ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

映画「ぼくは うみが みたくなりました」

2010年09月10日 | 観劇・読書・感想記
観てきました。

自閉症の青年を主人公にした映画です。

原作の『ぼくはうみがみたくなりました』は、自閉症児・大輝(ヒロキ)君の父親である脚本家・山下久仁明氏が「一人でも多くの人たちに自閉症のことを知って欲しい」という想いから2002年に書き下ろした小説だそうです。

その後、映画化を企画し、インターネットで制作費のカンパを呼びかけた矢先の2006年3月、山下氏は中学を卒業したばかりの大輝君を事故で失ってしまいます。その3年後、全国の賛同者1,000人以上からの寄付金をもとに、2009年の春、ついに映画が完成したということです。

そんな、とてもとても大きなものを背負った映画を、

このたび友人からのお誘いで、観ることができました。


以前から、この原作本を映画化したい!という思いで、資金を集めたり、ネットで呼びかけていることは知っていたので、楽しみにしていました。

「ぼくはうみがみたくなりました」
観ている最中、自分の中から突然湧き上がる想いが、涙となって流れていきました。

「ありがとう ありがとう」と

いろんな人に感謝をしたくなりました。

「だいすき だいすき」と

いろんな人にハグしたくなりました。


隣で観ている友人の、左手を、思わず握り締めたくなりました。

びっくりすると思って、触れませんでしたが。

涙がとめどなく溢れると思って、握りませんでしたが。


観終わったあと、やっぱり心からあったかいものが溢れ出てきました。

惜しくも、今日の20:00が最終上映です。

また観たいです。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
観たよ (マッキー)
2010-12-14 23:31:37
久しぶり!


先週こちらでも上映会があったので
観てきたよ。

うん、いい映画だった。

響いてる。
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Unknown (あゆみ)
2010-12-15 23:46:21
うんうん。

いい映画だった。。。

誰もが、ありのままを生きていることを

受け止めることができる人が増えたら

いいですよね
返信する

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