ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

おせちの飾り葉に、"ゆずりは”は使われるそうです

2005年12月31日 | 子ども
どんな大晦日を過ごしていますか?
なんだかせわしなく、忙しく、家のことや食事のことや親戚のことを細かく考えながら、働いているんだろうな。

うちでも、そうです。
子どもたちを雪山で遊ばせておきながら、その隙に掃除をしたり、食事の用意をしたり、一息入れたりしています。
子どもたちも、騒いだり、けんかしたり、叱られたりしながら、せわしない大晦日を過ごしています。
私も、休憩をしながら、次の仕事を頭に抱えながらのひと息です。ゆっくりできない感じね。ふう~。

北海道は(ってうちだけかな?)、大晦日の今日、おせちを食べます。
うん、やっぱりうちだけなのかな。
親戚一同が介し、おせちをおかずにお酒を交わし、わいわいがやがや、思い出話をして盛り上がったり、時には一芸もあったりしながら時を過ごします。孫が多くなると、これまた楽しかったり、騒がしかったり、うるさかったりで、こちらで弟の怒鳴り声が聞こえたかと思うと、あちらでは嫁が叱りつけていたりと、うちの人口が順調に増えているのと比例して、怒る声も大きくなっている感じですわ。うるさっ!

今年は、両親にアルバムをプレゼントしました。
「愛の劇場」と題したアルバムの中には、独身時代の父と母の写真から始まり、結婚式・新婚旅行、そして家族旅行・・・。思い出の写真を切り取り、イラストやシールなどで飾り付けて作成した、世界にひとつしかない思い出ダイジェスト版。両親は、とっても喜んで、懐かしく見てくれました。二人の弟たちも、それぞれの写真のエピソードや記憶を話したりして、おもしろ可笑しく笑いながら見ていました。何冊にもなってしまって、倉庫にしまいっぱなしになっているアルバムたち。そのアルバムの中から、数枚を取って、光を当ててあげたら、なんて素敵!思い出はよみがえり、くすんでいた写真の中の表情も、なんだかとびきり嬉しそうに笑いかけてくれている感じがしました。よかった。私の発想。大成功。

みなさま、今年もお世話になりました。
今年1年、自分の至らぬ部分にへこみながら、反省しながら、それでもなお修復することが叶わずに過ごしてきてしまった1年でしたが、お付き合いくださった皆さんに、感謝感謝です。ありがとうございました。
来年も、新たな気持ちで、自分の生き様をご披露してまいりたいと思っております。恥ずかしげもなく、惜しげもなく、嘘のない自分で生きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
よい年を!

コミック誌 意見求ム!

2005年12月28日 | 子ども
サーヤが、以前からほしがっていたコミック誌。
同年代のお友達の家で読んでから、とっても気になっていた某講●社の「なかよ●」。
私はいつも買わずにいたのだが、実家に帰省して、祖母に甘い声で頼んで買ってもらってしまった。そして、私の悪い予感が当たっていたことに、昨日気づいた。

どんな物語が漫画になっているのかも知らずに、本人だって何が悪いのかも分からずに、いや善悪の分別、男女の分別、年齢を見極める分別、変な人かいい人かを見極める分別等々、世の中一人で生きていくための方法をまだ会得していない年齢の子どもを対象にした漫画である。それを分かっている上で出版しているはずである。そうですよね?出版社さん?

大人気漫画
好評につき毎月連載
テレビ放映中 という文字が、その漫画のタイトルの周りに飾られていた。
でも、その内容、読んだことある?
「あなたの恨み、はらします。」
「あなたを悲しませた相手を、地獄へ落とします。」
「それを願ったあなたも、地獄へ行く羽目になるのよ。でも、それでも恨みをはらしたい?はらすでしょう?」
残虐な血痕と、容易に想像される殺される人間、人間が人間を呪い、自分の代わりに死を下す者への爽快感(?)。
それらが、ホラー映画と可愛らしい漫画の裏に隠れて、正当化されているような感じを受ける。それが当然。自分に危害を加えた人間が殺されるのは当然。自分も傷つき痛い思いをしたのだから、同じ仕打ちを受けるのは当然。そんな物語だった。

サーヤの留守中に、昔を懐かしむつもりで読んでみた私は、そんな漫画が入っていることに驚き、深く傷ついた。こ、こんな漫画を読んでいいのか?これでは、テレビのCMみたいに、見せたくない・見たくない情報を垂れ流しにされている現代そのまま。単行本ならいざしらず、こんな月刊誌に掲載するにはなんて無責任な選択!と、腹立たしくなった。そして、内容もよく調べもせずに買い与え、またそれを黙認していた自分の浅はかさにも腹が立った。

私、親として、どうしたらいい?
見せたくないものは、たくさんある。だって、まだ6歳児よ。まだ小学生にもなっていない。テレビで見る「ゴリエちゃん」を見ても、女の人だと疑わないような分別の子どもよ。6歳という年齢だけでなく、精神年齢が低い子どもを対象にした内容だとは、到底思えない。大人が読んだって、精神年齢の低い大人や自己判断の鈍い大人が読んだら、間に受けるような内容。いいのかな。

私、人間として、どうしたらいい?
性の描写のある漫画も、中にはある。でも、ある程度の(それでも親が見てドキドキする描写だが)描写には目をつぶろう、と思う。テレビを見ていたって、男と女がいやらしくアイスクリームをなめたり、ガムをむさぼったりするCMが、無責任に流れているのを考えれば、仕方のないこと。避けようのないことだと思うし、私の子どものころだってそうだった、と思えるから。
でも、人間を殺害するシーンや呪い殺すシーンや、それをよしとする描写には、人間としておかしいと思う。

サーヤに語りかけ、ママの気持ちを伝え、その問題の漫画のみを切り離してもいいかどうかを伺ってみようかと思うが、どう?それとも、コミック誌1冊丸ごと、捨てたほうがいい?ううん、それでは彼女の気持ちが尊重されていないような・・・。みなさんなら、どうする?

降る フル ふ・る・る

2005年12月27日 | これも自分あれも自分
♪ゆーきーが降る~
   あなたは来ない~

今日も降ります。降り続けています。
こんな12月も、めったにありません。
北海道でも南に位置する私の故郷は、海に面していることもあり、あまり雪は積もらず、気温も氷点下10度にまで下がるのは大寒のある月くらいで、北国でも過ごしやすいところです。

それが今年は、この雪雪雪!
全国的にも記録的な大雪にみまわれ、各地で事故が相次いでいますよね。・・・。これも、自然の驚異。人間はなす術がありません。事故に遭わないように、最新の注意を払うのみ、でしょうか。

それにしても、こちらはなんて居心地がいいのでしょうか。家の中は暖かく、外だって、雪が降ってはいるけれど、なんだか暖かく感じます。変な北風が吹いていないからなのかしら?
山口にいたときのほうが、寒く感じます。家の中はもちろん、外も!山口では、玄関を出た瞬間「寒いっ!!」と感じるのですが、こちらはそうでもない・・・。なぜ?やっぱり、盆地である山口は、底冷えがするのでしょうか。

雪のふる日
玄関を出て 空をながめていると
雪の舞う音がします
しーしーしーしー
すいーすいーすいーすいー

その音は
かわいた私の胸に
ほんわりとしたものを はこんできます

鼻も耳も ほおだって
赤くつめたくなっている
だのに 
なぜだか こころがあったかい
雪の結晶が
胸の奥のさびしさを 氷にかえてしまうよう
いつからか ずっと空いているこころの隙間を
寒さが埋めてくれるよう

このまま外にいようかな
そんなふうに 思うよう


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