懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

ザハロワ、ウヴァーロフ、ボリショイバレエ「白鳥の湖」とか

2008-12-07 02:20:08 | バレエ
5日、東京文化会館。

バレエ界のスターコンビの踊る、グリゴローヴィチ版「白鳥の湖」を見た。

素晴らしかった。

しばらく、他に何も見たくない、何もしたくないほど、感動した。

チャイコフスキーの音楽の素晴らしさを、オケは100%表現はしてなかったが、偉大な芸術家の芸術を、損ねるほど酷くはなくて、ほっとした。
最後は、ずいぶん聴かせていた。

キャノンCMでおなじみのザハロワは、ベストパートナーのウヴァーロフと踊る時が一番美しい。

作品は骨太で、従来のおとぎ話の白鳥と違っていて、なんとも新鮮な芸術性を湛えていた。

ウヴァーロフの深い解釈には、その知性に驚かされた。

今日、土曜は、夜のプリマ、アレクサンドロワより、昼のアントーニチェワの方が良かったと聞いた。ザハロワと違うオデットも見たかったのが、来週の仕事を思うと、あそんでばかりもいられず、断念した。

知人は、ナチョ・ドゥアトの「ロミオとジュリエット」に最高の感動をもらったそう。そう言われると、行きたくなるのが情けない。

別の知人は、シュツットガルトバレエ「オネーギン」に、いたく感動していた。
この2公演は、行くつもりだったが、仕事もあって断念した。

見たいイベントが幾つかあっても、生活もあるし、体力もない。
どれかを選ばねばならない。
きっと、ナチョは良かったんだろう。選んでしまった現実があり、自分には、ザハロワ、ウヴァーロフの「白鳥」の素晴らしさを反芻するしか、ない。

でも、ほんとは、他も見たくて、本気で、インフルエンザになったことにして、仕事休もうかと一瞬血迷った。しなくてよかったか、すればよかったかは、年末休暇にならないと、わかりそうもない。されど仕事・・・。


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