の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

朝のクウェー川鉄橋

2015年02月06日 | カンチャナブリー

午前7時、朝食前の散歩がてらにクウェー川鉄橋まで来ました。早朝の人がいない鉄橋を撮影しようと思ったのですが・・・。

鉄橋の横に泰緬鉄道50周年を記念したプレートがあります。立体地図には、谷間をぬうようにビルマまで敷かれた鉄道のコースが示されています。
ドヴァラヴァティー時代からの交易路と一致するようです。
プレートには工事によって犠牲となった東南アジアの労務者、戦争捕虜、日本軍将兵の人数も記されています。別名「死の鉄道」と呼ばれるように多大な犠牲者をだしました。

托鉢に回る僧侶です。その向こうがクウェー川鉄橋駅です。

早朝からたくさんの人が来ています。

鉄橋の隣には、地元住民や環境団体から歴史的景観を壊すとして建設反対運動が起り、テレビ、新聞などで報道された中国寺院が2010年に強引に建設されました。







クウェー川鉄橋駅です。





当駅発着の時刻表です。一日3往復です。土日はバンコクからの団体列車が走っています。
*****

午前8時17分、ホテルに戻り朝食です。



朝食後は、川辺の席でコーヒーを飲みながら今日の予定を考えます。

川上の山並みは石灰岩の奇岩が多く、たくさんの鍾乳洞があります。その山のどこかに終戦間近の日本軍が莫大な軍資金を埋めたそうです。
昨年4月には、国立公園内で1ヶ月以上にわたり、無許可で高さ1mから2m、深さ30mにもなる横穴を掘削していた4人組が、通報を受けた森林保護局の職員に逮捕されています。彼らは日本軍の埋めた財宝を探すため日当350バーツで雇われた穴掘り作業員だったようです。
少し古い話では2001年にカンチャナブリの山中で2500トンの財宝発見、というガセネタでタクシン首相がヘリコプターで発掘現場まで駆けつけ、アメリカ企業の地質探査衛星をチャーターするなどの念の入れよう。テレビも発掘作業の進展を連日報道、そして「これはタイ国民のもの」と日本を意識した所有権の主張していました。結局はアメリカのニセ債券という騒動が起きています。
カンチャナブリでは定期的に日本軍の埋蔵金騒動が起きますが、山を見ていると険しくて人を容易に寄せ付けない威容と神秘性によるものかなとも思います。

そういえば、昨年はパッタルンの畑から黄金プレートが発見され、近隣の住民が大挙して他人の畑を掘り起こしているのをテレビが放映していました。百枚ほどの黄金プレートや多くの金製品が発掘されたようで、掘り当てた人は笑顔でテレビに映っていました。
この時も黄金プレートに漢字が押されていたことで、日本軍の隠し財産だと言われましたが、調査の結果は南宋時代の「金葉」と呼ばれる貿易用通貨で芸術局が返還を呼び掛けていました。

木の上では2匹のリスがじゃれ合って(?)います。









午前9時30分にチェック・アウト、約42km離れた11世紀から13世紀に栄えたクメール遺跡「プラサート・ムアン・シン」へ向かいます。



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