の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

ろうそく祭り(カオ・パンサー)1

2014年08月27日 | ナコーン・ラーチャシーマ
■陰暦8月の満月の日、今年は7月11日(金曜日)が「アサラハ・ブチャー」(三宝節)、悟りを開いたお釈迦様が鹿野苑ではじめて5人の弟子に説法をし、「仏、法、僧」の三宝が揃った日。翌12日(土曜日)は「カオ・パンサー」(入安居)で僧が雨期の三カ月間を寺院に籠り修行に入る日です。
僧が修行中に灯りを欠かすことがないよう、信者はお寺に蝋燭を寄進します。
イーサンでは蜜蝋で飾り付けた大きな蝋燭の山車が各地でパレードします。
タイの東端、ウボン・ラーチャターニーで催される「ろうそく祭り」の規模が一番大きくて有名です。
今年はナコーン・ラーチャシーマー(コラート)の「ろうそく祭り」に行ってきました。

■バンコクからコラートまで270km、と距離も近く夕方までに到着すればよいと言う余裕から、午前8時に出発。
12日のカオ・パンサーは祝日で土曜日と重なっているため、月曜日が振替休日の4連休になって、帰省する車両で道路は大渋滞です。
午前11時10分になってもバンコクから78kmの国道1号線です。
いつもこの像を横目に走りますが、修行僧の姿から寺院だと思い込んでいました。渋滞でじっくり見れば「トゥーン・ブアチョーム水上マーケット」とあります。
最近は、各地の川や運河沿いに残っている、100年程経った商店街が改装されて水上マーケットととして再生、観光客を集めています。また、観光客目当てに新しく水上マーケットとして作られる所もあります。
「トゥーン・ブアチョーム水上マーケット」は後者で、池の周りに商店を並べた、国道沿いのパーキング・エリア的な施設です。

バンコクからまだ78kmの距離です。この先のサラブリーを超えてからの渋滞が想像つきません。
まずはここで休憩することにします。





扱っている商品は、これと言って特徴のあるものは無いようです。

トイレです。使用料5バーツです。

これはダイハツ・ミゼット、日本製です。











郵便ポスト、古いテレビやラジオを売っています。
そういえば、何年か前にパナ社製のテレビを9800バーツで買い、会社の食堂に設置したのですが、6か月もしないうちに画面が映らなくなってしまいました。パナ社のサービスセンターに送ると「テレビの中に鳥が巣を作っているので無償修理はできない。」「もし、修理をするなら9600バーツの修理代になる。」との回答。鳥の巣と一緒に返却を要求、当然ながら「鳥の巣は捨てた。」とのことですが、いつまで待ってもテレビは返却はされず、従業員が引き取りに行き、皆で騒いでいます。テレビには鳥どころかゴキブリすら通るのが困難なスリットしか開いておらず、いくら有償にしたい口実でも「鳥の巣」とはよくぞ言ったものである。
これもパナ社が宣伝する「生きるためのアイデア」かなと思っています。
いつまで経っても返却されなかったのも、こちらが放棄した時に転売するのだろうと言うのが従業員の意見でした。結局そのテレビは欲しいと言う従業員が持ち帰り、数百バーツで町の修理屋で直したそうです。
それ以降パナ社の製品は購入しないことにしたのですが、日系企業でもタイに来るとこの程度の対応しかしないのが不思議です。




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午後1時36分、サラブリーの国道2号線、登坂路です。予想通りの大渋滞中。

結局、午後4時28分にナコーン・ラーチャシーマーの旧市街に到着です。

蜜蝋の山車が国道2号線からろうそく祭り会場のあるチュンポン通りへ入って行くところです。

まずはホテルを探します。ナイトバザール近くで「ターオ・スラナーリー像ん」まで600m程東に建つ「チョムスラーン・ホテル」、一泊800バーツ、朝食が40バーツです。2泊します。

7階の部屋から見るコラートの風景です。

荷物を置いて会場へ向かいます。

チュンポン門です。門の向うが広場で、中央に「ターオ・スラナーリー」が立っています。

タイの4大女傑のひとり、「ターオ・スラナーリー像」にお参りです。
ナコーン・ラーチャシーマーの副領主の婦人で、1826年ビエンチャン王国のアヌウォン王の反乱で、領主、副領主が転戦で不在中にバンコクを襲撃するラオ軍の進攻を阻止、撃退した女性です。

空は今にも泣きそうです。

カメラの前でインタビューに答えていた人を写しました。たくさんの警官が警備をしていましたからそれなりの地位の方です。

暗くなるまでに「ターオ・スラナーリー」の祀られた広場を取巻く道路上に停められている蜜蝋の山車を見て回ることにします。

蜜蝋細工の題材は仏伝図や仏陀の前世物語、本生譚が多いようです。
この彫刻は太子の出城です。太子が乗る馬の蹄の音を消すためヤクシーが馬の足を持つのですが、ここでは天女が支えています。







































この山車は、まだまだ貼り付ける蜜蝋片がたくさん残っています。

太子誕生の横を進む山車があります。



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