ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

送別会・・・

2007年09月19日 | これも自分あれも自分
送別会をしました。
昨年の春に八戸に来てから知り合った方々、二家族と。

一組は、東北で読まれている新聞に掲載された「自費出版した女性」。題材にとても興味がありました。また、転勤して間もなくで、子どもを抱えながらこのように動きの軽い人がいるということに、たいへん興味を抱きました。
本の購入を予約し、取りに伺った時にはすでにお宅に上がり、おしゃべりをさせていただいた方。お付き合いはそれから1年と3ヶ月くらいでしょうか。10月に転勤することになってしまいました。
「となりんち」を立ち上げる時にも、いろいろと相談に乗ってもらい、妻と母とをしながらでも、自分の夢を抱くことやそれに向かって何か行動に移すことは決しておかしなことでなく、普通であるということを確認しあう、とてもいい仲間でした。
なかなか理解されがたい、保守的な国。そんなことも話しました。
彼女には、「となりんち」のお手伝いも頼み、社会福祉士さんらしく、そして彼女の才能そのもので、一人でいる親子に積極的に話しかけてくれ、とても助かりました。

それから、その彼女の紹介で「となりんち」に来てくださった可愛らしい親子さん。彼女たちもまた、転勤してしまいます。
「となりんち」が始まってすぐに来てくださったこの親子さんは、その後もずーっと通ってくださって、赤ちゃんの多い広場の中を、トコトコ歩いて、笑いかけたり、お茶を差し出したり、外へ出てしまったり、たくさんの愛嬌を振りまいてくれました。お母さんは、すみませんと恐縮していましたが、こんないろんな世代がいるという事実を知ってもらうことが、私が広場をしている意味に深く繋がっているのです。
だから、そんなに恐縮がらずに、「大きくなると、こんな風にいろんな人に面倒をみてもらいながら、成長するんです。」って、堂々としていてくれていいんです。
そんな恐縮も、だんだんとこの場に慣れるにつれ、なかなか堂々としてきている姿を見て、最近では「いいぞ、いいぞ!」と心の中でひそかに思っていた矢先の転勤のお話でした。
これからの成長を、間近で拝見できないことはとても残念でなりません。それから、彼女の優しい人柄に触れることが少なくなってしまうことが、とてもとても残念。

私にとってとても大切な人たちと、こんなに早くにお別れすることになるとは、予想していませんでした。

出会う時に 出会うべく人に 出会う

私は出会いには、たくさんの意味があるのだと思っています。
転勤先でもまた新しい出会いが必ず待っていること、そして遠くから応援していることを伝えたいです。
ありがとう、出会い・・・
元気でね!
いつでも、メール、電話待ってます。

また新しい出会いの予感が、びしびしとキテマス。(Mr.○リックか!?)

ホット・ヨガ

2007年09月16日 | これも自分あれも自分
ホット・ヨガというものを体験してみました。
ヨガ自体、したこともないような36歳の女が、突然ホット!?
いやぁ、無謀だったかもしれないとドキドキしながら、足取りも重く「美○ら」という新規オープンのお店へ行きました。

ああ、体験者は私のほかに、可愛らしい若い女の子が二人。
しかも、青森らしい目鼻立ちはっきりとした美人な二人と、これまたぱっちり二重で、「山本モナ」似の講師の方との4人でスタジオに入る羽目になりました

ホットヨガとは、通常のヨガで行う様々な意味のあるポーズや動作を、室温38度湿度60%という蒸し暑い中で行うヨガのことです。
体が温まるため、体がいつもより柔らかくなり、また汗の掻き方が尋常ではありません。これらにより、新陳代謝を促し、冷え性や便秘解消などの効果があるとのこと。これは、私向き!

今回はオープン記念ということで、通常一回2800円のところ、「5回で2500円モニター体験」というチラシを見たので、早速電話をしてみたのです。

お店は、中心街のど真ん中にあるビルの地階。お世辞にもキレイとはいえないその無機質な階段を下りていくと、やはり無機質な廊下が奥へと続いているのにまず目がいきます。そして、ふっと視線に入るガラス戸の向こうには、アジアンな雰囲気の店構えが見えました。お店に入ると、壁や床もすべて濃茶で統一し、籐の照明と、インテリア、そしてアロマの香りで包まれています。案内されて、奥に入ると、プレートのない無表情なドアが並び、一番奥にガラス張りのスタジオが見えました。
キレイなお姉さんたちは、そのスタジオの前に広がるスペースの長いすに腰掛けて、始まるまで待っていました。

モナ先生(という名前ではないのですが・・)がやってきて、説明をしてくださいます。
スタジオに入る前に水を飲み、コップには水をまた入れて、ヨガの最中にも水分を補給すること。
ヨガマットの上にバスタオルを敷くこと。
ヨガの間に無理そうだと思ったら中断してもいいこと。

スタジオに入ると、まっさきに足の裏がものすごく熱く感じ、びっくりしました。岩盤浴の上にいる感じです。
今日はとても蒸し暑い日でしたが、室内はさらに暑く、もわーっとしています。おおお、私の不得意な気候じゃぁないですか!まったくもう、私ったら、よく調べもしないで、安さにばかり目がくらんで、ぜったいにばてそう・・・。不安だらけの私は、もう薄ら笑いを浮かべるので精一杯でした。少しばかりの胸の奥で、大丈夫、ヨガは激しい運動はしないから、大丈夫とつぶやきながら。

ヨガの呼吸法。
ゆっくり鼻から息を吸い、吸った時よりもゆっくりと鼻から息を吐く。
このとき、へその下あたりに手を三角に置いて、そこを意識しながら呼吸していきました。初めは難しい呼吸法も、次第になんとなくできるようになってきます。
そして、体をほぐす、ストレッチ。自分でもなかなかしない、腕の付け根や足の付け根までゆっくりと揉みほぐしていくのは、とても心地のいいものでした。異様に暑い以外は。。。

英雄のポーズとか、蛇のポーズとか、様々なポーズをしていくうちに、その暑さはますます、私の体をホットホットにしていき、滝のように流れる汗は目に入るは、腕はすべるは、足はねばるは???
最後は、屍のポーズといって、仰向けに寝そべった形で、手の平を天井に向けるもの。これが、後ろ全身岩盤浴の中でするポーズなので、初めは眠くなってくるまなこも、どんどんギラギラとしてきて、「は、早くここから出してくれぇ!」状態に・・・。
モナ先生は、照明を落とし、ほぼ薄暗な中に身を置いて、そしてなんとも暑く苦しい中の沈黙は、寂しささえ感じました。ところが突然、
「ああ、お母さんのお腹の中にいるって、こんな感じかなぁ。」と思い始めたのです。お腹の中よりは暑いかもしれないけど、こんな感じなのかもしれない。少し不安、少し期待、ほとんど何にも見えないけれど、気配だけは感じるこの感覚。

そんなことを思いながらも、早くどうにかしてくれぇぇ!寝返りを打ちたいぃぃ!体を少し浮かしたいぃぃ!と切実に訴えておりました。心の中で。
すると、モナ先生の柔らかく少しトーンを落とした声が聞こえてきました。初め、なんて言っているのか聞き取れないほど、頭の中がぼーっとしていたのですが、その声はだんだんとはっきりと聴き取ることができるようになりました。
このとき、「お腹の中にいるときに、優しい声で話しかけられたら嬉しいだろうな。安心するだろうなぁ。」と思ったのです。暗闇の中の不安から、救われるという感覚です。

ホットヨガは無事に終わり、汗だくの私たちは、なんともいわれぬ倦怠感とぐったり感とで、スタジオの外のスペースでぼーっとしていました。汗はなかなか引きません。水を何倍も飲みました。扇風機を背中に感じながら、汗の臭いやらあるかないか分からぬ加齢臭が部屋中に充満してしまうんじゃないかと気になりました。
自分を取り戻すうちに、爽快感に変わっていました。まだまだ余韻に浸りたかったのですが、夫と子どもたちが待っているので、早く帰らねばなりません。さて、現実。


昨日のことでしたが、一日経ってみると、あのお腹の中の赤ちゃんの記憶らしきものがよみがえってきます。そして、思ったのです。
だれしも、期待と不安の中で生きています。赤ちゃんも、私たちも、そして大切な子どもたちだって。そんな揺れる心の中で、一番欲しいもの。それは、優しく包み込むような声。無条件の優しさ、今の自分を受け止めてくれる大きな愛情のような気がしました。
私も、夫も、子どもたちも、祖父母も、周りのいろんな人たちも、みんな欲しいのは、それなんだと、はっきりくっきり体感した「ホットヨガ」。
さて、あと4回!はまりそうです!!

講演を聴いて・・・

2007年09月09日 | 愛ある辛口
昨日は、杉山千佳さんの講演を頷きながら聴いて来ました。
「子育て支援の費用対効果」
「母親の(精神的な)自立支援」
「育児の方法(授乳のしかた、沐浴のしかた、遊び方等)の情報は溢れているが、子どもをどのような人間に育てていくか、子どもの人権を尊重する指針の学びの場や情報が不足している。ほんとは、これこそが大事なのに。」
「子育て家族の問題(ミクロ)から、地域(メゾ)へ、地域から行政・国の施策(マクロ)のことまでつなげて、広げて、考えられる親になるように。自分のこととつながっているのですから。」
等々、心を打つ内容はお見事でした。

講演を聴きながら、自分の活動の課題が見えてきて、その課題の解決策も同時に見えてきて、不思議な講演会でした。
そして、もっとマクロ(国やわが町、我が県の政策、施策、行動計画等)について勉強しなくてはいけないと思い改めました。

今、八戸ではどんな子育て支援をしていますか?その効果は?市民のニーズとは合っているのか?
今後の支援の方向性は?どんな支援を目指していますか?

私たち子育て世代の世代交代は早いです。今生まれた子どもでも、3年すれば幼稚園や保育園に入ろうと思えば入られます。
行政の方へ
その3年を過ぎ去るのを、指をくわえて待っていろと?
嵐のような子育て3年間を、今ある支援と自助努力で乗り越えろと?

子育て中の親へ
3年間指をくわえて待っている?
今ある支援を活用して、時が過ぎるのを待つ?
それとも自分で調べて、自分に何ができるか考えてみる?
「何かお手伝いします!」と言う一言が、社会への参加第一歩のような気がします。そこからあなたは変わるはず。あなた自身と、あなたの周りが変わってくるはず。

こんなことを書きながら、どれを選択するかは自由。
私の役目は、「お手伝いします!」と一声を挙げられる環境作りと、自ら学ぼうと思う風を流すこと。
ミクロからメゾへ、メゾからマクロへ。。。
では具体的にどのように動くかは、これからの課題ですが。

となりんち de ヘンプアクセ

2007年09月05日 | 子育て広場「となりんち」
新しい利用者、そしてリピーターの利用者の方々のおかげで、なんだかとても充実してきた「子育て広場となりんち」です。
活動をサポートしてくれるスタッフのおかげ。
そして、ここに来てくださる可愛らしい子どもたちと、人知れず子育てに頑張っている母親たちのおかげと、感謝して止みません。

そんな、~なんにもしない 親子のつどいの場~も、
どういうものなのかを知ってもらい始めた感が出てきたところで、ちょっとしたコーナーを設けることになりました!!

“ヘンプアクセサリー部”と“ワイヤーアート部”です。

ヘンプとは、麻素材の紐のこと。麻の天然の色(砂の色のような)を始め、ターコイズに染められたヘンプや、これから秋に向けてだと、ボルドーとかこげ茶とかに染められたヘンプが、手芸屋さんにはたくさん並んでいます。
今では、指南書もたくさん出ていて、どれにしようか迷うほどです。関連ブログも、たくさん存在していました。

ワイヤーは、ワイヤーアート用のワイヤーで、色はシルバーよりもこげ茶色なんかを使用して、スプーンやフォークの形にしたり、カゴを作ってみたりと、素敵なインテリアになる手作り品です。

来週は、とりあえず“ヘンプアクセサリー部”が始動します。
・・・といっても、一応教えてくださる方(となりんち利用者のママさんです!)がいるにはいるけれど、子どもを見つつ、アドバイスしつつの、ゆる~い感じの部活?です。場所も、「となりんち」の会場と同じ空間で、隅っこにテーブルを出して、希望者だけが作ってみる、という形です。
肩肘張らず、託児もせず、子どもを見ながらなので、少し戸惑う場面もあるかもしれませんが、私他、スタッフが参加者の子どもを見ながら、部活動を応援したいと思っています。

日常生活で使う左脳とは違った、右脳を使った手仕事に、きっとはまるはずです。家で一人でするのもいいけれど、みんなでおしゃべりしながらの手仕事は、きっとリフレッシュできるはずです。

材料費のみ、実費です。
作成するものによって変わってきますが、来週作るストラップ(直線)は100円くらいの負担だと思います。

“ヘンプアクセサリー部”活動は、隔週金曜日。
今月は、来週と再々来週となる予定。
基本→発展→高度になっていくといいですね!

杉山千佳さんより、返信が・・・!!!

2007年09月05日 | これも自分あれも自分
山口の友人が、杉山さんに私のここに書いた杉山氏観等をメールしてくれていました。
な、なんと、その返信が!!!
友人を介してご返事が来たので、ご紹介します。
まだ行こうか迷っている人も、ここで新しい出会いや発見があるかもしれないという賭け、してみませんか?


杉山千佳さんより~転送~

メールありがとうございました!!

そうなのです、来週、秋田
(この前の協働フォーラムの続きで、
県主催の研修会)青森と行くのです。

各地オーダーが微妙に違うので、
おおわくのはなしをする場所あり、
実践のための話とワークの場ありで、
こちらもわくわくしています。

ご存知のように、「恐れ多く」は、
あまりなくて(笑)、わたしは早く楽に
なりたいので、若い人にもっともっと
出てきてもらいたいのです。

なので、当日はぜひ、
遠慮せず声をかけてくださいとお伝えください。

講演後、交流会のようなものが
あるそうなので、お時間が許せば、
そちらもぜひ来てください。

また、まだ参加者に余裕がありそうなので、
お声をかけてみてください。

今回は、子育て支援者だけでなく、
子育て中の人も対象ということ
だったので、杉山には珍しく、
「お母さん向け」の話も用意しました
(あまり恐くないですので)。
で、支援者向けにつなげるので、結構
もりだくさんだと思います。

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