ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

となりんちで えんぶり!

2009年02月26日 | 子育て広場「となりんち」
先週の金曜日。
いつもどおりの「となりんち」の日。

朝から降る雪。
前日に比べたら、しんと気温が低く感じられる朝。

今日はきっと利用者が少ないかな?
と思いながら、福祉公民館へ向かう。

私の到着前から来てくれている親子さんたちに、「おはよう!」

「となりんち」の看板まで出してくれている。「ありがとう」

ぼちぼち集まってきて、自由に過ごす。
私も、初めての方で妊婦さんに話しかけて、大きくて命豊かなお腹に
触れさせていただく。
あったかい
お腹の中で、赤ちゃんが動いたよ。「こんにちは!」

昼ごはんを食べようと準備していたら、外を歩くえんぶりの一行が!
公民館に向かっているではないですか!!

もしかしたら、公民館でえんぶりを舞ってくださるのかしら?と
玄関に走っていってみると、一室を借りての休憩と昼食タイムだと・・・。

な、ならば、その後とか、
「えんぶりを一演目でもいいので、舞ってくださると嬉しいのですが」と
声をかけてみた。

ご祝儀があれば、昼食と休憩後にいいですよ、との快諾!

「では!」と私は夢中で、ここにいる皆に声をかける!!

「ご、ご祝儀を集めたいのですが、皆さんいくらでもいいから、ここにご寄付お願いします!!!」

缶に入った寄付は、なんとちょうど5千円!

えんぶりの一行も、喜んで引き受けてくださった。
ありがとうございます!

春の縁起物!
八戸の伝統文化を、間近で、しかも屋内で見られるとても素敵な偶然!
転勤族の多い「となりんち」利用者だから、とてもよい文化の体験をさせていただきました。

本当に、心からありがた~いと、思わず何度も手を合わす。
妊婦さんが二人もいたので、よい響きを贈れたのではないかと思う。

ありがとうございました!!!!

世界一のエステティシャン・今野華都子さん

2009年02月20日 | 観劇・読書・感想記
顔を洗うこと 心を洗うこと
今野 華都子
サンマーク出版

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エステティシャン世界大会で、見事一位を獲得したというエステティシャン、今野華都子さんが、八戸に来た。

「ハッピー洗顔教室」という題名のチラシを見ただけでは、たぶん行くことはなかっただろう。
洗顔は毎日しているし、特別だめな洗顔方法でもないだろうという気持ちが、誰しもあるだろう。
念入りに、お化粧が残らぬように気をつけていると自負しているから。

私もその1人だった。が、気功の男性Tさんが、会うたびに薦める。
この人の話は、何か特別なものがある・・・
講話の中に
そして直接手に施してもらえる洗顔方法の手のやさしさに

そして、私の顔と、今野先生の顔がどことなく似ている。。。という言葉も何度も言う。

そっかぁ~。
男性がそこまで言うのなら、
Tさんがそんなにおっしゃるなら、
きっと後悔はしないに違いない・・・と思い、参加の予約を取った。

行った。

聴いた。

泣いた。


洗顔方法は、今まで当然と思っていた方法とは打って変わっていた。
泡立てる。 これはまあ分かる。
その後、息を吐きながらまるで赤ちゃんのおなかをさするように優しくふんわりと、泡でマッサージするように手を動かす。
エステの要領で、顔の箇所を順番に。

こんなに丁寧に洗ったことは、生まれてこのかた一度だってない!
こんなに丁寧に、自分の心と向き合って、自分の顔に感謝して洗ったことなど!

今野先生は言う。
「ご自分の顔、こんなに丁寧に洗ったことないでしょ。
顔の洗い方は、あなたの生活態度そのものです。
さささっと洗っていませんか?
顔に時間をかけるなんて、面倒だと思っていませんか?
それは、自分に対しても、
人へ対しても粗雑に扱っているかもしれないですよ。
そんなこと、思ったこともないでしょう?

毎日、仕事や家事を終えて、顔を洗うとき
洗面台に写る自分の顔に向かって、今日もありがとう、ご苦労様と思いながら汚れを落としてあげる。
朝、起きたら、今日一日、またよろしくねと、励ましながら洗ってあげる。
これを毎日続けてみたら、
ご自分の中が清らかになって、
態度も考え方も、人への接し方も、物腰も変わっていきます。
丁寧に自分に接することで、自分が変わり、周りが変わります。

私たち人間は、30億年前に微生物として誕生してから、人間という形になるまで進化を続けてきました。
そのつないできた命に感謝をして、この自分の体に感謝をする。
その心をなくして、なんでも人のせいにしていては、人に幸せはきません。

ここに来る方々は、キレイになりたい!と思って来られていると思いますが、
キレイになるのはなんのため?
どうしてキレイになりたいの?

キレイになると、自分に自信が持てるようになるわよね。
自信が持てるようになると、行動的になるね。
行動できるようになったら、自分のためだけに奉仕しても、本当の幸せはないのよね。
物欲は、買っても買っても満足しないでしょ?
欲はね、満たしても満たしても、満足なんてしないでしょ?

じゃぁね、本当の幸せって、何だと思う?
それはね、人のためになることをするということだと思うのよ。

人の喜ぶことをする
人の助けになることをする

そうすれば、自分の心も喜び、満たされるんだよね。
自分が活かされているという喜びだよね。

自分が活かされていると実感するということが、
幸せということなんじゃないかな。

きれいになったら、そうやって自分の心と体とを活かして生きてほしい。」

時折見せる鋭い目つき
静かに 厳かに 話す口調
祈りのような 優しいお顔

それはまるで、観世音菩薩様のような風貌でした。

洗顔の仕方を教えている立ち姿は、ほんとうに菩薩様。

こんな方になりたいなぁ、と思いました。
優しく 厳しく 深い愛を持った女性に。

今野先生の書籍を購入するとサインがいただけるのですが、
そのサインに記す言葉は、その人によってすべて違うものだそうです。

先生は、本を差し出した人の顔を数秒見つめ、
筆をさらさらと動かします。

私は、椅子に座る先生を見下ろすことが恐れ多くて、
「座ってもいいですか?」と了解を得てから、テーブルの前にひざまずいていました。
先生と目と目が合って、
先生のお優しい目が私の目の奥にふっと入りました。

さらさらと大きく動かした筆は、
慈愛
とありました。

その言葉を改めて見つめたら、涙が出てきてしまったのです。

ありがとうございました。
私の目指しているところです。

慈悲深い 愛の深い 人に なりたいです

今野先生が社長を勤めることになった「タラサ志摩リゾート」
ホームページ

六ヶ所ラプソディー

2009年02月20日 | 観劇・読書・感想記
映画「六ヶ所ラプソディー」の上映会に行ってきた。

青森県上北郡六ヶ所村には、2004年から原子力発電所から出た使用済みの核燃料を化学処理して、プルトニウムを取り出して再利用するという施設「再処理工場」が存在している。

2007年には運転開始のはずが、いまだテストの段階で様々なトラブルが発生しており、稼動するための十分な安全性が認められず、運転されていない。

原子力発電所は、現在55基の発電所が全国に配置されている。
いつの間にか、日本で使う電気の3分の1を原子力に頼っている状態になっている。ほんとに、いつの間に・・・という感じで。

今パソコンを使っているこの時間も、原子力を使うことになるのに、私はその原子力について、書こうとしていることに心のどこかが痛く感じる。

この六ヶ所村にある再処理工場は、全国にある原子力発電所で使われた、使用済み核燃料を回収し、それらを化学処理でプルトニウムとウランを取り出すという、日本にたった1箇所だけの施設だ。

ごみを出さず、すべてが再利用されるのかというと、そうではなく、廃棄される核燃料は海と空に排出されるという。
その残りものは、最も放射能毒性の高い、「高レベル核廃棄物」であるという。

再利用するから、無駄がない・・・
原子力はCO2を出さない・・・
廃棄される核燃料は、大気や大量の海水で薄まるから問題はない・・・

ほんとうにそうなんだろうか?

映画は、
六ヶ所村を拠点として反核を唱える住民たち
再処理工場で働く家族のある男性
もともとは反対だったけれど、そこで仕事をする人や仕事を請け負う人が増えていくうちに口を閉ざしてしまった中立派の住民たち
仕事が潤った建設会社の社長などの
証言や生活や思いを綴ったものだ。

反対!賛成!とはうたっておらず、中立を貫いている。
貫いてはいるが、観ている私としては、裏に見え隠れする国策と政治と経済の絡みに、いつも犠牲になる一般市民の構図が見えて、吐き気がしそうになった。

監督は、鎌仲ひとみさん。
以前、「ヒバクシャ」という映画を撮った方だった。
ヒバクシャ―ドキュメンタリー映画の現場から
鎌仲 ひとみ
影書房

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被爆に苦しむ他国の人たちを見つめ、
原爆を落とされた唯一の国、日本を見つめなおす彼女の視点は、
私たちに驚くほどに訴えてくるものがある。

映画の中で、イギリスのセラフィールド再処理工場での事故についての取材があった。
近隣住民の健康被害調査で、小児白血病の発症率が通常の10倍になっているという。
それまでは、反対とうたっていなかった一住民が、わが子が白血病にかかったことで立ち上がり、反核運動を始めたという女性が、重々しく語る場面は、
六ヶ所が本格稼動し始めてからの数年後の日本人の顔にも見えた。

セラフィールド工場からの廃液が流れる海域は、放射能濃度が通常の70倍になっている。
放射能は、拡散されず、溜まるのみだ。プルトニウムは重いので、海底に沈殿し、そこのまま放射線を出し続けているという。

魚介類への影響も出ているという。
海藻類は、魚よりもより高濃度に濃縮するという。
ただ、イギリスでは海草は食べず、魚もあまり食べないので問題ないとしているらしい・・・。

ほんとうにそれでいいの?

鎌仲さんは、今、次の映画を撮影に入っているという。
仮題「ミツバチの羽音と地球の回転」

地球温暖化という環境破壊
私たちの生活スタイルそのものが、環境破壊につながっているというジレンマ
地球に優しい社会、生活、エネルギーを探る映画らしい。

この映画では、山口県上関町に建設予定の原子力発電所のことも出てくる。
原発予定地の真向かいに位置する祝島の人々の、26年間の反対にも関わらず、計画は進んでいるらしいのだ。

現在製作中のこの映画は、製作支援金としてカンパをお願いしている。
もし、気になる方はこちらまで↓
「ミツバチの羽音と地球の回転」製作プロジェクト

夫と、核燃料について話した。
「いつもこんな風に、生活が困難で、地元を大切にしている国民が犠牲になる。
そんなんでいいとは思わない。」と私が言ったら、夫が応えた。

「その人たちのお陰で、自分たちがこうして生活できていることに、感謝するしかない。この人たちが犠牲になってくれているお陰で。」

重々しい空気が流れ、涙も流れた。

六ヶ所ラプソディー






旧正月に初日の出

2009年02月06日 | これも自分あれも自分
先月1月26日は、旧正月。

一般的に使われているグレゴリオ暦が渡ってくる以前、
太陽太陰暦を取り入れていたむかしむかし、
ここ日本でもお正月といえば、この旧正月の日なのでした。

旧正月は、太陰暦でいう新年を明ける新月の日のこと。
新月は、太陽とともに昇り、真昼の東から西へ沈みます。
だから、夜はお月様は地球の裏側にあるんです。
そんな新月には、とても浄化のエネルギーがあるといいます。

その旧正月。
初日の出を観に、種差海岸へ向かいました。

友人の、お寺で修行をしたことのあるという、とても温厚なおじさんと、
こちらで会ったたぶんソウルメイトの彼女とその子どもと、
もちろん我が家の子ども達と。

うっすらと海岸を染めるオレンジ色と桃色と赤色と紫色のコントラストが美しく、まるで染め液のような淡い空。

雪の降りそうな厚い雲が、上空に両手を広げ
それと並行して波を立てる水平線

私の見える視界いっぱいに広がる その薄いベールは
いよいよお日さまの昇る時に ぱーーっと脱ぎ捨てられて
その光のまぶしさ
その光の放つ四方へのパワー
あまりにも熱い
あまりにも輝き

私たちはその神々しさに 絶句した

雪がちらつく 朝の7時
太陽の照りつける輝きと
月の神秘の存在感とに 感謝せずにはいられなかった

ありがとうございます

いつもあると、当然に思っていては感謝もできぬ
いつもそこにいてくれて、ありがとう

こんな朝日を見たら 毎日感謝を覚える母と子でありました



インフルエンザ

2009年02月06日 | これも自分あれも自分
なんとも、久しぶりに開きました。パソコンを・・・

1週間、家族全員インフルエンザになりました。
まだ、完治はしていません。

手洗い
うがい
念入りな歯磨き

が、感染予防になるそうですが、
うつってしまいましたねぇぇぇ。

体痛い
腰痛い
足痛い
熱は出る
体重い

こんな節分の過ごし方も 初めてでした。

いい毒出しの節目を迎えたのかもしれません。

皆様もどうぞ、ご自愛くださいねぇぇ。

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