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今回のシーサチャナライ訪問で入手した骨董を紹介します。
過去ブログ「最近見たオークション出品の東南アジア古陶磁器」でも紹介した交趾焼の鳥形水注です。
その後もネットオークションには同形の鳥形水注が出展されていたので、参考品として入手しました。
全長18.1cm、全高15.1cm、最大幅9.2cm、底寸法は8.4cm X 5.6cmの低温焼成品で叩くと鈍い音がします。出土はタークのドイ・ムス(トワイルアン村)です。
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本品も真贋は不明ですが出所ははっきりしています。興味があれば度々ネットオークションに出展される類似品と比較してください。
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長引くコロナの影響で海外から来訪者が途絶えて骨董業界も瀕死の状態です。骨董商も非売品として手許に残していた一品まで手放すようになりました。
そこで、彼らが大切にしていた塼仏を引き継ぐことにしました。
「プラ・カンペーン・ハローイ(500)」と呼ばれる五十五仏の塼仏です。スコータイ窯で焼かれ、ワット・プラ・パーイルワン出土です。コ・ノーイ窯で焼かれた塼仏と比較すると手取りは軽いです。
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縦13.4cm、幅10.0cm、最大厚み0.6cm、147g
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縦15.5cm、幅12.0cm、最大厚み1.2cm、240g
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コ・ノーイ窯で焼成された五十五仏の塼仏です。
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縦14.7cm、幅10.6cm、最大厚み1.0cm、258g
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ゴップ・ナム・オイ
直径7.0cm、最大厚み1.5cm、64g
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シーサチャナライ窯で焼成された塼仏はワット・パヤ・ダム出土です。
ちなみに、シーサチャナライでは「ワット・パヤ・ダム」、スコータイでは「ワット・プラ・パーイルワン」はいずれも都城跡から距離があり、人気の無い荒廃した最大規模の寺院遺跡で、出土場所のブランド名のようなものです。出所不明な塼仏は全てワット・パヤ・ダム、ワット・プラ・パーイルワンで通じるようです。
今回の訪問で2個の紡錘を貰ってきました。これも骨董商がなかなか手放さなかった貴重品(?)です。灰釉掛けの紡錘は各地で出土しますが、白釉褐彩は未だ見たことがありません。骨董商の特注品で新作です。
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鉄絵青磁長頸瓶に秋を感じようと芒に見立てて檸檬茅そして紫素芯花、扶桑花を生けてみました。花の名前を漢字にこだわってみましたが、全く理解できません(笑)。
檸檬茅は別名檸檬草でタイ料理のトム・ヤム・クンには必ず入っているハーブのレモングラスです。この香りで蚊が寄りつかない、と聞いてベランダでたくさん栽培していますが、全く効果がありません。
紫素芯花は紫蘇芯花とも書いてムラサキソシンカと読みます。別名、紫木椀樹(ムラサキモクワンジュ)または、ハート形の葉が羊の蹄に似ることから羊蹄木と呼ばれます。
「ハイビスカス」とはフヨウ属の総称で、品種改良で5,000種以上が存在するそうです。原種の赤色の花をブッソウゲ類「Hibiscus rosa/sinensis L」とし、写真の生けた淡いオレンジ色のハイビスカスの形をした花は種名を特定できなく「Hibiscus sp.」として扱われます。タイでは全て「チャバー」ですが。
背景の布は蝶々撮りによく通ったチャイヤプームの国道225号線沿いにあるバーンクワーオ村のマットミーです。