お守りに、龍の形をしたネックレスを、友人にいただいた巾着袋に入れて。

東京にいた時に、一度会っている。そのときから数えたら21年ぶりになる。

11月21日土曜日、新幹線に乗り込んで、

大宮で越後湯沢まで、越後湯沢から直江津まで、直江津からレンタカーで糸魚川までの道のりは、とてもとても遠かった。

今私は、まだ気持ちの整理がついていない。

だから、旅行会社の日程表みたいにしか、書けないでいるし、

人にもどのように、どこからお話したらいいのかも、混乱して

少しおかしくなっている。


八戸を出て、盛岡へ向かう車中、

あまりに白く光る外へ目を転じると、

雪が!しかも豪雪!



雪が出迎えるとは。。。

仙台に着くと、今度は虹がお目見えした。



乗り継ぎの電車は超満員。

私は立って、越後湯沢へ。

古い日本家屋が見える。歴史を感じる街道。

レーシングスキーをしていた頃、よく通った道を見つめて、

懐かしさを覚える。 若かった私。 


直江津までは指定席だったので、座ってずーっと車窓から眺めていた。

新潟は河が多く、河に並行して道路が続き、その道路の真横は山並みが続いている。

新潟の特徴的地形だ。

豪雪地帯ならではの建築様式の家が並ぶ。 

地面から数メートルもコンクリートの基礎が見える。


どんな人が待っているのだろう?








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